１０：４９ では、横堂の方へ行ってみましょう！
Ｙさんが下り初めてからも
もうちょっとだけ 西側の景色を眺めてみる。
今日、こんな景色を眺めることができて良かったなぁ。
と思いながら日本海側の景色を眺めて
私も 横堂の方へ。 
Ａさんが滑った跡。
私なら怖くて行けない場所だけど、
大ベテランのＡさん、さすが。
うねうねした雪の上を歩いていく。
振り返って見る。 
クリームみたい。( ´艸｀)
「ここから どうしますか？」
と、少年のような表情になったＹさんが私に訊いた。
「もう少し 行ってみたいです～！」
「行きましょう！！」
Ｙさんは、うれしそうに急斜面を下って行った。
その先には、先行のＨさんたちのトレースが続いていた。
無雪期は ここを直進して行く。
雪が少なかった一昨年末は、右斜面をトラバースしていった。
積雪量など、雪の状況を見て歩くところを探しながら。
この日は Ｈさんたちのトレースを使わせていただいて、
いったん写真右の尾根に上がってから
左の斜面へと登っていく。
ドライフラワーになったツルアジサイのたちが
雪の帽子をかぶってる。( ´艸｀)
向こうの尾根まで あと少し。
この尾根には、大きなブナが けっこうある。
ちょっと急な尾根だけど・・・
ワクワクしながら登っていく。
東側、木々の向こうに高原ラインが見えた。 
青空に向かってのびてるブナたち、いいなぁ～。 
さあ、ここからいったん下って、
向こう側の斜面へ登り返すよ～。 
途中で 歩いてきた方を振り返ると・・・
木々の奥に鳳来山が見えた。 
「ブナ、きれいだな～」
と見上げて眺めているＹさん。
うっすら雪がついたブナたちの美しさにワクワクしているので、
急な登りも苦にならない。( ´艸｀)
（ トレースがあるおかげなんだけど。）
振り返って見る、いや・・・見下ろす。 
次の尾根に上がる。
「おっ！ あそこを登れば 大地に上がるんじゃないですか？
せっかくだから行きましょう！」
と私が言うと、
「はい、行きましょ～！」
とＹさん。
ここまで来たら、
台地に上がったあたりのブナ林を歩きたいよね～！
歩いてきた方を振り返って見る。
方向が変わり、木々の影を踏みながら登っていく。
来ました、急なポイント。 
西側をぎりぎりに登る夏道でなく、
トレースは東側から登っていってる。
先行の方たち、ここをよく登りましたね～。(;^ω^)
ありがとうございます！！
初めて残雪期に滝ノ小屋まで登った時、
この辺りで 木々の枝につかまりながらやっと登ったんだっけ。(;^ω^)
朝 歩いていた辺りが 下の方に見えた。
登ってきたところを振り返って見る。
こういうの、ワクワクするんだよね～。
！！！
ストックをさしたら、下の方が見えてるじゃないの。(;^ω^)
ワクワクだけじゃなく ドキドキもしながら登る。
もう ひと登り。
ウサギさん、
この辺では 沈みながら歩いて行ったようですな。 
２つの急坂を登り切りましたね～。 
登ってきた方を もう一度振り返って
台地の方へ進んだ。
ここからは なだらかな傾斜のブナ林が続く。 
そして・・・
木々の奥には 真っ白な外輪が見える。
『一本杉』が見えてきた。
１１：５５ 『一本杉』に到着。
ここまで来ることができて、良かったですね～！
・・・ということで、
美しいブナ林を眺めながら昼食休憩。
・・・⑤へ続く・・・
