ブナ林の中にポツンと立っている大きな杉。
急坂を登って台地に上がってきて この木が見えると
ホッとする。
ウサギさん、この下を走っていったね。( ´艸`)
一本杉の周りを1周して眺めたところで、昼食休憩。
この日は🍙とカップラーメンで。
「今 何時ですか?」
とYさんに訊かれ
「12時15分です」
と答える。
木々の間からは 真っ白な外輪が見えている。
トレースを使わせていただいて
外輪が見えるところまで行ってみたい気持ちになっていた。
あと1時間、進めるところまで進んでみようということになった。
12:16 『一本杉』から歩き出した。
Yさんのペースが 急に速くなった!
昼食を食べてエネルギーを補給したし・・・
外輪が見える所まで行きたいですしね! \(^o^)/
『一本杉』をもう一度振り返って見て、
私も歩き出した。
子どものシカだろうか?
東側から トコトコ歩いてきたようだ。
「バテバテだぁ・・・」
と 鳳来山の手前で おっしゃってたのがウソのように、
どんどん登っていくYさん。
ゆるやかに、でも じわじわと 登っていく。
見上げた空には、白い雲が西から次々と流れてきていた。
でも、まだ天気が崩れそうな感じではない。ダイジョウブ。
雪が降ると、夏道が雪で埋まるし 枝がかぶさるし・・・。
歩きやすいところを探しながら登っていく。
この日は、Hさんが付けて下さったものらしいピンクリボンがあったし、
トレースがあったので 歩きやすかった。
本当にありがたい。
少しずつ少しずつ外輪がハッキリしてくる。
ズーム。
もう少し見える所まで行きたい。
ズーム。
開けたところに来た。
しばし立ち止まって 真っ白な外輪を眺め・・・
もう少し行ってみよう!・・・と、また歩き出す。向こうから人の話し声が聞こえたと思ったら・・・
この日 トレースを付けて下さったHさんたち3人だった。
滝ノ小屋まで行ってきたそう。
Hさんと一緒に下ってきた方たちは RKさんとKさんとおっしゃるそうで、
この日 初対面だった3人は、一緒にラッセルしながら登ったのだという。
すっかり意気投合している感じだった。( ´艸`)
RKさんは
「ホントは月山森まで行きたかったんですけど、止めました」
と、残念そうにおっしゃった。
河原宿から上の方は 遠くからでも雪煙が上がっているのが見え、
かなりの強風なんだろうなと思っていたけど、
やっぱり ものすごい風だったようだ。
3人のトレースのおかげで ここまで登ってくることができたことを伝え、
お礼を言って・・・
再び歩き出した。
東側は切れ落ちた斜面。
下ってきた3人と別れて再び歩き出した時点で 13時。
折り返しの予定時刻になっていた。
でも、ここまで来たのだから、
外輪がハッキリ見えるところで見たい。
「あぁ・・・ここから トレースが いったん下っているなぁ」
と Yさん。
「もう この辺で、東側に上がりましょう!」
と 私。
「うん、そうしましょう」
そして 見えた景色は・・・
\(^o^)/ \(^o^)/ \(^o^)/
\(^o^)/ \(^o^)/ \(^o^)/
ここは、東物見に近い辺りだろうか。
見たかった景色!
マカロンみたいな雪庇が続いてる・・・。( ´艸`)
東側斜面の、雪が吹き付けられた木々もスゴイなぁ・・・。
あ、車道終点の建物も見えるぞ。
傘雲も形が どんどん変わっていく。
「こんな天気の時に ここまで来ることができて良かったなぁ・・・」
と思いながら 真っ白な外輪や マカロンみたいな雪庇や 東側の景色を眺めた。
・・・⑥へ続く・・・