ブナの林に入ると、
ガンちゃんさんのトレースが 登りの時より東側を進んでいた。
東寄りに行くと 沢地形を挟んだ尾根の方へ下る。
どの辺りで もとの道へ戻るんだろう?
ベテランのガンちゃんさんが下って行かれた道が気になって、
トレースを辿らせていただくことにした。
逆光のブナ林も美しい。
ガンちゃんさんも、
ワクワクしながら この景色の中を下られたんだろうな・・・。
こんなし~んと静かな林の中を独りで歩いていると、
自分の気持ちもし~んと静かになる。
時々 振り返って見ながら。
登りの時は、あっちの方を歩いたんだ。
ブナたちの幹もウネウネ。
影もウネウネ。
ガンちゃんさんのトレースは、
この辺りから西側へ向きを変えていた。
おお、『限界杉』のところでしたか。
向こう側へ渡る途中、北側を見ると・・・
真っ白な外輪が少し見えた。
登りの時のトレース。
なるほど~と思いながら、今 来た方を振り返る。
14:21
登りでは ここで杉の木を眺めながら一休みしたけど、
下りは、ちょっと眺めて・・・
進む。
振り返ると、木々の向こうに真っ白な外輪がある。
Yさんは今頃どんな景色を眺めてるかな~と思いながら
何度も何度も振り返り・・・
台地の端までやって来た。
雪質が変わってきて、少しずつ重くなってきている。
ここから2か所ある急坂は どんな状況なのかな。
登りの時より 少し重くなった雪の上を
ザクザク歩く。
遠くの景色や 少し先にある雪庇をチラチラ見つつ・・・
下って・・・
1つ目の急坂を下り終えた。
問題は、この先の急坂。
振り返ると、ここからも外輪が見えた。
ズーム。
あの外輪に上がってみたかったなぁ・・・。
いつまでも引きずっていないで、
さぁ、横堂への急坂を下るよ!
ワカンは無い方が良いので、急坂の手前で外した。
ガンちゃんさんのトレースも ツボ足になっていた。
ガンちゃんさんが付けた足跡をありがたく使わせていただきながら・・・
細いけど強い木々に助けてもらいながら・・・
足の置き場を よく見ながら・・・
下った。
急坂を下り終わって、振り返って見る。
雪庇の尾根を歩いて あの鳳来山へ。
雪庇の尾根の先は、鳳来山へのちょっとした登り。
波打つクリーム?みたいな・・・。( ´艸`)
14:55 鳳来山山頂。
景色が良く見えるようになった西側の・・・
毎度 撮ってしまう斜面を撮り・・・
また下る。
ここからも 外輪が見えた。
鳳来山からの急な下り。
途中 雪面がガリガリしたところで 1度尻もち。
(「怖いよ~」と思いながら下ると、腰がひけて後傾になって
慎重に下ったわりに転ぶことあり。(;^ω^) )
大きなブナの尾根道をずんずん歩く。(この日は走らず)
あっという間に遠くなった台地や鳳来山を振り返り・・・
さらに下る。
こっちから見ると こんなハデハデ。
反対側は 地衣類のついたフツーの?樹皮。
その中間。
ウリ坊みたいな樹皮だから、ウリハダカエデだろうか?
また 夏道とは違うところを歩いているガンちゃんさんのトレースを
辿らせていただくことに。
この辺りから 雪にズボズボ埋まるようになったので、
ワカンを装着。
15:33 南高ヒュッテ。
入り口に網を取り付けたのは Hさんでしょうか。
煙突から煙が立ち上る南高ヒュッテで
いつか まったり休憩させていただこう。」( ´艸`)
水場(目印のロープあり)のある沢を渡り・・・
そこから先は ズンズン下って・・・
ズンズン・・・
ズンズン・・・
ズンズン・・・
ズンズン・・・
15:50 開拓登山口に到着。
暗くなる前に下山することができて良かった。
帰り道で見た鳥海山。
「あ~あ・・・ホントは あっちに泊まる予定だったのにな・・・」
と、また思う。
しかたないんだけどね。( ノД`)
無事に滝ノ小屋まで行ってくることができて良かったなぁ・・・
と思いつつ、悔しさと残念な気持ちも大きいモヤモヤ状態で帰宅。(;^ω^)
ま、こんな時もあるよね。