「先に行ってま~す!」
Yさんに言って 鳳来山山頂から横堂の方へ歩き出した。
( しょっちゅう立ち止まるから、すぐYさんに追いつかれるだろう。)
鳳来山山頂の方を振り返ると・・・
東側に、
雪庇に飲み込まれそうな 細い木が。
雪面が波のようにうねっている。
12月末に来た時は
ここから いったん下って 向こうの尾根を登って行ったけど・・・
今回は 雪庇が崩れていたりするから、
向こうへは行かずに 正面の急坂を登ることになるかな?
・・・と思っていると、
やはりYさん、正面の急坂の方へと登って行った。
急坂にかかったYさんの後ろにいて、
まだ雪庇を撮っている私。(;^ω^)
風が吹いてくる西側斜面の木々には 雪がついていなくて、
尾根を越えた東側斜面の木々には 雪がたくさんついている。
この前 歩いた尾根のブナの木々にも 雪がついてる。
先に急坂を登り始めていたYさん、
やはりスノーシューを外すとのことで・・・
途中から 私が先に登ることに。
場所によって 固くなっていたり ズボズボだったりの 急斜面。
ドキドキしつつ 先行者のトレースを使わせていただいたり、
自分の登りやすい場所を探したりしながら
木々の枝にも つかまったりしながら 登った。
一番急なところを登ったところで 振り返って見る。
鳳来山が 低くなって見える。(;^ω^)
下る頃には、この急坂は どんな状態になってるかなぁ・・・。(;^ω^)
東側に目を向けると こんな感じ。
小屋泊の重いザックを背負ったYさんは、
私より ずっと大変。
急坂を登り切ったところから 東側を見る。
前回は こっちの方から登って来たんだ。
さあ、もう一つ、向こうに見える坂を登れば
台地に上がるぞ。
あれ? 雪庇のすぐ下にトレースがある?!
・・・と驚いてよく見たら、
ウサギさんの足跡だった。
尾根の右側と左側で 木々の様子が違うのが
やっぱりオモシロイ。
さあ、2つ目の急坂だよ~。
でも・・・
さっきの1つ目の急坂に比べたら・・・
まだ登りやすい方ではないかな。(;^ω^)
右手斜面には、雪の重みでうつむいた木々が。
おお。覗き込んでみたら、けっこう深い・・・。(;^ω^)
坂の途中で 振り返って見る。
さあ、あと少し。
ここを登り切れば・・・。
枝が氷で包まれているように見える。
やった。台地に上がったぞ! \(^o^)/
うわ・・・いい感じだぁ・・・。
木の様子からすると、
かなり強い風雪が吹き込んだようだ。
夜の間に 強烈な風雪が西側から吹き込んできた様子を想像してみる。
いや、私の想像をはるかに超えているんだろうな。
そのおかげで?
美しい景色に出会うことができているんだなぁ・・・。
西側見るのと 東側を見るのとでは
木々への雪の付き方が違うので 景色が違う。
ボキッと折れている木がある。
折れてから それほど立っていない感じ。
振り返ると・・・
先行者の足跡と、私たちの足跡と、テンさんの足跡。
ピンクテープの下にぶら下がった氷が
ピンク色に見えた。( ´艸`)
この辺のブナたち、クネクネしてる。
かなりの強風を受けるのかな・・・。
クネクネのブナ、影もクネクネ。
あ!
ブナ林に見とれてキョロキョロしながら歩いているうちに、
『限界杉』のところに来たぞ。
・・・④へ続く・・・