これから歩いていく道の先が真っ白。
何度も歩いている道でも、
先が見えないのは やっぱりちょっと不安な感じ。
真っ白だった東側のガスの中に
突然 鍋森の上部分が現れてビックリ。
オクキタアザミ。
上からも見てみる。
ギボウシとオヤマリンドウの組み合わせが
何だか気になって撮ってみた。
横から観るとこんな感じ。
長坂道T字分岐から御浜に向かう途中に
オクキタアザミが たくさん咲いていた。
岩峰の方を ふり返って見る。
このアザミも たくさん咲いていた。
鳥海山には 何種類のアザミが咲いているんだろう。
ニッコウキスゲの実?
オトギリソウの実?
またまた オクキタアザミ。
ハクサンシャジンも 実を付けていた。
ガスが晴れれば、
ここに 鳥海湖が見えてるはず。
向こうのガスの中から 登山者が談笑する声が聞こえてきた。
御浜に近づいてきたらしい。
御浜まで行くと人がいっぱいいるかもしれないから
あそこに見える大きな石の所で休憩していこう。
久しぶりの組み合わせ。
草豆大福は、道の駅『フラット』の向かいのコンビニで買った
豆がたっぷり入ったこの店特製の大福もち。
食べごたえアリ。
コーヒーとの組み合わせ◎(私個人の感想)。
鳥海湖側を覗くと、
斜面の下の方に 小さくなった雪渓あり。
休憩した大きな石の方を振り返る。
あの大きな石、噴火した時に飛んできたんだろうか。
少し歩くと、
キンコウカが群生している所があった。
黄葉し始めた草の中に咲くキンコウカも いいな。
・・・と、
鳥海湖が見えた!
水量が だいぶ少なくなっているみたい。
この前は 鳥海湖に流れ込む水の音がジャージャー聞こえていたけど
この日は 聞こえなかった。
ハクサンイチゲ。
力強く咲いている花の下に、
紫色を帯びたつぼみが控えている。
御浜に到着。
今までよく見ていなかったけど、
御浜小屋って、こ~んな大きな石?のそばに建っていたんだなぁ。
売店で売っているものの『その他』って何だろう?
新しいトイレは、ここまでできてきた。
住み込みで工事されている方々、お疲れさまです!
『御浜の鐘』
この部分の鳥は、何の鳥だろう?
これは、何の花だろう?
6月下旬に初小屋泊させてもらった御浜小屋。
またいつかお世話になることがあるかもしれない。
御浜からは 石畳の道を下る。
北側は 黄葉し始めた草原。
ケルン1
ケルン2
ケルン3
苔の生えた石を積んであるな。
赤い実をこんなに付けているのに折れないゴゼンタチバナの茎、
あんなに細いのに スゴイなぁ。
ゆっくのんびり歩いて賽ノ河原まで行くと、
長坂道ですれ違ったSさんたち女性4人グループが 休憩中だった。
私を見たSさんが
「 あ! 今『女子会』してるから一緒にいかが?」
と声を掛けて下さったので、
「 では、『女子会』におじゃましま~す!」
と ご一緒させていただくことに。
おやつをいただきながら しばしお喋り。
女子会の皆さんが再び歩き出すのと一緒に
私も歩き出した。
だんだん 時間が気になってきた私。
皆さんに挨拶して、スピードアップ!
大きな石が三つ並んでるところで立ち止まった以外は、
小走りで下った。
久々のトレイルランニング。
お腹に重心を置いて
できるだけ余計な力を抜いて
石畳に足をフワッと置くようにしながら走り下りる感覚が気持ちよく、
その感覚を楽しみながら どんどん下って・・・
賽ノ河原から20分ほどで 展望台の所へ。
薄紫色の花を咲かせていたクガイソウは、
今は茶色。
鉾立に下山した時には、
向こうが真っ白だった。
ふり返ると、
山頂方向は もちろん この通り。
鳥海ブルーラインを下りながら
日本海の黒い影が気になっていた。
雲の影かな?
大平山荘のわきの駐車場に車を停め、
見晴らしの良い展望台に上がって見た。
上の方は 真っ白で肌寒かったけど、
下界は 晴れて暑かったんだな。
雲の隙間から差し込む光の筋が見える。
大平山荘の後ろに見えるはずの鳥海山の方を ふり返って見る。
すぐ近くで、スマホで動画を撮りながら声も入れている方がいた。
「私は今、標高1000mのところにいます。
佐賀でいうと剣が峰と同じ高さです。
ここは秋田県。
向こうに見えるのは 新潟県の平野です。」
・・・さ、佐賀!
私に気づいたその方、
「 間違っちゃいました! (^▽^;)
向こうは 新潟じゃなく山形県でしたね。」
・・・と、私に向かって独り言?
「 私は今、標高1000mの所にいます。・・・」
撮り直しのようだ。
酒田まで来たところで 信号待ちの時にパチリ。
さっきまで あの雲の中にいたんだな~。
予想より早くガスがかかってしまい、
笙ヶ岳からの景色を眺めることができなくて残念だったけど、
秋に向かっている山を感じながら歩くことができた。
次に鳥海山を歩くときには
さらに 季節が秋に向かっているんだろうな。