御浜小屋のそばを通って行ってみると・・・
登山口をスタートした時には 御浜の方はガスで真っ白だったけど、
鳥海湖が見えるくらいに ガスが取れてきていた。
このまま 向こうの景色も見えるようになればいいな~
と思いながら・・・
御田ヶ原の方へ。
山頂の方は ガスで見えないけど・・・
でも その上に 少し青空が見えるところがある。
どんどん晴れるといいな。
鳥海湖の奥に ぽこんとした形の鍋森。
その奥に 笙ヶ岳。
そして
さらにその向こうに庄内平野も見えてきた!
山頂の方も 見えた! \(^o^)/
チョコンと顔を出してるウメバチソウ。
だいぶ花が過ぎてるけど オクキタアザミ?
このまま どんどんガスが晴れていくのかと思いきや、
御田ヶ原に来たときには
山頂の方は 再びガスの中。
ガスの向こうに 山頂の方のシルエット。
「ガスが晴れればいいのに・・・ 」と思う一方で、
「ガスがある景色も好きだなぁ・・・」と思う。
高いところにある雲と
低いところにある雲と。
その間にいる。
笙ヶ岳に 薄くガスがかかる。
笙ヶ岳一峰まで行くつもりだけど、
私が着くころ、景色は見えるだろうか?
\(^o^)/
千畳ヶ原の木道。幸治郎沢。
そして、先日登った月山森も ハッキリ見える。
この前は、
あの月山森の上から こっちを眺めたんだ。
あの、雲が光っている辺りが 月山だろうか?
手前の草の黄色っぽい色から 向こうの青緑までの グラデーション。
雲の下に最上川が細く光って見えた。
今まで何度も眺めていた景色なのに、
最上川が見えていることを意識したのは初めてかも。
意識をそこに向けることで「見える」んだなぁ。
「そこにあるのに 見えていないもの、見逃してしまってるもの」が、
実は たくさんたくさん あるんだろうな・・・。
いや、
「見えているもの(自分が意識しているもの)」なんて、
おそらく 私の周りにあるものの ほんの一部なんだろうな。
「自分の意識は、今どこに向いているだろうか?」
・・・ときどき 自分に問いかけてみるといいのかも。
前から カワイイ花だと思っていたけど、
じっくり眺めたことがないウメバチソウ。
こんなに素敵なつくり(デザイン?)だったのか~。
ウメバチソウは
御田ヶ原付近のあちらこちらに咲いていて、
目を楽しませてくれた。
ぽつぽつと、ハクサンイチゲの姿も。
七五三掛から外輪山へと続くところ。
今年 遠くの景色を眺めながら外輪山を下ろうと思っていながら
まだ歩いていない。
スタート時 ガスで見えなかった山頂の方が
ハッキリ見えるようになった。
ここからは分からないけど、
上に行くと かなりの強風のようだ。
ここを下り、
鞍部の『御田ヶ原分岐』から右に入って
鳥海湖の方へ歩くつもり。
ハクサンシャジンも もうすぐ終わりかな。
御田ヶ原分岐まで下ったところで ふり返って見る。
山肌がハッキリ見えたこの日は、
いろんな緑をまとった山肌の美しさに惹かれた。
斜面の道を進んでいくと・・・
万助道や二ノ滝コースのある方が見えてきた。
ど~んと、月山森。
近づいてきた鍋森と その向こうの笙ヶ岳。
あの千畳ヶ原が草紅葉になる頃、
二ノ滝コースをまた歩いてみたいなぁ。
かわいいニッコウキスゲの実。
山頂の方をふり返って見る。
足元の草が 少し黄色がかってきていて、
季節が 少しずつ秋に向かっているのを感じる。
ひょろひょろと目の前の石に舞い降りてきたチョウ。
よく見ると
羽が傷ついていた。
あと1ヵ月もすると、
向こうは 一面の草紅葉になる。
夏から秋への変わり目の
静かな静かな山。
水音が聞こえた。
こんなふうに、
鳥海山の山肌を いくつもの沢が流れている。
長い長い時間をかけてつくられた鳥海山の地形に
見入ってしまう。
7月末に山頂小屋に1泊したとき、
2日目は 湯ノ台コースを下ってきて
あの月山森へ登って・・・幸治郎沢を下って・・・
あの千畳ヶ原の木道を歩いて・・・
こっちへと登って来たんだ。
この分岐から右に曲がると 鳥海湖のそばに出る。
今日の鳥海湖は どんな感じ?
・・・③へ続く・・・