森林限界を過ぎ、その先には 青と白の世界！
どっちを向いてもすばらしい景色！
しかも こんな天気は なかなか無いので、
いつも以上に キョロキョロ しながら
ゆっくりのんびり進む。
あの屏風のような山は、摩耶山じゃないか。
もう山頂に行ってきて 下っていくひとたちも。 
斜面が急な分、少し登ると・・・
景色が少し変わる。 
朝 お会いした米沢のお二人が下って来た。 
「吾妻連峰の右側に磐梯山も見えますよ～」
と教えて下さった。
あの尖がってる山かなぁ？ 
「山頂の手前にクラックがあったし、この先、バーンになってるところもあったので
気を付けて下さいね」
とも教えて下さった。
・・・ありがとうございます！
一つ目の急斜面を登り切った。
助走をして あの先から飛べそう。
さぁ、次の急斜面へ。 
ん？
あそこ、雪煙が上がってる。
上の方は 冷たい風が吹いてるのかな。
あっちに見えてきたのが山頂？ 
東側から風が吹き上がってくる。 
あまり端のほうに行きすぎないように気を付けつつ、
パチリ。
「BLUEさん、あんまり端っこの方に行かないでよ！」
と 心配してくださるガンちゃんさんの声。
「はい！」
と返事しつつ・・・
足元を確かめて
なめらかで美しいヒダヒダを撮ったり、雪庇が崩れたところを撮ったり。
あらまぁ、
あんなところに笹が出てる。( ´艸｀) 
赤見堂？の陰になっていた以東岳が見えるようになった。 
奥に、月山山頂から続く尾根が見えてきた。 
なぜか、向こうの斜面に木が一本。 
２つ目の斜面を上がって来た。
尾根に上がってから 暑くなって一度脱いだウェアを
ここで再び着た。 
ここを登っていくと、
冷たい風が吹き付けるだろうと。
ほら、雪煙が上がってるもんね。
・・・ん？
あの、四角いのは何だろう？
あ！
さっき四角く見えたのは、ここだった！
誰か落ちてしまった人がいるみたい。( ﾟДﾟ)
「下に笹が見えるよ。」
クラックを辿っていくと、
自分のすぐ足元の雪の下まで伸びていてゾクゾク。
これからの時期、こういうのが増えていくんだなぁ・・・。
あと一登り。 
下の方に、歩いている人の姿が 小さく小さく見える。 
～～～～～
右側にも左側にもトレースが見える。
あのお二人は どちら側から来たのだろうか。
自分がいる場所の標高が少しずつ上がって・・・
見える景色が少しずつ変わって・・・
太陽の位置が少しずつ変わって・・・
斜面のヒダヒダやゴツゴツなどの見え方や光の当たり方・色などが
少しずつ少しずつ変わっていく。
あの人の目には、どんな景色が映っているのだろう・・・。 
おっ、摩耶山の左奥に 粟島が見えるぞ。 
写真では よくわからないけど、
粟島のさらに左奥に、うっすら佐渡も見えたよ。
１２：３３ 山頂台地に上がった！ 
「あっちの尾根から登って来ることもできるんだよ。」
とガンちゃんさん。
月山第一トンネルを出てすぐのわきの駐車場から登るのだそうだ。（興味津々！）
あ、何の動物かな？ 
来たよ、来たよ～！ 初・湯殿山。 
さぁ、山頂から向こう側の眺めは？
・・・⑤へ続く・・・
