木々の間から見える景色からも、
どんどん標高が上がっているのが分かる。
まだまだ続く、ブナの根の急坂。
かなりの大木も。
急登なので 足元に視線が行きがちだけど、
時々 顔を上げて上を見る。
レンズに虫が・・・。(;^ω^)
前方に 関川コースの尾根が見えてきた。
前を行く人たちの姿が。
おやっ。
根こそぎ 倒れてますぞ。
倒れても、
その木には たくさんの葉が。
ハシゴを上ってしばらくは 白っぽいイワカガミが多かったけど、
この辺りには
見慣れたピンク色の花がいっぱい。
キクバオウレンの種がいっぱい。
花が咲く頃には 登ったことがないな。
あららっ?
これは、オトシブミが作ったものだろうか?
キレイに巻いてあるよ。
人の声が聞こえてきた。
もうすぐ山頂らしい。
あと少し!
出た~!
山頂にいる人たちの姿が見える。
左前方には、尖がった鑓ヶ峰と 残雪の残る鉾ヶ峰も。
1019m、摩耶山山頂に到着~!
そこで驚いたのは、
先輩Sさんがいらしたこと。
お久しぶりです、Sさん!
ゆっくり休まず、
まずは 鑓ヶ峰に行ってこよう。
TKくんは 今回は鑓ヶ峰に行かないと言う。
独りでは心細いので どうしようかと思っていたら、先輩Sさんが
「KさんとSさんも連れて行ってくれ。」
とのこと。
今回は、山の先輩方お二人と一緒に 3人で登ることになった。
まずは、山頂を通り越して 少し下る。
分岐から左へ曲がり 倉沢口へ続く道へと下っていく。
下って間もなくの所で、木々の間から見えた鑓ヶ峰。
鞍部まで下りたら、
倉沢口の方へは下らずに、直進。
少し進むと 踏み跡が分からなくなった。
昨年・一昨年は、先輩Sさんから教えていただいて 左に少しそれて登ると
再び踏み跡が見えたけど・・・
1年経って 木々の枝が伸び、道にかぶさっていて、
昨年登ったところを 今年は登ることができなかった。
しかたなく 登れそうなところを探しながら藪漕ぎし、
少し進んだところで また踏み跡に合流。
あまり(ほとんど)人が登らない所は、
こんなふうに道が無くなってしまうんだなぁと思いながら登った。
姿勢を低くして 踏み跡を見つけながら登っていくと・・・
もじゃもじゃの枝をぬけ・・・
辺りが灌木になり・・・
鑓ヶ峰山頂に到着。
いや~、昨年・一昨年は わりとスルスル登れた気がするけど、
今回は 大変だった。(;^ω^)
一緒に登って来たKさん・Sさんとハイタッチしてから
景色を眺めた。
まずは、摩耶山山頂。
(写真左上に、山頂にいる人たちの姿が小さく見える。)
月山の方。
南西の方かな。
南側・・・かな。
南東?
隣の鉾ヶ峰の北西側斜面には
まだ雪渓が残っている。
狭い山頂にも植物がいっぱい。
この真っ赤な葉は、ウラシマツツジ?
なんと、ギフチョウがヒラヒラ飛んでいた。
しばらく鑓ヶ峰山頂からの景色を楽しみ、
摩耶山山頂へ戻ることに。
( 写真中央より左側の木が生い茂っている所を登っていく。
ここも急坂。(;^ω^))
下る直前、
「ひえ~っ。こんなところを登って来たんだっけ?(;^ω^)」
と ちょっとビビった。
(昨年も一昨年も 全然何とも思わなかったのに。)
登りもそうであったように、
下りも、伸びて倒れて道をふさいでいる枝に難儀した。
踏み跡のある所を通れず、ヤブの中をもがきながら下ったところも。(;^ω^)
けっこう時間がかかって鞍部にたどり着いた。
鞍部からは、急坂の登り返し。
ユキザサやチゴユリなどの花を見ながら登った。
山頂に戻ってから鑓ヶ峰を振り返って見たら、
私たちが歩いた所が 細~い筋になっていた。
・・・来年も登ることができるだろうか。
・・・今年より更に藪がひどくなって 登れなくなりはしないだろうか。
と、ちょっと心配になった。
山頂では大勢の人が昼食休憩中。
端の方にザックを置いて 休憩することにした。
TKくんが コーヒーを淹れてくれるという。
お湯を沸かしている間に ゴリゴリ・・・
トポトポ・・・
こんなふうに淹れてくれたコーヒーの味は格別だった。
TKくん、ごちそうさま!\(^o^)/
以東岳。
残雪と新緑の頃にも登ってみたいなぁ・・・。
奥に見えるの、障子ヶ岳じゃないだろうか。
昨年登った時は ガスで景色が見えなかったから、
今度は 景色が見える時に歩きたいなぁ・・・。
な~んて いろいろ思いながら山々を眺めながら 一休み。
・・・④へ続く・・・