8:23 尾根への取り付き地点から 登り始める。
ビビっている私の前を、ガンちゃんさんがドンドン登っていく。
よし、行くぞ!
と気合を入れて、私も登り始めた。
最初の一番急なところを登ったら、
その後は大丈夫だった。(;^ω^)
林道を振り返って見下ろす。
右手斜面に、杉の伐採の作業現場があった。
尾根の方を見上げると、
木に朝日が当たっているのが見えた。
杉林の中には、作業の目印のために付けられたピンクテープもいくつかあった。
「ピンクテープだからといって 全部を頼りにしちゃだめだよ」
と ガンちゃんさんからのアドバイス。
・・・はい!
尾根取り付き地点に下るポイントにあるのは、
ガンちゃんさんが付けたピンクテープ。
「そのまま残しておく人もいるけど、私は下るときに回収するよ。
ゴミになるからね。」
右側は杉林、左側は雑木林、の尾根を登っていく。
木々の向こうに鳥海山を見ながら登っていけるのか~。
うれしいなぁ~。
さっそく登場した足跡は、テンさんかな?
熊沢川の向こうの山から太陽が顔を出し、
杉林に陽が差し込み始めた。
尾根の反対側の雑木たちにも。
木々に朝日が当たり始める・・・
そんな時間帯も好きだな。
これから行く先にも 陽が当たってる。
フジの蔓が絡みついた木にも。
下に見える日向川の方にも。
そして・・・
足元にも。
杉の影がのびる雪の上を登っていく。
かわいい足跡は、どなた?
日向川を挟んだ向こう側斜面に、配水管。
「この辺にはダムとか多いんだよね~」
とガンちゃんさん。
あ、これは・・・シカさんじゃないですか。
足跡をついていきたくなるけど、ガマン。
シカさんは、急斜面を歩いて行きますからね~。
こちらは・・・何の鳥さんでしょうか?
このシカの足跡は、けっこう新しい。
木漏れ日がキレイ。
ガンちゃんさん、何かを撮ってる?
この狭い尾根を登ると・・・
その先には また急斜面が待ってるよ。
振り返って見る。
交差点。
このウサギさん、お尻をついて ちょっと休憩した?
この辺りは ヒジョーに登りにくく、
灌木を頼りに 一歩一歩ワカンを蹴りこみながら登った。
急な尾根を登っていくので・・・
振り返るたびに 景色がグッと変わる。
ガンちゃんさん、
時々立ち止まっては、GPSで現在地を確認したり メモしたりしていらっしゃる。
「私は ゆっくりのんびりだから、
BLUEさんはBLUEさんで、たくさん写真撮りながら ゆっくり登ってきていいよ~」
・・・はい! ありがとうございます。
初めから そうさせていただいてま~す。
これは・・・リスさん?
急な登りが続く。
この日は 雪が少なくて締まっているけれど・・・
これで フカフカ雪の膝まで沈むラッセルだったら・・・
独りで登るのは 大変そう。(;^ω^)
そうやって登られてるガンちゃんさん、スゴイなぁ。
向こうにも また急斜面が待ってますなぁ~。
木漏れ日ユラユラ・・・。
( ´艸`)
急斜面を、シカが滑りながら下った足跡だぁ。
シカさんと テンさんと ガンちゃんさんの足跡。
あらまぁ。
振り返って見る。
ここを登り切ると、490mの台地に上がりそうだな。
でも、あそこまで登るのが大変。(;^ω^)
雪が少ない上に 締まっていたりザラザラしていたり。
登りやすいところを探したけれど・・・
やっぱりガンちゃんさんのように
灌木を頼りに 尾根の西側を登るのが良さそうだった。
シカさんも、その辺りを歩いてますな。
急坂を登り切ったところで 振り返って見る。
490mの台地?に上がると、
向こうに これから行く尾根が見えた。
「この先、急斜面を下って向こうに行くこともできるけれど、
かなり急だから、
東側に少し行ったところから鞍部に下りて 向こうへ登るよ」
ちょっと一休みしながら 周囲を眺めた。
「あっちの尾根も いいでしょ? すうっと のびてて・・・。
いいなぁ~。向こうも歩いてみたいな~」
地図やGPSを見てルートファインディングしながら雪の低山を歩く・・・。
とってもオモシロそうだし、そんな山歩きができたらいいなぁと思うけど、
今の自分には まだちょっと・・・。
おお・・・確かに ここを下るのはキビシイなぁ・・・。
かなり急だし・・・沢もあるみたいだし・・・。(;^ω^)
じ~っ・・・
我々は、東側の下りやすいところまで行く。
シカさんは、急斜面を登って来たようだ。
さすが シカさん!
下を覗き込んで見ると、動物たちの足跡がいっぱい!
( この写真に写っているのは、ウサギさんとシカさん?)
ヤセ尾根を行く。
お~い! ( 自分の影に向かって手を振る。)
斜度的には 下れないことはない感じだったけど・・・
下れそうなところには 雪庇があったり・・・
沢が隠れているところがあったりしたので・・・
やっぱりチャレンジはしません。(;^ω^)
下るポイントに来た。
「沢が下に隠れてるようですけど、渡れるんですか?」
「重い人は 落ちるかもしれないけれど、
軽い人なら大丈夫でしょう。」
・・・う~ん・・・ビミョーなお返事。(;^ω^)
こういうところで 判断して渡れるって
やはり経験なんだろうな~。
ガンちゃんさんの前方には、
これから登る尾根への急な斜面が見えている。
さぁ、そろそろ私も行こう!
・・・③へ続く・・・