男岳の山頂付近のベンチで ちょっと小腹を満たし、
登ってきた道を戻らずに
今度は 急斜面の道を下って行く。
辺りは ガスで見えない。
ザラザラ・ゴロゴロした急な下り、苦手なんだけど・・・
しかたない。
へっぴり腰でも何でも、Mさんに付いていくぞ~。
エゾツツジさんたち、こんにちは~!
ちょっと横を見たら、崩れてるところも。(;^ω^)
この奥は崖だよね?
ミヤマダイコソウ。
「大根」って付くけど、バラ科の花だった。(花を見れば、そうかと思う。)
焦らず急がず、足の置き場に気を付けながら・・・
石ゴロゴロの急坂を 慎重に下って行く。
!!!!! 女岳が ガスの向こうに見えてきた?!
ザックを下ろして カメラを取り出すMさん。
「こういう景色が 大好きなんだよ~!」
とのこと。
ゆっくり生き物みたいに動き流れていくガス。
その向こうの女岳。
「ここにも道があるんだけど、すごい急斜面なんだ」
とMさんからお聞きしているうちに、
その急斜面を登ってくる人の姿が見えた。
ガスがつくりだす幻想的な景色に
しばらく見入ってしまう。
振り返って見上げた男岳の方には 青空が。
いったん下ってから、あの女岳に登るんだって。
熊鈴を鳴らしながら登ってきた方が、
男岳の山頂へと登って行く。
向こうに、気になる岩。
少し下にも。
私たちが下って行こうとしている方から
登ってきた方たちの姿が。
何度も振り返ってみる。
前をMさんが歩いていると分かっているから安心して行けるけど、
まったく独りだったら 不安だろうな。(;^ω^)
ガスの日の幻想的な時も良いけれど、
晴れてる時も いつか歩いてみよう。
さっきすれ違った方たち、あそこで休憩中。
あの方たちが 再び登り始めた。
どんどん下って行くMさん。
すれ違った人たち。
見下ろしてみると、
これから下って行く道が見えた。
尾根を下るのは ここまで。
この向こうには下らずに・・・
尾根から下りて 斜面を下って行く。
草が けっこうあって、足元が見えづらい。(;^ω^)
今度は 斜面をトラバース。
登ってくる人たちも いるぞ。
ガスの中から薄っすら見える男岳が素敵で
何度も見上げる。
これから向かう女岳。
草が生い茂ったところと
石がゴロゴロしたところと。
狭い道に 両側から草木がかぶさっているので、
足元に気を付けて歩く。
女岳を見ると、
歩いている人の姿が 小さく見えた。
さっきまでいた尾根の方を見上げる。
ミネザクラの実?
この辺りに 少し前までミネザクラの花が咲いていた様子を想像してみる。
さっきすれ違った方たちの楽しそうな話し声が
上のガスの中から聞こえてきた。
斜面の上の方の岩が気になってパチリ。
振り返って見る。
草丈が低くなって
少し歩きやすくなった。(;^ω^)
通り過ぎてからも あの岩をパチリ。
今度は、あの前方の女岳へ。
「ムーミン谷」の方から登ってきた方たち。
そのすぐそばには、
斜面から崩れてきた石がゴロゴロ。
「ムーミン谷」から 横岳・男岳の分岐へ登る道も見えてきた。
ズーム。
写真では分かりづらいけど、
大きな石の向こうに、登山者の姿。
一昨年と昨年は、私も あの急斜面を登ったんだな。
女岳から下ってきた人たち。
足元の可愛い雫たちをパチリ。
地図には登山道が記されていないけど、
やっぱり登る人も いるようで・・・
道らしきものができていたし、ケルンもあった。
振り返って見下ろす。
「ここは、ガスで真っ白になると 迷いやすいんだよ。」
はい。
真っ白じゃない時に歩くことができて良かったです。
イワブクロって・・・
名前の通り? ホントに こんな場所に咲くんだなぁ。
50年前に噴火したという女岳。 黒っぽい石がゴロゴロ。
そこに長い時間をかけて コケなどが生えてきて・・・
イワブクロやエゾツツジが咲くようになって・・・。
斜面一帯に コケとイワブクロ!
私の目から見ると「こんな環境に?!」と思うけれど、
イワブクロは こういう場所を好んで咲くんだね。
イキイキ、楽しそうに見えるもんなぁ・・・。( ´艸`)
それにしても、
こんな光景を見るのは初めてなので、ビックリ。
「イワブクロの群生を見ることができて感激」
というより、
こういう場所が適していて咲く花がある、ということへの驚きが大きい。
窪んだところは、噴火口の跡か?
登り切った。
足元の あちらこちらに イワブクロ。
うっかり踏んでしまいそうになる。(;^ω^)
ガクと花びらの色合いが素敵だ。
驚きでいっぱいの気持ちで、
キョロキョロしながら歩いた。
・・・④へ続く・・・