10:13 ワサ小屋跡から 熊野十字分岐の方へ歩き出した。
この辺りには、
赤茶色っぽいゴロゴロの乾燥した土や石のところに、
ガンコウランとハイマツのかたまりが点在。
中には テーブルみたいなのも。
一昨年の11月末に来た時は、この辺りは すでに雪原になっていて、
風紋や『エビのしっぽ』がいっぱいで感激したっけなぁ。
雪の下には、こんな道がつくられていたんだなぁ。
ここから向こうへ見えているのが、ゴロゴロの斜面を直登する『近道』か。
私も、熊野岳山頂からの下りで この道を下る予定。
まずは、こっちへ。
大きな石に植物が生えたかたまり?が
そこらじゅうに いっぱい。
振り返って見る。
北東側。
西側から流れてくる雲が
次々と頭上を越えていく。
足元に咲いているのは ミヤマコウゾリナだろうか?
風が強い場所だからか、背丈が低い。
赤茶色と青の組み合わせ、好き。
流れて行く雲を 何度も見上げる。
10:33 熊野十字分岐。
思ったより風が出てきた。
予報では、強風になるのは昼過ぎからだったけど。
歩いてきた方を振り返って見る。
向こう側を見ると・・・
下には、小さく人の姿、
馬の背を辿って行った先には刈田岳。
さらに奥には南蔵王の山々。
熊野岳避難小屋。
厳冬期の猛吹雪の中でも耐えられるつくりになっているんだろうな・・・。
( 中を ちょっと見学?すればよかったな。)
一昨年 来た時、
「悪天候のため 熊野岳避難小屋に何日か避難していた」
という単独女性が、捜索隊の方たちと地蔵山頂駅の方へ下っていくところと
ちょうど すれ違った。
悪天候になることを覚悟して 1週間分の食料を持参していたとのことだったけど、
暴風雪でホワイトアウトの中、この避難小屋に独りで何日も過ごすことになるとは
思っていなかったのでは・・・。
う~む・・・。
避難小屋のそばから馬の背に下る道もあるけど、
ぐるっと回って、あっちの なるべく御釜の縁の方を歩こう。
少し進んだところで、
ロープウェイで一緒だった方が看板を見ていた。
その方は、
コマクサを眺めながら 名号峰の方へ続く道を少し下り、
そこで 一休みしてくるつもりとのこと。
なるほど、
蔵王も、御釜を観るだけじゃなくて いろんなコースを楽しめるんだなぁ・・・。
・・・と思いながら、
私は馬の背の方へ行くつもりをしていたので、
その方に挨拶をして・・・
周辺に咲いているコマクサをパチリ。
・・・でも、
その方が下っていく姿を見ているうちに、
「私も、あの見えている辺りまでいってみよう」
という気持ちになった。
あの辺りまでなら 時間もそんなにかからないし、
行ってみよう。
ちょっと花弁が切れちゃってる・・・。(;^ω^)
ザラザラしている下りの道。
滑りそうなので気を付けて歩いた。
さっきの方が教えて下さった通り、
道の両側の あちらこちらに コマクサが咲いていた。(ピークは過ぎていたけど)
おお~
こういう景色の中は 歩いたことないかも。
上から見えていたのは この辺りまで。
10:57 では、戻るとしよう。
人の少ない静かなところで コーヒータイムにしてもいいかなぁ
と思っていたのだけど、
風が強いので止めて、戻ることにした。
赤茶色のゴロゴロした石の多い場所に、
ガンコウランやハイマツが かたまりをつくりながら生えていた。
ミヤマコウゾリナやヤマハハコも。
こんなふうに石で囲まれたコマクサが あちらこちらに。( ´艸`)
11:10 名号峰への分岐に戻ってきた。
では、馬の背の方へ。
『立入禁止』の札があるけれど、
向こうにも道があって 歩いている人がたくさんいて・・・
どこからどこまでが立入禁止なのか分からなかった。(;^ω^)
道の向こう刈田岳の神社も見えてる。
あそこまで行こうと思っているんだけど、どうなるか・・・。
避難小屋は今、あそこに。
ザラザラした道を下る。
多くの人にとっては何でもない道かもしれないけど、
私は こういう道が苦手。
御釜を眺めてる人たちが たくさんいますなぁ・・・。
「今日の御釜、エメラルドグリーンでキレイですよ~」
と教えて下さった方がいたな。
楽しみだなぁ。
でも、
急がず、周辺に咲いているコマクサを眺めながら下る。
おお~迫力の火山地形。
!!!!!
ほんとだ~! エメラルドグリーンだ~! \(^o^)/
・・・③へ続く・・・