梅雨明け宣言が出された後も 山の予報が良くない状況が続いていた中、
そのうち行きたいと思っていた大朝日岳の予報が 11日 良さそうなので、
思い切って行ってみるか!と 前日に準備をした。
・・・が しかし、
前の晩 もう一度 大朝日岳の予報を見ると、
風が強まる時間が 早まっているではないか。(;^ω^)
・・・が~ん・・・どうしよう。
あの稜線で強風はキツイだろうな・・・。
ということで、
急遽 行先を変更することにした。
先輩Nさんに情報をいただいた蔵王へ。
山麓駅から山頂駅までロープウェイで上がり、
まずは 20分ほどで歩いて来れるという三宝荒神山へ。
その後、地蔵岳には登らずトラバースする木道を歩いてワサ小屋跡分岐へ。
そして、熊野十字分岐~馬の背~刈田岳~馬の背~熊野岳~
ワサ小屋分岐~祓川コース~いろは沼~樹氷高原駅
・・・というコースで歩けたら良いかな、と頭の中で思い描いた。
暑さのためか、夜中は1時間おきに目が覚めた。
4時半過ぎ、東の空が明るくなっていることに気づき、
外へ出てみた。
近所の田んぼの方へ行って 東の空をパチリ。
「楽しい山歩きができますように!」
6時頃、自宅を出発。
一昨年前の11月末、初冬の蔵王に初めて行ったことを思い出しながら
蔵王山麓駅の駐車場へ向かった。
7:50頃 蔵王山麓駅に到着。
中には すでに何人か待っている人がいた。
ロープウェイの始発は8:30。
切符売り場は10~15分前に開くみたい。
しばらく外で待つ。
こんな顔の漫画の主人公がいた気がする。
8:15過ぎ 列に並んで 山頂駅までの片道の切符を購入。
下りは、状況を見て、
ロープウェイに山頂から乗ってくるか、樹氷高原駅から乗るか、決めよう。
待っている間に口元が暑くなったけど、仕方ない。
ロープウェイに乗り込んだ。
平日ながら、けっこうお客さんがいた。
「ちょっと観光」の人も、山歩きの人も。
夏の横倉の壁。
向こうは 中央ロープウェイか。
朝日連峰が全山ハッキリ見える~。
月山も見える~。
鳥海山は見えなかった~。
樹氷高原駅で乗り換え。
今シーズン、朝日連峰の山に行く機会があるかな?
あればいいな。
あっちに見えてるのは、飯豊連峰なのかなぁ?
今年は縦走にてみたいと思っていたけど、来年以降に延期。
枯れてる・・・。
標高1661mの山頂駅に到着。
9:00 山頂駅から出ると・・・青空が! \(^o^)/
『開運の鐘』を鳴らして。
前回は 地蔵山に登ったけど・・・今回は 行かないつもり。
前回歩いていない道を歩こうと思って。
斎藤茂吉の歌碑のそばを通り・・・
蔵王地蔵尊の方へ。
おはようございます。<(_ _)>
9:04 三宝荒神山へ。
『蔵王自然植物園一周コース』、1周20分ほどだという。
実を付けたマイヅルソウのが たくさん。
振り返って見た。
あの地蔵岳をトラバースする木道を歩くつもり。
ズームで見ると・・・
そちらへ行こうとしている人たちの姿あり。
木道を歩いている人たちの姿も。
奥には 熊野神社が小さく見えてる。
花びらが落ちて実ができかけてるシャクナゲ。
隣りにあるのは つぼみ?
三宝荒神山のピーク?には ベンチがあり、
お二人の方が景色を眺めていた。
「この後、どちらのコースを歩かれるんですか?」
と訊くと、
「実は、ここは これで終わりにして、この後 羽黒の方へ行ってみようと思って。」
とのこと。
このお二人、埼玉からいらしたのだそうだ。
羽黒山も 楽しんできてくださ~い! \(^o^)/
お二人に挨拶し・・・下っていく。
タカネアオヤギソウは、種ができているものも。
9:24 三宝荒神山から戻ってきた。
9:32 さっき登ってきた三宝荒神山を見てから・・・
地蔵山への真っ直ぐの道ではなく、
左の木道へ。
いろんな緑色がある。
キンコウカの葉、良く見たことが無かったなぁ。
細長い葉の先の方から オレンジ色に変わってきている。
!!!!!
イワイチョウの葉の間から顔を出している 白くて小さな花、
もしかして・・・
やっぱり、モウセンゴケの花だった。( ´艸`)
先の方が赤くなってるイワショウブ。
これは・・・オヤマリンドウでは?
もうすぐ オヤマリンドウの青紫色の花が咲く季節になるなぁ。
向こうに見える山々の中に
昨年歩いた 山形神室~仙台神室があるのが分かった。
うれしいなぁ。
この小さな実は ミネザクラ?
右側の手前に見えているのは 雁戸山だろうか?
そのうち登ってみたい山の一つ。
青空に 白く小さな月。
キソチドリ、でしょうか?
アカモノの実。
これは、何の花だったのかな?
これは・・・アオノツガザクラだな。
振り返ると、三宝荒神山の上にオモシロイ形の雲あり。
あそこまで登ったら・・・
熊野岳が見えた。
この右側に ちょっと行ってみる。
地蔵山の方。
ぐるりと眺めて 木道に戻る。
地蔵山山頂からの道に合流。
10:08 ワサ小屋跡の分岐。
さて、下りは この祓川コースを下ろうかな、どうしようかな・・・と思っていると、
ちょうど祓川コースを登ってきた方たちいた。
お一人の足元は・・・こんな履物。
「これ、『ワラビー』じゃなく・・・何でしたっけ?(;^ω^)」
と訊ねると、
「『ワラビー』は カンガルーみたいなやつ。
これは『ワラーチ』ですよ。」
と教えて下さった。
ワラーチでゴツゴツの石の上も歩くなんて、すごいなぁ・・・。
ワラーチって、
メキシコの先住民タラウマラ族(ララムリ)が履いているサンダルを参考に
作られたものだって。
以前 ララムリを取材した番組を見たことがあるけど、
このサンダルを履いて、日常的に100km以上の長距離を走るのだった。(;^ω^)
今の自分が薄いワラーチを履いて歩いたら 足が痛くてまともに歩けないだろうけど、
きっと、
足裏から伝わる感覚をもとに全身を使って歩いたり走ったりする感覚が
心地いいんだろうな・・・。( ´艸`)
昔の人たちが 草鞋を履いて歩いていたことが 頭に浮かんだ。
ワサ小屋跡のお地蔵様。
なんか、怖い顔・・・。(;^ω^)
さっきのお二人から祓川コースの状況をお聞きし、
下りで歩いてみよう、と思いながら
今度は熊野十字分岐の方へ。
・・・②へ続く・・・