13:21 幸治郎沢を登り始める。
石の様子?場所?が、昨年とは変わった感じ。
少しずつ崩れたりして動いているんだろうな・・・。
この辺りににミソガワソウが咲いているかな~
と 楽しみにして来たのだけど、
全然見えなかった。
あ! これ、ミソガワソウ?
まだ つぼみも見えない。
そのうち、また見に来るしかないか?(;^ω^)
今までは、前日に晴れた時にしか登っていなかったから、
ほぼ枯れ沢のようなところを登ったけれど、
今回は 前日 雨が降ったということで、
石の隙間を流れ落ちる水の音が 絶えず聞こえていた。
石が滑らなくて良かったよ~。(;^ω^)
ミソガワソウのつぼみ、あった。
8月中旬になれば、たくさん咲いているかもしれないなぁ。
毎度 撮ってしまう岩。
水がチョロチョロを流れ落ちる岩の隙間に
ダイモンジソウなどが生えているんだ。
丸みの無い石も特徴的。
次に足を置く石を見つけながら 体全体を使って登っていく感覚が楽しい。
夢中になって登った。
千畳ヶ原の方を振り返って見下ろす。
ガスが流れ、その影も流れていく・・・。
しばし登って・・・
また振り返る。
右手斜面のシダ。
また振り返ると、
トレラン装備で木道を歩いてくる人の姿が見えた。
幸治郎沢を登りながら振り返って見る景色が好きで、
何度も振り返って見てしまう。( ´艸`)
もうすぐ登り切るぞ。
13:37 幸治郎沢の上部に着いた。
右に曲がって しばらく石がゴロゴロした道を登って行くと、視界が開ける。
外輪が ガスに隠れたり見えたり。
単独の方とすれ違った。
また千畳ヶ原の方を振り返って見る。
この辺りに来ると、
いつもダケカンバが気になる。
13:50 月山森への分岐に到着。
登山道を水が流れているぞ、
と思ったら・・・
まだ少し雪渓が残っていて、
雪渓が解けた水が流れてくるのだった。
東側を見ると、
すぐ下には ボタ池、
遠くには 旧河原宿小屋が見えた。
北西側を見ると・・・
目の前には 咲き始めて間もないチングルマたち。
ずっと向こうには 外輪の尾根。
尾根に上がって、西側へ進む。
西側から戻って下山するところの二人組とすれ違った。
トウゲブキの黄色が元気をくれる。
見晴らしの良いいつもの場所の方へ。
先にいらした方が、石に腰掛けていた。
この方、
9時半に自宅を出発してきて、
ここで景色を眺めながら のんびり過ごすために登ってきたのだそう。
お気に入りの場所があって、
そこでのんびり過ごすために山に登る・・・
そういう山での過ごし方も、いいなぁ。( ´艸`)
向こうのピークが天主森?
積雪期に 向こうから登ってくるのにもチャレンジしてみたいな。( ´艸`)
うわ~い! \(^o^)/
薄っすらガスがかかっているけど、
さっきまでいた千畳ヶ原が見えるぞ~。
月山森に来るのは10年ぶりだというM子さんが
この景色を眺めながら嬉しそうなのを見て、
私も嬉しかった。
幸治郎沢で後方に見えたトレランの若者が はぁはぁ息を切らしながらやってきて、
苦しそうな表情で 手を膝に置いて しばらく呼吸を整えていたけど・・・
写真を1枚撮って また戻っていった。
無心になって 体の動きや感覚と向き合いながら 山を登ったり下ったり、
っていうの、楽しいんだよなぁ・・・。( ´艸`)
足裏から伝わる感覚に集中しながら、体全体でバランスを取りながら歩くの、
山歩きの楽しみの一つ。
自分の外側にある景色や植物たちを眺めながら
実は 自分の内側と向き合っている・・・
そんなところも、山歩きの楽しいところだなぁ。
それから・・・
こんなふうに景色を眺めていると、
時間とか空間とかの感覚が無くなってしまうような感じになって・・・
そういうところも好きなんだよな~。( ´艸`)
山歩きは いいなぁ・・・。
14:23 そろそろ下ろう。
14:32 分岐に戻って・・・
河原宿の方へ。
左手には ガスが。
こういう水墨画みたいな景色も好き。
ボタ池のそばを通って・・・
前方には モクモクした夏雲。
そういえば月山森にいた時、
「東北南部が梅雨明けしたみたいだよ」
と M子さんから聞いた。
鮮やかな緑の草の周りを縁取っている オレンジ色のニッコウキスゲ。
イワカガミの耳元?で 小さな声で囁いているチングルマ。
14:56 河原宿に到着。
水に手を入れてみたら、
気持ちよかった!
水分補給して一息つき、河原宿を後にする。
南側は ガスで白かった。(;^ω^)
でも、
道はハッキリしてるし、問題ナシ。
雲の切れ間から
一瞬 下界が見えた。
黄色や白の花がいっぱいの花畑の中を下って行く。
向こうの斜面に 光が差した。
あんな感じも好き。
サクサク下って行くM子さんの姿を確認しつつ・・・
キョロキョロしながら下る私。
これから少しずつ、この景色も秋めいてくるんだろうな~。
この景色が 赤・オレンジ・黄・・・の素晴らしい紅葉に彩られる中を
感動しながら下ったことがあったなぁ・・・。
今年もまた その時のような紅葉の景色の中を歩きたいなぁ・・・。
15:33 分岐を左へ。
ここは、
沢に落ちないように気を付けつつ、笹の根元の道を下る。
振り返って見る。
また 振り返って見る。
15:46 滝ノ小屋まで来た。
登山口までは あと15分くらい?
16:01 下山。
登山届に記入した下山予定時刻通りの下山。
独りだったら、もっと時間がかかっただろうな。
今年の周回歩きは どうしようかなぁ、と思っていたところだったので、
M子さんのおかげで 無事に歩きとおすことができて良かったよ~。
M子さん、ありがとう!
( しょっちゅう遅れ気味で、何度も お待たせしたけれど・・・。(;^ω^) )
私が車を停めた所の少し先に、
『姫路』ナンバーの車のそばで チャーハンを食べている方がいた。
「姫路から運転していらしたんですか?!」
と訊ねると、
「そうだよ。明日 鳥海山に登るつもりなんだけど、明日は天気悪いんだよね~」
と言いながら、チャーハンをパクパク。
この方、『日本百名山』を
北から南へ、翌年は南から北へ、さらに次の年は北から南へ・・・
というふうに登り、
今年は 6回目の「百名山踏破」に向かっている途中とのこと。
今年75歳になるというその方は、
表情イキイキ、肌はツヤツヤ・・・だった。
「元気をいただきました~! ありがとうございました~!」
と言うと、
「あんたも、元気で 山歩きを楽しんでね~!」
と、とびっきりの笑顔で言って下さった。
いろんな方がいるなぁ・・・と あらためて思った。
いつものように
「無事に下山」のLINEを夫に送り、駐車場を出た。
登ってくるときに 気になった薄紫の花を撮ってみることにした。
何の花かと思っていたら・・・ギボウシ!
ギボウシの こんな群生は初めて見たよ~。
車道をクネクネ下って・・・
途中、『のぞき』の駐車スペースで車を止め、鶴間池を見た。
この時期は 木々の葉が モサモサ。
ぽっかり空いたところから、鶴間池小舎が見えた。
帰路、庄内町まで来てから パチリ。
今日も、充実した山歩きだった~! \(^o^)/