今日はワカンジキを持ってこなかったけど
この状態なら つぼ足でも大丈夫そう。
踏み跡もある。
ということで、
南谷の方へ回るべく ここから右に入っていく。
古道にも 杉の大木がたくさん。
迫力ある杉を眺めながら
ズボズボ歩いていった。
少し行った所で 南谷への分岐に。
荒沢寺の方への真っ直ぐな道には 足跡があったけど
南谷の方へは 足跡ナシ。
う~ん、どうかな。
一瞬 ふり返って 虚空蔵岳の方を見る。
でも、心の中では 南谷へ行くことに決まってるんだ。
行ってみよう!
ちょっと歩いて ふり返る。
右奥から来た。
あ!💗
私を導いてくれるような カワイイ足跡が!
ちょっと不安もありながら 独りで進もうとする時、
いつも タイミングよく
導いてくれるような人やものに出会う。
不思議なくらいに。
他の登山者であったり、小動物の足跡だったり、チョウだったり。
雪は このくらい。 大丈夫。
南の空には ぼんやりした太陽。
天気が荒れる前だからか、
辺りは 変に静まり返っていた。
聞こえるのは、ズボズボという自分の足音だけ。
風の音も 鳥の声も 聞こえなくて
ちょっと寂しい感じもするけど・・・
春を待つ小さな木の芽や こんなのに
心がホワッとする。
木々が葉を落とし、遠くの景色も見える。
この辺りは ブナなどの雑木林。
ふり返って見る。
あらら。
ブナの細い幼木が 被さってる。
カワイイ足跡は 下をくぐっていたけど
私は 避けて通って。
左側に 再び杉林。
ふり返って見る。
場所によっては 土が見えてるところも。
お、トチの実ですな。
今にも歩き出しそうな。
杉の大木の樹皮の間に チョコンと笹が。
しばらく進むと、道の真ん中に 黒っぽい塊が。
こ、これは どなたのもの?!
南谷に来ましたぞ。
あずまやへ行ってみよう。
この辺りに いろんな木が あるんだな。
ここまで先導してくれた足跡の動物も
あずまやで休憩したよう。
ここまで ありがとう。
池に沈んだ落ち葉たちの茶色と
池の中に生えてる植物たちの緑と。
一息入れて あずまやを出る。
あ、あったあった、ウサギの足跡。
ふり返って見る。
写真では わかりづらいけど、
私の足跡とウサギの足跡が交差している。
南谷から先へ進むと
山頂の方から流れてくる水音が。
向こうの方へ。
あずまやの方をふり返って見る。
雪がチラチラ降る南谷も素敵だろうな。
しばらく進むと・・・
歌が刻まれた石あり。
キブシかな?
ふり返って見る。
もうすぐ石段に合流、というところで、
石段の方から来て戻っていった足跡あり。
踏み跡がなくて
南谷へ行くのをやめたらしい。
三ノ坂の下の石段に合流。
緑の季節は 他の山に登ってるから、
こんな雰囲気の南谷には まだ行ったことがないな。
山頂まで行くかどうかさえあやしかったけど
山頂から南谷の方へまわってくることができて満足。
石段を下って戻ろう。
・・・④へ続く・・・