秋田・山形・宮城県境にある積雪期限定の山『軍沢岳』へのお誘いをいただき、
連れていっていただくことになった。
山頂からは 晴れたら神室連峰が見えるという。
どんな山なのか興味津々。( ´艸`)
天気は 雲が広がりそうな・・・風も午後から強くなりそうな・・・
ビミョーな予報だったけど、行ってみることになった。
気になったのは雪の状況。
今年は けっこう気温の高い日が続いて 雪がどんどん解けている感じだから。
・・・登り始めは すでに藪になっているみたいだなぁ・・・。
・・・いったん融けた雪が冷え込みで固まって 急坂はガチガチになったりして?
・・・この時期だから、下りは またズボズボ埋まるんだろうな・・・。(;^ω^)
などなど、いろんなことを考えながら早朝に出発して向かった。
秋田側に入り、秋の宮温泉
R108の広い駐車スペースに車を停めて準備していると・・・
山の向こうからもうすぐ太陽が出てくる頃になった。
駐車スペースのそばの斜面。
春だなぁ・・・。
6:39 駐車スペースをスタート。
尾根への取り付き地点のカモシカ橋まで 路側帯を歩いて行く。
数百m歩くとカモシカ橋。
橋を渡ってすぐの あの右側の尾根を登っていくのだそうだ。
カモシカ橋の上から 覗き込んで見る。
雪の間を沢が流れてるの、いいな。
そして・・
あの奥に見えているのが軍沢岳らしい。
ガスが流れてるけど、青空も見えてる。
6:50 取り付き地点に到着。
いつもならもっと雪があって、
このシカ避けの柵を跨いでいくのだそう。
「雪が少ないな~」
柵に結んであるロープの輪は、柵を乗り越えるための足場用らしい。
・・・と気づいたのは 下山してきたときのこと。
「あそこ、くぐれますよ! 」
戸が外れていたところからくぐっていく。
右側に滑り落ちないように気を付けつつ・・・
足元に落ちているカワイイものたちを見ながら進む。
・・・う~ん・・・どこを行こうか。(;^ω^)・・・
ちょっと こっち側に下りて、
R108を見下ろして・・・
ここを 登っていく。
銀色に光ってたのは・・・
ネコヤナギみたいな・・・小さいヤツ。
「前回は4月15日に来たけど、
雪がまだたくさんあったんだけどな~」
振り返って見る(見下ろす)。
狭い尾根に、けっこう大きな木たちが。
足元に、昨年のブナの葉と実と殻と。
頭上には、芽吹き間近のブナの 葉のつぼみ。
山の向こうから陽が差してきて
マンサクの黄色い花が光っていた。
ウサギさんの・・・。
クルミの種?
クルクル回りながら落ちるんだよね?
イワウチワのつぼみだ。
イワウチワの濃い緑の葉が そこらじゅうに。
振り返って見下ろす。
どんどん登ってる~。(;^ω^)
この白いの、
ブナの殻だけに出てくるって聞いたような・・・。
足元に気を付けて急な尾根を登り、
立ち止まって ふと振り返った時に 花が咲いていたことに気づいたりして。
あそこにも、
マンサクが咲いてたのか~。
細い枝が込み合っているので、
どこを登っていくか探しながら 少しずつ登っていく。
雪の上を歩く方がラク。
迫力の木。
「あった、あった、『ネズコ』の木だよ」
『ネズコ』は、ヒノキ科 クロベ属の木らしい。
和名『クロベ、ネズコ』だって。
それにしても迫力がありますな~。
芽吹きが近いブナたちの枝先が
赤っぽくなっていた。
尾根の東側斜面には ブナの木がいっぱい。
細い枝が絡み合う尾根を避けて 雪の上を歩いたり・・・
雪が崩れそうだったりしてアヤシイところでは 尾根を歩いたり・・・。
!!!!!
パカッと大きく口を開けそう。
真ん丸な目を付けてあげたくなるな。( ´艸`)
透けて 雪面が見えるブナの葉。
こういうのも素敵。
ブナの幹の黒っぽくなってる辺りまで
雪が積もるってこと?
急な尾根を振り返ると、向こう側が見えない。 (;^ω^)
東側斜面の雪も 尾根の藪も 登りたくない様子の時は
西側を行く。
向こう側斜面、
小豆たっぷりの『吹雪まんじゅう』みたいで気になる。( ´艸`)
雪に押しつぶされ、倒れながらも
黄色く小さな花を咲かせているマンサク。
振り返って見る。
このマンサクは 花びらの付け根?辺りも黄色っぽい。
柔軟性バツグンの細い枝たち。
雪の重みに耐えて ここから起き上がってくるんだからスゴイ。
こんにちは!
振り返って見る。
振り返って見下ろす。
「雪が積もっている方が登りやすいんだけどな~。
この尾根で 手こずってるな~」
私は かまいません。
雪でもヤブでも、登るのは楽しいですから。( ´艸`)
・・・②へ続く・・・