昼過ぎになると、
午前中とは違う色の光が 辺りにあふれる。
登りの時に 長くのびていた木々の影。
下る頃には 網目を広げているような影に。
青と白の世界から 樹林帯に入っていく。
あ!
Hさんご夫妻が、もう下って来た。
振り返って見る。 登りの時も、こんな模様があったんだっけ?
それとも、気温の上昇とともに現れた?
あるいは、陽の差す方向が変わって見えるようになった?
斜面の傾斜尾の合わせて ちゃ~んと模様ができてる。
姥ヶ岳の方の斜面。
滑った跡が見える。
登って来るとき尾根に上がった地点は もっと先だけれど、
下りは この辺から下りましょうか、
・・・ということで、
下っていく。
シマシマな木々の影の上を歩いていきたいな~
・・・と思いながら眺めていたら、
「BLUEさん、
そっちじゃなく、 このまま真っ直ぐ下に下るよ」
と ガンちゃんさんの声。
はい。了解です。(;^ω^)
はい、と返事しつつ、
振り返ったり 向こうの斜面を眺めたりしながら
ノロノロ下っていく。
うつくし~。
あの白いトンガリ付近に、さっきまでいたのか~
と思うと 不思議な気持ち。
尾根の上の方の木々の影が
下の方に映ってる。
自分の影が見える辺りへ下っていくぞ~。 ザクザク下って・・・ 石跳沢まで下って来て・・・
右側を見て・・・
左側を見て・・・
後ろを振り返って見る。
石跳沢の左岸に渡りました~。
もう少し経ったら、
この下にある沢が見えてくるんだろうな・・・。
雪面に マーブル模様。( ´艸`)
姥ヶ岳が 少しずつ小さくなっていく。
湯殿山も。
登りの時は、あの尾根を歩いたんだなぁ・・・。
陽の差す方向が変わるにつれ、景色も変わって見え・・・
下りも のんびりゆっくりペースで歩く。
・・・⑦へ続く・・・