9合目を少し過ぎたところから 仏生小屋の方をふり返ると・・・
おお! 上には青空!
風の通り道になっているところを
西から東へと雲がさ~っと流れていた。
雲が流れる様子に しばし見入る。
ついに この時が来たか?!
\(^o^)/
東側も スッキリ。
そして 登っていく方の斜面は・・・
このとおり! \(^o^)/
「うわ~ きれ~い!」
「すご~い!」
と、前を歩く二人も歓声をあげている。
ちょっと歩いては・・・
ふり返り、
また ちょっと歩いては・・・
見下ろして。
サクサク行かなきゃ、と思いつつ・・・
こんな色彩が目の前にあると、
なかなか進まない。(;^ω^)
チシマザサが 朝日に輝いていた。
そうそう、
2年前は、この辺りで動けなくなったんだった。
追い越していった人たちが 山頂へ行って下ってきたもんね(笑)。
「あれ? まだそこにいたの?」
なんて 年配のご夫婦から言われたりして。
今日は その時みたいに 登りだけで5時間半かかってはいられないので、
進むまなきゃ。
行者返しの辺りも だいぶ紅葉してるよ~。
ちょっと ふり返ってみたりも。
鳥海山は 雲の中。
紅葉の木々の間に岩があるのも 庭園みたいでいいな。
雲海から 鳥海山の頭が ちょこんと見えてきた。
今日 鳥海山に行くと言っていたKさんご夫婦、登ってるかな。
上の方も 紅葉してるみたい。
スタート時のガスがウソのように スッキリ青空。
あの行者返しを登り切ったところからの景色を、
早く眺めたい!
・・・と思いながらも、
何度も立ち止まっては ふり返って眺める。
9合目辺りから 少し前を歩いて写真を撮っていた方、
石に登ってポンポンと渡って行って 高いところから撮影してた。
いいな~。
と思ってたら・・・
その方が、
「その石に登ってから こっちの石へ渡って来れますよ。」
と声をかけて下さったので、教えていただいたとおりに 石によじ登って行ってみた。
おお~ いい眺めだ~! \(^o^)/
手前から向こうへ 赤・黄・緑・青・・・とグラデーション!
自分でもよく分からないけど 撮ってみたかった。
この方は 西川町在住だそうで、毎週 月山に来ているとのこと。
「今日は、朝3時半に 姥沢をスタートしてきました。」
この方とお会いしたのは、9合目付近だったな、と思ったら・・・
「山頂から9合目まで下って、また登り返してきました。
今日は、念仏小屋に泊まる予定です。」
念仏ヶ原の避難小屋は、
地図で見たら、山頂から肘折コースへ4時間くらい下ったところにあった。
毎週 月山に登ってるそうだから、
いろんなコースを知り尽くしてるかもしれないなぁ。
「岩根沢コースなんかも いいですよ~」
岩根沢コース、歩いてみたい~。
それにしても
毎週 月山に登られてるなんて 素敵だなぁ。
「 少しずつ花を覚えてきたら、1週間後の様子が気になって。(;^ω^)
1週間経つと、
つぼみだったのが咲いたり、別の花が咲き始めてたりしますから・・・。」
そうなんだよなぁ。
1週間経つと、山の様子は グッと変わってしまうもんなぁ・・・。
「花だけじゃなく 葉っぱも分かるようになってきたら、
出始めた葉っぱ1週間後の様子が気になって・・・。」
うん、うん、わかる・・・。
尾根に上がった。
ここまで来ると、
姥ヶ岳の方まで見えるんだ。
今日は、あの姥ヶ岳まで行きたいんだ。
時間的には大丈夫だと思うけど・・・
どうかな。
東側。
朝日に光るチシマザサの中に 細く 岩根沢コースの道が見える。
いつか岩根沢コースを歩いてみたいのだと その方に話すと、
「いいコースですよ~。ぜひ行ってみて下さい。」
と言ってくださった。
登って来た方を ふり返って見る。
朝 ガスの中を登って来たのが ウソのよう。
山頂から続く稜線。
そのずっと向こうに朝日連峰が見えるかと期待したけど、
今は 雲海の下。
私が あそこを歩いている時、
ここから向こうを眺めている人がいるかもしれないな。
あ、大朝日岳と小朝日岳が見えてきた?
今は神社の方へ入れるというので 行ってみた。
初めて山頂神社の鳥居をくぐった。
4月末、雪の上に出てる神社の屋根のそばまで来たことはあるけれど(笑)。
肘折コースへ下るその方に挨拶し、
私は 姥沢方面へ。
山頂付近にある池塘の水がキラキラ。
山頂をふり返って・・・
さあ、行くぞ~! \(^o^)/
・・・③へ続く・・・