3週間ほど前のことになるけど・・・
何となく「観に行こうかな」という気持ちになって 観に行ってきた。
視覚的で とっても見やすい上映プログラム。
19日の特別上映の作品以外の3つ全部を観た。
普段 映画を観に行くのは、年に数えるほどなんだけど、
今回は 1週間のうちに3本。
美しい海中映像から始まり、
四季のある豊かな自然に恵まれた国であることから映画は始まった。
コンブ漁の様子や鰹節製造の様子が丁寧に映しだされ、
自然の恵みを生かし、自然と向き合いながら
日本人が『だし』や『しょうゆ』をつくってきたことが描かれていた。
私がこの映画を観に行った時は
ちょうど、上映後に 映画の半券と引き換えに
『ペリカン』と『地パンgood』の試食パンをいただくことができた。
『ペリカン』のパンは、
「ごはんのようなパン」だった。
特に甘くもなくバターによる味もない、パン。
だから、ご飯のように 飽きずに毎日食べられそうなパン。
人気の秘密は そこなのだ。たぶん。
40年以上 ペリカンでパンを作っている名木さんの
「パンは生きた酵母の働きでつくるものだから、つくる人たちの意識が大切なんだ。」
という言葉が印象に残った。
「生きものを相手にしているんだから、作り手の意識が作用するのだ」
・・・と。
米を作るグループ、野菜を育てるグループ、家畜を育てるグループ、
・・・に分かれ、
カレーの材料を「育てる」ところから
「育てた材料を使って自分たちでカレーを作って食べる」ところまで。
学生たちは、「命をいただく」ということを実感したに違いない。
自分の今の「食べること」は、
「命をいただく」という感覚から ちょっと離れてしまってるかなぁ。
「食べものが からだをつくる」ということを
あらためて考えた映画だった。