12:00 下山開始。
山頂付近は かなり風が強いからか、
ハクサンシャジンの背は低め。
・・・と、
あらら~!! Σ(・□・;)
旦那は あんなに先に行ってしまったぞ。
どんどん小さくなっていく旦那の姿を チラチラ見つつ、
団体の方々の後ろを下った。
急坂を下り終わるまでは このまま後について行くしかないかな・・・
と思いながら
遠くの景色を眺めていた時、
「 追い越して行く人 いま~す!」の声。
私のすぐ後ろにいた女性が さっと前に出て下り始めたので、
私も その方に付いて下った。
東京から来たというその女性は、姥沢からバスに乗って行くそうで
バスの出発時刻に間に合うように下山したいとのこと。
そっか~。
他県の山に 独りで行く人も いるんだよな。
私も 他県の山にも登ってみたいけど、
地元山形県に まだまだ登りたい山があるんだな~。
その女性と話しながら ちょっと急ぎ足で歩いていたら・・・
旦那に追いついた。
旦那は 下り始めてすぐに 膝に痛みが出たそうで、
登りよりゆっくりのペースで歩いていた。
やはり下りで 痛みが出たか・・・。
無事に下山できますように!
12:45 この分岐から下って リフト上駅へ行くよ。
痛そうに 横向きになって下ってるな。
時間を気にする必要はないんだから ゆっくり行こうよ。
雪渓の上に湧き上がったガスが
風で流れていく。
姥ヶ岳から下ったところで会ったご夫婦が
追い越して行った。
白装束の団体の方々も リフトを利用のようだ。
沢が流れてくる様子を見るのが好きなので、
つい立ち止まって眺めたくなる。
この辺りは 雪渓が解けて間もないようで、
ヒナザクラや・・・
イワカガミ・・・
チングルマなどが
たくさん咲いていた。
ほかには イワイチョウやミヤマリンドウなども。
おっと!
しばらく ずうっと
下りが続くから・・・
ずうっと
痛みに耐えながら歩かなくちゃならなくて
花を眺める余裕なんて
全然ないだろうな・・・。
斜面の上の方に咲いてるのは・・・
ヒナザクラ?!
こんなに群生してるの、初めて見た!
昨年は この牛首下分岐から左の道へ進み、
姥沢小屋跡まで歩いたから・・・
ここから右へ進むのは初めて。
ここ渡って。
ふり返って見る。
鍛冶月光で越してきた団体の方々も来るのが見えた。
ここからは 少し登り。
旦那の姿は・・・?
見えた。
今は「リフト上駅を目指して」かな。
もう少しだね。
あの団体の方々も やってきたぞ。
姥沢小屋跡まで行く道が細く見える。
昨年歩いたあっちの道も オモシロかったな。
少しずつ木々が高くなっていって・・・最後には大きなブナの林になって。
クマが出そうで ドキドキしたけど。
今歩いてきたコースを振り返る。
13:45 牛首から1時間で 分岐に到着。
膝はかなり痛いそうだけど、
ここまで来れば、あと少し!
あ! ベニバナイチゴの実だ。
登りの時 気づかなかったな~。
食べたあとがあるぞ。
私も!
1つ食べてみたら 酸っぱかった。
( 甘味はナシ。)
「 下りもリフトにして 良かった~。」
と何度も言う旦那。
かなり痛みに耐えながらの下りだったんだね。
反対側から来た椅子の背もたれに
アヒルちゃんが乗っていたぞ。
( 小さくて よくわからないけど。)
リフト下駅に到着。
「 山の日は月山に登ろう」か・・・。
残念ながら 今年の山の日は 天気が良くなかったっけ。
駐車場に戻る道でも キョロキョロ。
何の花かな?
この花を下から覗いてみると・・・
花びらもガクも5枚だけど、
柱頭は3つに分かれてる。
駐車場手前から見た月山山頂は
すっかり厚い雲におおわれていた。
登りの時 青空が見えて 気持ちいい稜線歩きができて 良かったね!
14:05 姥沢駐車場に到着。
お疲れ~!
初・月山だった旦那、
下りは 膝の痛みに耐えながらで かなり辛かったようだけど、
「 山頂まで行けたし、神社で御祓いしてもらったし、達成感はあるな」
とのこと。
よかった、よかった。
「あとは、帰宅後に しっかりケアをするしかないね」
と言いながら帰宅。
今度はどう答えるかな、と訊いてみた。
「きれいな景色を眺めながら歩いて、山歩きが少しおもしろくなった?」
「 ぜ~んぜん! ( ̄ー ̄) 」
・・・即答であった。