旦那の姿は すっかり見えなくなってしまったけど、
上に行けば会えるだろう。
今のところ 旦那の膝は大丈夫そうだな。
問題は 下りだけど、
大丈夫なことを祈って。
ふり返って見る。
そういえば、
トレラン装備で歩いている人が けっこういた。
「前は山歩きしてたんですけど、今はトレランです。」
というカップルともすれ違った。
走りたくなる気持ち、わかるなぁ。
私は、走りたくなる道で走れそうな状況だったら 走ってしまうな。
トレラン装備でなくて登山装備でも。
なだらかで落ち葉フカフカな道なんかでは、
特に。
でも
走ると 景色や花などを見落としてしまうから
今はやっぱり 歩きがいいかな。
この辺りから 大きな石がゴロゴロした急坂に。
急坂の途中にも オモシロイものやカワイイものが いろいろあって
何度も 立ち止まった。
(他の登山者の邪魔にならないように気をつけながら。)
「ただ今準備中」のベニバナイチゴが たくさんあった。
こんなのにも
ついつい 見とれてしまう。
ふり返って見る。
おお~。こうしてみると けっこう急だなぁ。
ガツガツした石がたくさん見えてきた。
坂が急な分、
石のそばにチョコンといる植物たちが
たくさん目に入る。
立ち止まってばかりで
なかなか進まないけど・・・
その分
鍛冶月光の急坂でも
息切れも 疲労感も ナシ(笑)。
ふり返って見る。
ずいぶん登ってきたなぁ。
下にいる人の姿が とても小さく見える。
リフト上駅や姥沢駐車場が見える~!
鍛冶小屋跡に来た。
あと一登り。
「 雲の峰 幾つ崩れて 月の山 」
・・・という松尾芭蕉の句が刻まれているはず?
10:45 ここまで来た~。
さて、
旦那は いったい どこだ~?
山頂に向かう途中、
アザミがたくさん咲いているところに
何匹ものアサギマダラが 吸蜜に来ていた。
胸の部分も 水玉模様なんだな。
神社下の広場では たくさんの人が休憩中。
中には アンテナを立てて交信中?の人も。
ん~
旦那の姿が 見当たらないぞ。
電話をかけたけど通じず、
しばらくウロウロ探していると・・・
神社の方から 下りてきたではないか。
「 お前があんまり遅くて 10分待っても来ないから、
一人で神社に行って 御祓いしてもらってきたよ~。」
そう、それは良かったね。
待たせてゴメン。
もう 旦那はあんまり歩きたくなさそうだったけど、
三角点がある方へ行こうと誘った。
東側の斜面を見下ろしつつ。
登山道から少し登って 三角点がある所へ。
残念ながら
ガスで 庄内平野や鳥海山など遠くの方は見えなかったけど、
西側の斜面を見下ろすことができた。
いつか 向こうの羽黒側からも登ってこれるといいね。
団体の方たちが登ってきたので、
下りることにした。
山頂付近は混んでるから、
岩根沢コースの方にちょっと入った所で休もう。
池塘がある方にも行ってみたいけど、
また今度だな。
トイレの前に アザミが群生していて、
そこに アサギマダラがたくさん来ていた。
岩根沢コースに少し入った辺りで休憩。
塩味のカップラーメンが美味しかった!
「 おにぎりもあるよ。」
と言うと、
「 お前を待ちながら、豆大福・おにぎり・ソイジョイ2本・・・
いっぱい食べたから いらない。」
とのこと。
そうですか。お待たせしましたね。
コーヒーも飲んで満足したところで・・・
12:00 さて、そろそろ戻ろうか。
念願の月山山頂まで登ってきて、
神社で御祓いしてもらって、
満足げな旦那。
ここまでは順調。
下りでも 膝が大丈夫だといいね。
・・・④へ続く・・・