13時20分頃 下山開始。
「下りは、写真をゆっくり撮っていないで 速めに下ろうね」
とのことで、
Ⅿ子さんから前を歩いてもらうことに。
私が前だと、すぐ立ち止まって なかなか進まないから。(^▽^;)
・・・と、
歩き出して間もなく、
前方西側に青空が少し見えていることに気づいた!
「 Ⅿ子さ~ん! 待って~! 青空が見えるよ!
三角点がある所に 登っていい? 」
「 いいよ。」
もしかしたら西側の景色が見えるのではないかと思ったのだ。
青空が見えるうちに!・・・と急いで登っていくと、
目の前に広がっていたのは・・・
ひゃっほ~!
まさか、今日の天気で こんな景色を眺められるなんて!
ちょっと遅めにスタートして良かった~!
もう一人、同じように考えて 遅めにスタートしてきたという男性がいた。
「 良かったですね~!」
と言い合いながら、景色を眺めた。
東側を振り返ると、
そちらも、さっきまで真っ白で全然見えなかった景色が。
もう一度西側を見ると、すぐにまたガスがかかってきていた。
「 も~、私たちって、なんてラッキーなんだろう!」
「 私たちを待ってくれていたようなタイミングだったね!」
と、二人とも興奮気味に再び下山開始。
木道から 山頂の方を振り返る。
空のずっと上の雲の隙間から 青空が見え、
その下を スゴイ速さで雲が流れていく。
大勢でお喋りしてるようなツガザクラたち。
登りで見えなかった景色を見たくて、
何度もふり返って見る。
東側に広がる斜面も。
少し経つと またガスがかかってきた。
上であの景色を見ることができたのは、
ホントに すごいタイミングだったな。
少し下っては ふり返って見る。
「 イワカガミの花って、こんなふうに落ちるんだね。」
西側の斜面を見上げる。
昨年の秋、この辺りはスゴく紅葉がキレイだったな。
西から東へ 風が吹き抜ける場所。
仏生小屋に来た。
昨年は 仏生小屋のそばで こんなクロユリを見かけたけど・・・
今年は その場所にクロユリの姿はなかった。
初めて入る仏生小屋。
中には、今晩宿泊する人たちの声が響いていた。
入ってすぐのところには、休憩中の人たち。
山開きの今日、小屋は とっても賑やかな雰囲気だった。
小屋の方たちは、「今年もこの季節がきたな」って感じなんだろうな。
せっかくなので、二人とも『ちからもち』を注文。
中には 食べると力が出そうな餅が2つ。
ちからもちをいただいてる間にも、
登山者が次々と入ってきた。
甘いちからもちを食べたらコーヒーを飲みたくなって
コーヒーも注文。
深みのある美味しいコーヒーだった!
お腹も心も満足したところで、
お店の方に挨拶して 仏生小屋をあとにした。
母と来たときも、ここで休憩しよう。
登りの時に見えなかった景色が見えてウキウキしながら下る。
「 あ、虚空蔵岳だ!」
「 あそこを登って、あのピークを通って、あの山頂に行ったんだね。」
「 自分が登った山が見えると嬉しいよね~!」
と、しばし立ち止まって 眺めた。
少し下っては・・・
ふり返って見る。
をくりかえしながら下っていくと・・・
池塘が見えてきた。
温泉の浴槽の縁で まったりしている人のようなミズバショウたち。
( え? そんなふうに見えない?)
ラインダンスしてるようなサクラたち。
( え? そんなふうに見えない?)
かたまってお喋りしているヒナザクラたち。
私を見ている。
池塘に青空が映ってキレイ!
「 今日の天気で この景色を眺められるなんて、
やっぱり私たち ラッキーだよね!」
この先のベンチに座っていた方は、東京から来たとか。
今夜は羽黒の宿坊に宿泊とのこと。
それもいいな。
コバイケイソウの花を 真上から見てみた。
ニッコウキスゲがたくさん咲くのは、
もう少し先かな。
スタート時には見えなかった景色が、
駐車場の向こうに広がっていた。
「 もっと天気が悪いと思ってたけど、
結局雨は降らなかったし・・・
花をたくさん見ることができたし・・・
山頂付近で 素晴らしい景色を眺めることができたし・・・
仏生小屋で 美味しい『ちからもち』とコーヒーをいただいたし・・・
良かったね! 」
と、二人とも大満足で下山。
Ⅿ子さん、楽しい時間をありがとうございました! \(^o^)/
夜、母に今日の状況を報告したら、
「8日じゃなく、もう少し雪が解けてから行く」
とのことだった。