6:50 『康ケルン』から少し進んだ所から雪渓に上がる。
雪渓の途中、左側を見る。
いったん 雪渓をおりて
大きな石ゴロゴロの急坂を進むと・・・
『七ツ釜』というところに来た。
雪解け水がゴーゴー(GOGO?)と流れている音が。
この写真では暗くて見えないけど、
雪渓の下をよく見ると、
奥の方に 水が流れてるのが見えた。
ホントにこれ、自然の造形?
向こうの斜面にたくさん咲いているのは
モミジカラマツ。
山頂をチラッと見て、灌木の中へ。
ここも 石ゴロゴロの急な登り。
灌木の中の道から 一気に視界が開けた!
矢印が差しているのは、『大雪路』を登って『氷の薬師』へと向かう道かな。
私たちは、ここから右側の『康新道』に進むそう。
佐藤康さんが拓いたという康新道。
どんな景色が広がっているんだろう?
( 偶然、飛んでるハチが写ってた!)
康新道へ進む前に ちょっと一息。
遠くの景色を眺めたり・・・
沢の水面のキラキラを眺めたり。
7:15頃 いざ、康新道へ。
この辺りから ヨツバシオガマも登場。
サンカヨウの実?
エンレイソウの実!
Kさんによると 食べられるそうで、
Ⅿさん、すぐに「食べてみた~い!」
でも、もう少し熟してから。
真っ白な花の絨毯の上で遊ぶアリさん。
登るにつれ、
ハクサンシャジンが増えてきた。
7:30頃 また 視界が開けた!
七高山と新山まで、きれいに見えるよ~!
草の間の溝のようになってる道を進む。
私が 立ち止まって撮ってるうちに・・・
KさんとⅯさんの姿が小さく。
あ、
Ⅿさんも しゃがみこんで 何か撮ってる。( ´艸`)
これは タカネアオヤギソウかな?
黄緑色の花、カワイイな。
花びら6枚なんだな。
このアザミの中を歩けるアリ、すごいな。
7:40 こんな所にきて・・・
ここから右の方に登って・・・
広い所に出て・・・
また 石ゴロゴロの急坂を登り・・・
またまた 木々が覆いかぶさる道に。
ジメジメした感じの道には・・・
苔ちゃんをはじめ、
そんな場所を好む植物たちが。
「 これを『コンペイトウ』って言ってたなぁ。」
と Yさん。
いろんな苔が あって・・・
みんな イキイキしていた。
いつもカワイイ ヨツバムグラ。
灌木の道をぬけると、また草原に出た。
8:00頃 ずいぶん上の方に来たぞ。
もう背の高い木は無くなったもの。
西の方をみると、
眼下に中島台が広がり、その向こうに稲倉岳が。
遠くには 日本海も。
そして・・・
チョウカイフスマが現れた~。\(^o^)/
ハクサンシャジンも あちらこちらに。
これは?
真ん中から咲いていくんだな。
ふり返ると、
雲が少しずつ出てきて、手をつなぎ始めた。
下の方に 小さく登山者の姿が。
ズーム。
ひえ~っ!
ドキドキするような場所にいるなぁ。
東側を見たら、
雲がドンドン湧き上がってきていた。
Kさん、保護色?
時間が ゆっくりゆっくり 流れている感じ。
さっき下の方に見えた方たちは、
なんと Kさんの知り合いの方と その息子さんだった。
夏休みに親子で鳥海山に登るなんていいな。
稲倉岳の上にも だんだん雲が出てきた。
ふり返って見て ビックリ。 \(◎o◎)/
歩いてきたところは 火山壁の縁なんだ!
スゴイ所を登ってきたんだな~!
手を振ってくれてるⅯさん。
(ハッキリ写ってなくて ごめんなさい。(^^;))
大きな岩にガブッと食いついたような石が。
さっきの“食いつき石”を 少し登った所から撮ってみた。
写真の真ん中あたりに広がっているのが、
5月に行った『獅子ヶ鼻湿原』だそう。
なるほど~。
ここから眺めると、あの場所に あの湿原があるのが 分かるなぁ。
緑から水色・空色へのグラデーションが美しい!
8:30 あの雲が下に見えるようになった。
「 お、これは何でしょう?」
「 クロマメの木かな。実を食べられるよ。」
さっそく食べてみたら、甘酸っぱかった。
御田ヶ原の方の道も見えるぞ。
そういえば・・・
『鳥海山を登る』の本の中に、こんなふうに書いてあった。
“ 稲倉岳の東壁から蟻ノ戸渡を経て、扇子森から七五三掛、外輪山をつなぎ、
さらに七高山から標高を下げて足元の断崖に至る
東鳥海火山の巨大なカルデラが一望 ”
“ 北に開いた馬蹄形カルデラの中に 中央火口丘の新山が聳え、
火山活動の歴史を象徴する景観 ”
・・・すごい景色の中にいるんだな・・・。
素晴らしい景色が広がる康新道。
360度 グルグルあちらこちらを眺めながら
ゆっくりのんびり歩いた。
この先には どんな景色が待ってるんだろう?
ワクワクしながら進む。
・・・③へ続く・・・