「滝ノ小屋に置いてきた靴を取りに行く」
という先輩Yさんにお願いして、付いていくことにした。
・・・が、
天気は あまり良くない予報。
寒冷前線の通過にともない、昼頃から雨が降る可能性あり。
しかも かなりの強風らしい。
ということで、
行先は 鳳来山に変更。
天気が悪くなる前に…と、午前中の早いうちの行動になった。
朝4時半前、自宅を出発。
東の空の色が変わり始めている。
星が一つ。
空の色が変わっていくのを眺めながら登山口に向かうのは、
昨年の以東岳に登った時以来かな。
南の空に、月がある。
すっかり面白くなってしまった月の撮影。
日向川に沿って進む道では、
正面に朝焼けが。
5時半過ぎ、
『開拓』という集落を過ぎて間もなくの駐車場に到着。
5・6台停められるスペースあり。
少し先にある『鳥海山荘』でトイレをお借りすることができた。
(早朝にもかかわらず利用することができて ありがたかった!)
ワカンを持って つぼ足でスタート。
駐車場のそばの こんな所から歩き始めた。
最近も歩いた人がいたらしく、
何となく道ができていた。
「あれ、ミズバショウじゃない?」
と言われ、見てみると・・・
ホントだ~!
まさか ここで会えるとは!
「これ、シカじゃない?」
と言われ、見てみると・・・
ホントだ~!
まさか、ここで会えるとは!
湯ノ沢という沢にかかる丸太橋を渡ると登山道だそう。
( わ~。濡れてるときだと ちょっと怖いなあ。)
埋まるような雪ではない。
「 あれ、胎蔵山ですよ。」
そういえば、経ヶ蔵山の向かい側?にあったなぁ。
(淡いピンク色だったのに その色が出なくて残念。)
お! ウサギのフン発見。
茶色のマーブルチョコレートみたい。
この辺りから 少し急になってきた。
ふり返って見る。
根明けの穴を見るのがオモシロくて、
あちらこちらで覗き込みながら歩いた。
だんだん ブナが増えてきた。
ここでも マンサクに会えた!
ほお~。
( 根曲がりした木々のラインに見とれる。)
ふり返って見る。
あらら…。
ブナとミズナラ…かな?
やっぱり、残雪の山で見るマンサク、いいな~。
ガクの色が、今まで見たマンサクと違うな。
輪が広がっていくような。
「 大きいダケカンバがある。」
風で傾いていたり 幹がひょろひょろ曲がっていたりするイメージだけど、
このダケカンバは、割と真っすぐで、上にぐ~んと高く伸びていた。
もっと近づいて見てみよう。
あれ?
枝の間から 向こうに見えるのは・・・
『南高ヒュッテ』だ!
南高ヒュッテの方へ向かう斜面に、道ができていた。
向こうへ行くには、
沢を渡らなければならないのか…。
あそこが水場かな?
細いロープが下げてある。
立派な小屋!!
中に入ってみよう。
きっちり手入れ・管理されていて、とてもキレイ!
小屋全体も心と体もが暖まりそうなストーブ。
2階を覗いてみる。
大切に使われ、愛されている小屋だということが伝わってくる。
いつか ここに泊まれる時があるかな。
・・・②へ続く・・・