この日は、
ニッコウキスゲの咲く鳥海山へ。
緑の千畳ヶ原と笙ヶ岳へ行くことになった。
ご一緒して下さるYさんとは、鉾立の駐車場で7時に集合。
ちょっと余裕をもって(途中、おそらく写真を撮るだろうから)
朝5時過ぎ、自宅を出発。
東風が吹き、
東側の山には雲がかかっていた。
この時点での鳥海山は ハッキリ見えてるけど、
予報は一日中曇り。
この後、どんな天気かな~。
遊佐から見る千畳ヶ原の辺りは すっかり雪が消えているようだけど、
蛇石流に下る辺りには、まだ雪渓が残っているんだろうな。
稲のかかった たくさんの蜘蛛の巣に
朝日が当たる。
鳥海ブルーラインへの入り口で、ちょうどYさんの車の後ろになった。
ブルーラインの途中で、
前を行くYさんが車を止めて降りてきたので何かと思ったら・・・
「 今、何かの動物が横切っていきましたよ!」
とのこと。
慌てて林の方を見たけど、
それらしき動物の姿は 残念ながら無かった。
そういえば、
前にブルーラインを通っていた時も、
オコジョみたいなキツネみたいな動物が横切って行ったんだっけ。
そのうち、私も見ることができそうな気がする。( ´艸`)
鉾立の駐車場に着くと、すでに半分くらい埋まっていた。
その多くは県外ナンバーの車。
車中泊した人も多いのかな。
この状況で、
今年は東北の山に 他の地方からの登山客が増えるかもしれないとのこと。
これからの時期、
月山や鳥海山は、例年以上に 登山者が多くなりそうなぁ。
駐車場から見る飛島。
曇り空ながら、
男鹿半島まで見えていた。
鉾立山荘のそばの展望台に行って
奈曽渓谷を見てみよう。
のぞき込んでみたりも。
秋田駒ヶ岳と岩手山も クッキリ。
7:05頃 登山口をスタート。
( ほお、ここは 標高1150mなのかぁ。)
フキの葉に 小さな可愛い白い花が落ちてるぞ?
と思ったら・・・
この花だった。(何の花?)
東雲荘前のシラネアオイには、
もう枝豆のような実ができていた。
こういうのを見ると、撮らずにいられない。(;^ω^)
見づらいけど、
ツバメオモトが実をつけていた。(実が青紫色になるのは もう少し後。)
展望台から眺める奈曽渓谷。
これは・・・
ショウジョウバカマの種がはじけ出た後。 ( ´艸`)
どんな種なのかなぁ。
眼下には 鳥海ブルーラインを登ってくる車。
遠く日本海には 小さく粟島。
今年も会えた、クガイソウ。💗
色、キレイ。
姿?、可愛い。( ´艸`)
コケたちもイキイキ。
う~ん・・・
歩き始めから いろんなものが目に入ってきて なかなか進まないぞ。
「こんな状態で 私は、千畳ヶ原だけでなく笙ヶ岳にも行けるんだろうか?! 」
と言うと、
「でも、結局 笙ヶ岳まで行くんでしょ。(;^ω^) 」
と Yさん。
「・・・はい、たぶん。」
"今日は あそこまで行きたいなぁ"と思ったら、
歩き始めがノロノロペースでも、
やっぱり行くんだよね。
これは、ミヤマホツツジのつぼみかなぁ?
咲いていたミヤマホツツジ。
「あれ? 向こうの斜面に、道が見えますよ?」
と言うと、
「賽の河原辺りにある水路につながる作業道じゃないかな~」
とYさん。
なるほど。
地図には載っていないけど、昔 使われていた道が あるんだな。
前に来たとき花を咲かせていたものが
今は 実をつけている。
マイヅルソウも。
タケシマランも。
クルマユリさんかな?
岩の陰に、寄せ植えのように。
赤っぽくなっているのは、イワナシの葉じゃないの?
実が付いてる。
イワナシの実は美味しいと聞いたので 一粒食べてみたら、
ナシというよりは、リンゴのような食感・味だった。( ´艸`)
朝露に濡れたタケシマラン、発見。
お! この葉っぱは・・・
と思って、葉をかきわけて 覗いてみたら・・・
あったぞ、茶色っぽい花が。
イワカガミとミツバオウレンのつぼみたち。
開き始めたサンカヨウの花。
6月に来たときには雪渓があったところ。
新しい葉が いっぱい。
雪渓が解けたところ、
次々に咲き始めたチングルマ。
オレンジ色のジャージ、長靴、の この方。
花の写真を撮っていた私に、
「この花、何ていう名前?」
と訊ねてきた。
「私、花が好きでねぇ・・・。
この前は 森吉に行ってきて、今日は ここに来たんだ。」
とのこと。
顎に フサフサで真っ白な髭のある方だった。
ここは・・・
雪渓に上がらなくても行けた。
この時期の雪渓って、
下が空洞になっているから怖いんだよね~。(;^ω^)
( 小心者の私は、ビクビク・おどおど。)
白っぽく見えているのは、シャクナゲ。
昨年は 花が少なかったような印象があるけど、
今年は けっこう咲いているのかな。
雪渓の上部が 真っすぐ一直線になっているのは、
水路があるところ?
前方を見ると、
笹原の中を 御浜へ向かう道が細く続いていた。
登山者の姿も小さく。
早くから咲いたチングルマは もう花穂になっているけれど、
ここのは咲き始めたばかり。
8:50 賽の河原
スタートから1時間45分。
うん、のんびりペースだけど、このまま行けば笙ヶ岳まで行けるんじゃないか?
・・・②へ続く・・・