山頂に着いてビックリ。
小雨降る中、訪れている人が たっくさんいたのだ。
御祈祷中の本殿の中にも たっくさんの人がいた。
山歩きの格好をしているのは私ぐらいだった。(;^ω^)
あんまり人が多いので
鏡池のコウホネを眺めて戻ることにした。
手前はコウホネだけど、
向こうに見えるのはスイレンだろうか?
では、下ることにしよう。
若い男性から
「山頂、まだまだですかね?・・・(;^ω^)」
と訊かれた。
「あの突き当たりを右に曲がってすぐ、赤い鳥居が見えますよ~。
もうすぐです~!」
と答える。
「おお、そうですか~。ありがとうございます~!」
一番急な二ノ坂より、この三ノ坂を登った辺りで
同じことをよく訊かれる。
下から次々に、傘をさして登ってくる人たちがいる。
雨に濡れた石段に惹かれる私。
下っていると、南谷の方から
「ピ~ロロロロ~・・・」
というアカショウビンの鳴き声が何度も聞こえてきた。
アカショウビン、観てみたいなぁ。
南谷に独りで行くのは 心細いけど、
たくさん人がいる今日なら行けそうな気がする。
でも、
雨で 道がドロドロ・グジャグジャなんじゃないだろうか。
ちょっと行ってみよう。
しかし、
南谷の方へ進み始めてすぐ、引き返した。 (;^ω^)
小雨が降り続いてる。
茶店の手前のこの辺り、
何だか好きなんだよね。
さあ、茶店に寄って 力餅をいただこう!( ´艸`)
店の前の看板にあったメニューを見て・・・
「こんにちは~!
今日は『力餅』の『ミックス』お願いしま~す!」
( メニューが少し変更になっていた。
私が注文したのは、力餅ミックス(あんこ&きなこ)。抹茶付き。)
「あ! BLUEさん! お久しぶり~!」
建て替えらればかりのお店に入ると 間もなく、
雨足が強くなった。
店の中が明るくなっていた。
地元 羽黒の手向地区の工務店に頼んで
昨年の秋のうちに材料を上げ、春になってから建て替え作業をしたとのこと。
窓が大きくとられていて、
そとの景色がよく見える。
雨足が強くなってきた。(;^ω^)
お店の方といろいろお話していると、
「いつもなら『どちらから いらしたんですか?』から会話が始まったりするけれど、
この状況の中、
どこから来たのか答えたくない、訊かないでほしい、という方もいて、
いつもと違って難しいんですよ・・・」
という話があった。
いろんな影響があるんだな・・・。
・・・と思っていると、
来ました、力餅。( ´艸`)
この餅は、お店の奥でついているのだそう。
お店でついた餅が美味しいのは もちろんのこと、
イイ感じに塩が効いたきなことあんこが美味しかった。
そして
心も体もホッとする抹茶をいただいて、満足。( ´艸`)
すると、
「こんにちは、BLUEさん、お久しぶり!」
と、一番年上の方が笑顔で出ていらした。
この方、何年か前に
「私も85歳になってしまったよ~」
と おっしゃっていたので、
おそらく今は90歳くらいではないだろうか。
今でも毎日 食材を入れた籠を背負って 石段を登り下りして
茶店に通っていらっしゃるのだから驚く。
「毎年 他県から 私に会いに来て下さる方がいるから、
具合悪くなっていられないのよ~」
と。
雨が上がって、
庄内平野が見えてきた。
お店の方に挨拶して、下ることにした。
「また来ま~す!」
石段をちょっと下ったところで、
茶店の前に咲いていた花が気になって戻り、
パチリ。
「自然の『ムラサキシキブ』ですよ」
と 店の方が教えて下さった。
我が家のムラサキシキブとは、花の付き方がちがうなぁ。
「濡れた落ち葉の茶色もキレイですね」
と 私が言うと、お店の方は
「ホントは、ここ、水路なんです。
この落ち葉を掃除して雨水が流れるようにしなきゃいけないんですけど、
この状況で まだ掃除していないんです。」
と おっしゃった。
「 雨水を流す水路をつくっておくなんて
昔の人は ちゃんと考えててスゴイですね~」
とも。
そうそう、
「昔の人ってすごいなぁ~」と思うこと、
子どもの頃から いろいろあったなぁ。
江戸のまちってスゴイな~とか、
ピラミッドとか、マチュピチュの街とか、古代文明もスゴイな~とか、
そうそう、縄文時代のくらしなんかも。
さあ、今度こそ、下ろう。
・・・④へ続く・・・