二ノ坂の茶店のそばを少し登ると
石段は 少しなだらかに。
何だか前と どこか違うような・・・。
石段の両側を見たら、
下草などが刈り払いされて ずいぶんスッキリした感じになっていた。
切り株の隙間に 小さな杉の芽?がたくさん!
大きな杉の根元の穴に
小さなカタバミの葉。
右に進むと南谷。
石段を登って山頂からグルッと南谷へ回って
ここに下って来ることにしよう。
まずは三ノ坂を登って 山頂へ。
昔?『石段マラソン』に参加した時、
急な二ノ坂よりも
この三ノ坂がきつかったな~。(;^ω^)
この三ノ坂の途中に・・・
あった。( ´艸`)
そういえば、
ひょうたんとか 天狗の顔とか、見逃しちゃったなぁ・・・。
徳利と杯は 見逃しませんぞ。( ´艸`)
石段を登ったところから真っすぐにある階段の方へは
ロープが張られていたので
鏡池の方をまわって。
これ、今まで気づかなかったなぁ・・・。
腰かけているブナの根があったり・・・
腕を組んでる杉の根があったり。
山頂の駐車場は こんな感じだった。
下から登ってくる人たちの方が多かったのかな?
車道をちょっと下って・・・
荒沢寺へと続く参道へ入る。
思ったほど滑らず。
下りきったところから、左手に虚空蔵岳が見えた。
やはり今年は登れませんな。(;^ω^)
分岐から右へ入って下っていく。
人の少ない日だと こっちの道は心細いんだけど、
この日は 石段をたくさんの人が登っているのがわかっているので
それほど心細さは感じなかった。
少し進むと、
南谷の方から 小学生の男の子と父親が登ってきた。
ブナなどの雑木林を過ぎて、
西側が杉林になっているところに来たら・・・
トレラン装備の青年が登ってきた。
「この道、どこへ出ますか?」
と訊かれたので、
参道に合流して左に登っていくと山頂に着くと答えた。
千葉から車で青森まで北上し、
それから南下してきたとのこと。
三連休を利用して 一人旅、かな?
右下に南谷の東屋が見えてきた。
池の中には
コウホネの芽?葉?が たくさん顔を出していた。
池の方から
ヒュルル・・・ヒュルル・・・
というような声が。
たぶん、カエルだ。
池に来るカエルに詳しい母なら わかるんだろうけど、
私には 何のカエルか わからなかった。
蛾の・・・。
南谷から先は、
ところどころ ぬかるみになっていた。
南谷の方を振り返ると、
木々の間から 東屋が小さく見えた。
大きな杉の切り株のわきから生えているのは
ブナ?
スニーカーの彼と パンプスの彼女が 歩いてきた。
ぬかるんでるから お気をつけて!
三ノ坂の下の石段に合流。
石段を下る。
少し下っていくと・・・
穴の開いた大きな杉の木から 何か音がした。
風が吹くたびに、
中から ぶつかっているような つつくような音がするのだった。
穴の中を覗こうとしたけど よく見えず、
音が出るしくみ?は わからなかった。
この杉の木たちも、
人間にはわからない方法で
コミュニケーションを取り合ってるんだろうな・・・。
二ノ坂に下る手前辺りまで来たとき、
南谷を回る道の途中ですれ違った青年が追い付いてきた。
そこから その青年といろいろ話しながら下った。
青森では 酸ヶ湯から八甲田へと登ってきたこと。
高校時代は 陸上部で長距離の選手だったことなどを話してくれた。
今はアスファルトの上を走らなくてもいい、と言い、
あちらこちらに車で行っては 山をスピードハイクしているようだった。
この日は もう千葉へ帰るというその青年と駐車場で別れ、
帰路についた。
遠距離運転が大丈夫な人なら、
遠くまで自分で運転していって山に登る、
っていうのが どんどんできるんだな~と思った。
( 私が自分で運転していったのは、隣接する県のみ。)
大鳥居の前まで下ってくると いつも、
「鳥居の向こうに 荒倉山が見えるんだよ」
と言っていたのを思い出す。
久しぶりに羽黒山の石段を登ることができて
おだやかな気持ちになることができた日だった。