10:19 再び歩き出した。
落葉した木々の間から
真っ白な山頂付近が見えている。
あの真っ白な山頂付近がドデデ~ンと眼前に見える滝ノ小屋まで、
果たして行けるだろうか?
いや、
行けるだろうか? じゃなく、行きたい!
青空をバックにした美しい木々を見上げたり・・・
木々の間から見える真っ白な西鳥海の方を見たり。
毎度 目に飛び込んでくる株立ちの木。
振り返ると、
木々の間から 日本海。
見上げた空も美しい・・・。
なるべく立ち止まらずに進みたい気持ちと、
次々に目に飛び込む素敵なものたちを眺めたい気持ちと。
私の影、見っけ。( ´艸`)
リスさんかな?
スゴイ根のブナのそばに来るたびに・・・
思わず立ち止まって 見上げる。
振り返って・・・
また前へ。
少し下る。
斜面の下の方に、ウサギの足跡。( ´艸`)
右前方にある鳳来山へ登ってから、
左奥の方へ。
・・・行けるかな・・・行きたいな・・・。
登るよ。
鳳来山へ行かずに巻く左の道へも足跡があったけど・・・
私は真っ直ぐ鳳来山へ。
ここから ちょっと急に。
急坂の途中で
西側を見たり・・・
東側を見たり・・・
目指す方を見たり・・・。
急坂を登り切って・・・
なだらかな道を少し進んで行く。
10:59 鳳来山山頂に到着。
誰もいない。向こうにも誰の姿も見えない。
Mさん(だと勝手に思っている)は、
どの辺りまで進んだんだろうか?
8時頃にスタートしたとしたら、すでに樹林帯をぬけているだろうな。
鳥海高原ラインを歩いてる人は いるかなぁ・・・。
日本海が見えるぞ~。
この時期ならではの あんな山の景色、いいなぁ。
な~んて のんびりしてないで、
先へ進もう!
ムムム・・・
やっぱり先週より少し雪があるので、
そろそろツボ足でないほうがいいかも・・・。
先週は この岩の左側を行ったけど、
この日は 先行者の足跡に従って、岩の右側?上部?を。
この岩を向こう側に下りたところで、
ワカンを履くことにした。
こんな感じになってきたからね。(;^ω^)
ワカンを装着していると、後ろから 鈴の音が聞こえてきて・・・
単独の方がやって来た。
どこまで行くのか訊ねると、
「河原宿まで行こうかと思って。
鳳来山まで1時間でしょ。鳳来山から滝ノ小屋まで1時間半で行けますよ。
月曜日に来た時、開拓から滝ノ小屋まで2時間半で行きましたから。(^o^) 」
と、にこやかに答えて下さった。
・・・ええ~っ?!
先週の状況なら2時間半で行けそうだけど、
この状況だと、それ以上かかるんじゃないかなぁ・・・。
今日の私は、開拓から滝ノ小屋まで3時間半~4時間かかりそうだな。(;^ω^)
な~んて思いながら ワカンを履いてるうちに、
その方は サクサクと下っていった。
はやっ!
今シーズンの初ワカン。
昨シーズン ちゃんと調整したから、調子よく歩けるだろう。
さっきの方は、
もう最初の急坂を登り始めてる。
横堂の祠は、半分くらい雪に埋まってた。
この木の後ろをまわって・・・
根曲がりした木々の下を進み・・・
登る!
真っ青な空に 木々の幹が映えるなぁ。
右奥に見える台地状のところに向かうぞ。
振り返って見る。
気持ちいいなぁ・・・。
ワクワクしてくる。
振り返って見る。じゃなく見下ろす。
鳥海高原ラインが 白くクネクネ見えてる。
ここを登り切ると・・・
台地状のところに上がった。
大きな倒木を・・・
くぐって・・・
ブナの林の中へ。
もう一つ 倒木をくぐる。
『一本杉』が見えてきた。
・・・と、ここで、
前の方が立ち止まって休憩するようだったので、
先に進む。
11:36 『一本杉』。
『一本杉』から、 真っ白な山頂が見えた。
ここで11時半かぁ・・・。
ここからがが意外と時間かかるんだよな~。
今日なら、滝ノ小屋まで あと2時間は かかるんじゃないかな~。
この先の状況によっては、それ以上かかるかもしれないから、
滝ノ小屋到着は13時半~14時になるなぁ・・・。
どうしよう・・・。
でも、こんな日を逃したくないなぁ・・・。
下りの途中で 少々薄暗くなってしまうとしても、
滝ノ小屋まで行きたいなぁ・・・。
・・・③へ続く・・・