朝。
外では 昨夜の続きで?ビュービュー吹く風の音が。
「ダメだぁ~。ガスガスで 真っ白だ~」
と、埼玉の方の声。
残念ながら今回は、
朝の空の色が変わっていく様子を眺めることは諦めなければならない。
でも、
気になって、ちょっと外に出てみた。
小屋の前から見た5時45分頃の東の空。
5分くらい経っても、ガスは晴れず。
鳥海湖の方にも 行ってみた。
山頂は・・・全然見えませんな。(;^ω^)
予報では ☀マークが並んでいたので、
しばらくしたら ガスが晴れて青空が広がるにちがいない。
と、
しばらく小屋の中で待つことにした。
しかし、
朝食を食べ終わってからしばらく経っても、
まだ ガスガス&ビュービュー。
前日同様、ガスが晴れるのは 昼近くになってからなのかもしれない。
8時近くになって ちょっと外に出た時の稲倉岳も
こんな感じ。(;^ω^)
こんなふうに うっすら見えたり
またすぐに ガスで見えなくなったり。
小屋の南側はもっと風が強い。
鳥海湖は全然見えないだろうな~と思いつつ、ちょっと行ってみた。
ガスの中から時々姿を現す鳥海湖。
そこには 時々朝日が差し込み・・・
上には青空が広がっているのが見えた。
ガスが晴れたり 陽が差したりするたびに
急いで 撮った。
山頂の方にも・・・ガス。
少しずつ少しずつ 晴れてきているような感じだけど・・・
長い帯状の雲が南西の方からやってきていて
しばらく すっきり晴れそうにはなかった。
それまで小屋で何時間も待つより下山しようということに。
残念だけど、
曇り予報だった昨日晴れてくれて・・・
すばらしい景色を眺めることができたので・・・
それで充分!
良しとしよう!
昨日の時点では
「天気を見て 笙ヶ岳まで行ってから下山しよう」
と話していたのだけど・・・
この天気なので 笙ヶ岳には行かずに下山することにした。
埼玉のお二人も もう下山するという。
荷物をまとめて・・・
8時半頃、小屋を出た。
小屋の入り口に 板を元通りにはめて、
心の中で「ありがとうございました!」とお礼を言って、
出発。
まずは長坂道分岐へ。
お二人は あの場所で撮影してから象潟コースを下るとのこと。
鳥海湖に陽が差すたびに
立ち止まって眺めた。
お二人に挨拶して、
長坂道分岐まで もう少し進む。
・・・と、
ここで Yさん立ち止まって撮影。
Yさんが撮っていたのは どの辺りだろう?
私は こっち。
この辺りで下に見えるはずの鳥海湖への木道は、
雪の下。
銅版画のようにも見える鍋森。
長坂道分岐から 吹浦コースへ。
下りでは 写真をあまり撮らずに
踏み抜かないように足元に気を付けながら下った。
前日より 雪がゆるんでいたので。
ウサギさんのウ〇チあり。
賽の河原から象潟コースに合流。
日帰りの方とたくさんすれ違った。
光が差し込む奈曽渓谷。
展望台まで来たら、
山頂が見えていた。
ナナカマドに囲まれた東雲荘。
無事に下山。
駐車場からは、
ガスが晴れてスッキリとした山頂付近が見えていた。
雪で真っ白な中で過ごしてきたなんて ウソのよう。(;^ω^)
雪で真っ白な鳥海山にも登ってみたい。
岩氷や風紋を見たい。
・・・そう思った。
おまけ。
車を停めた近くで 💙見っけ。
閉鎖前日の11月4日も
鉾立駐車付近には 雪ナシ。
鳥海ブルーラインも問題なく下っていけるだろう。
今回は、ありがたい条件が揃って行くことができた。
・・・何日か前に雪で通行止めになった鳥海ブルーラインは
その後 晴れた日が続いて 通行可能になり・・・
・・・山には一気に雪が積もって賽の河原付近から上は真っ白で・・・
おかげで、素晴らしい景色を眺めることができた。
大ベテランYさんという心強い先輩がいらしたからこその御浜行き。
・・・長期天気予報からの判断。
・・・実際に山に登り始めてからの判断。
・・・雪のある時期の小屋泊まりのしかた。
・・・などなど、
初心者の私は「へえ~」「ほお~」「なるほど~」の連続だった。
Yさんには事前の情報収集から下山まで、お世話になりっぱなし。
本当に ありがとうございました。<(_ _)>
Yさんが撮影された写真にあった山頂~外輪付近の大きな岩氷を、
私もいつか見に行くチャンスはあるだろうか。
・・・まず、体質改善をして ひどい冷え性を治さなくては?!
もう一度、
山頂の方と そのずっと右側に小さく見える御浜小屋を眺める。
帰路。
遊佐付近からの鳥海山。