今度は 長坂道の方へ。
埼玉のお二人の姿が見える。
山岳写真の会に所属しているというお二人。
どんな写真を撮影されているんだろう?
わずか10cm足らずの植物の茎にも霧氷ができる、
ということに 驚き。
そんな霧氷たちがポツポツとあるそばを歩いて、
長坂道を歩いていく。
可愛いので? 気になって?
つい立ち止まって しゃがみ込んで眺めてしまう。
その間に、Yさんは どんどん歩いていく。
御浜小屋の方をふり返って見る。
夏道は あちらこちらに石があるけど、
雪が積もって ほぼ平らになっている。
山頂付近の雪は、
白の中に 少しずつオレンジ色を含んでいく。
埼玉のお二人とYさん、お話中。
御浜小屋の方もピンク色。
日没。
日没後の鳥海山も美しかった。
というか、
鳥海山の背景の空の色の変化が美しかった。
陽が沈むまで、の空の色も もちろん素敵だけど、
日没後の空の色の変化も とっても素敵だ。
日没後の鳥海山の後ろの空は、
とってもキレイな薄紫色だったのだけど・・・
私のカメラと撮影技術では
その美しさを撮ることができずに残念。( ノД`)
庄内平野の向こうにテーブルマウンテンみたいな雲があった。
( 周りの空は、実際には とっても美しい薄紫色だった。)
どんどん暗くなっていくので、少しずつ御浜小屋の方に戻る。
戻りながら眺め・・・眺めながら撮る。
日没後の西の空の色の変化を眺めるのも大好き。
庄内平野の方に目をうつすと・・・
街の灯りが 少しずつ増えてきていた。
かなり暗くなってきて
思うように写らないことを承知で撮ってみる。
360度全部を グルグルずっと眺めていたいような景色の景色だったなぁ。
「いろいろ不安はあったけど、思い切って来て良かった!」
・・・と思える景色に出会うことができたな。
感動・満足感いっぱいで御浜小屋に戻った。
さっきまで眺めていたオレンジ色とピンク色の景色は
すっかり夜空に吸い込まれていったみたい。
小屋に入って 簡単な夕食(笑)。
でも、温かいものを食べることができて 心もホカホカ。
Yさんが灯して下さったロウソクの灯りも 心をほっこりさせてくれた。
Yさんが持ってきてくださったワインは、温めて「ホットワイン」に。
じわ~っと体に染みた~。
夕食後、小屋の外に出てみた。
象潟の街の灯りを眺めながら、
今 自分が御浜小屋にいるのが不思議な気持ちに。
夕食を終えると、
Yさんは 星空撮影へのため、再び外へ。
扇子森へ行って、1時間ほどしたら一度戻ってきて、今度は長坂道へ。
その間、私は 小屋で留守番。
お腹が空いてたので、さらにいろいろ?食べて・・・
シュラフに入って のんびり。・・・ちょっとウトウト・・・。
Yさんが撮影から戻って来たのは20時頃。
「天気が良かったら 星空を撮影しながら外輪を登っていって
上で『新山と影鳥海』を撮りたい」
と言っていたYさんだけど、今回は上まで行かないことにしたとのこと。
外では風が吹いている音がした。
Yさんが温かいものを食べて 冷えた体をあたためている時、
また私も起きて ちょっとおしゃべり。
夜中でも氷点下にはならない予報だったけど、
下界に比べたら やっぱり寒い!
もちろん 小屋には暖房器具は無いので、
持ってきたウェアや防寒具を着込んで眠りについた。
ガ~ッと眠った後、目が覚めたのは夜中の1時半頃。
それからは うつらうつら。
一度 夜空を見てみようと外に出てみたら、冷たい風がビュービュー。
でも、下界よりたくさんの星が空に輝いていて感激した。
ちょっとの時間に流れ星が3つも見えた。( ´艸`)
朝は どんな景色を眺めることができるんだろう?
ワクワク!
・・・⑤へ続く・・・