雨が降り続く中を 歩く。
コシアブラ。
トチの大木。
幹周りは5m以上だそう。
朴の葉のお皿に、木の実。
雨に濡れたブナの樹皮の模様がハッキリ。
力強さを感じる。
!! \(◎o◎)/ !!
他に もう2匹いた。
Sさんが見つけたのは カミキリムシ。
こんな雨の日に
セミやカミキリムシに会えるとは思っていなかったなぁ。
アシカとかアザラシとかの体に見えるのは、私だけ? (;^ω^)
ブナの原生林。
1本1本の木の、迫力!
写真では 分かりづらいけど、
誰かが この枝の葉をほとんど食べてしまったようで、
真ん中の葉脈のみ残ってる枝が。
この木、前のガイドウォークの時にも教えていただいたぞ。
『キハダ』だ。
亡き祖母が、昔 一升瓶に「キハダ酒」を作ってたな。
木の皮の鮮やかな黄色、今も覚えてる。
手前の木々は 人の手で伐られたものだけど・・・
奥の木は 折れてしまったようだ。
「この奥には『ブナの原生林の中の原生林』があるんですよ」
と Sさん。
『原生林の中の原生林』・・・かぁ。
いつか その中を歩いてみたいなぁ。
周海沼の方へ。
今日は、どんな周海沼が見えるんだろうか。
あ、これ、何ていう名前だっけ・・・。(;^ω^)
「他の木に寄生することでしか生きられない木 」
って言ってたかなぁ。
野鳥観察小屋の中に入り、
窓から 周海沼の方を見てみる。
おお~。
ガスがかかって幻想的。
右の方に見える木々の枝は
何だか踊っているよう。
水墨画のような周海沼をしばらく眺め・・・
小屋を出た。
降り続く雨。
その雨が少しずつ強くなってきたので
野鳥観察小屋からは あまり写真を撮らず、
とにかく足元に気を付けて下った。
道に 水がたまってきた~。(;^ω^)
スゴイ勢いで幹を流れ落ちていく雨水を撮ろうとしたけど、ブレブレに。
残念。
「装束場の手前あたりに イワナがいるんですよ」
自然博物園から装束場に合流する道も 素敵だよ!
と聞くけど、
クマが怖くて 独りで歩けずにいる。
M子さん、昨年の秋に歩いたっていってたなぁ。
私も思い切って行ってみようかなぁ。
石跳川。
大雨が降ると 増水して大変らしい。
でも、キレイ。
石跳川の向こう側には クマが住んでるそう。
「ガイドウォークの最中に クマが出てきたこともあるよ」
と Sさん。
こわっ!
キツリフネ。
『くるるん』が かわいいですな。
足元に たくさん落ちていたのは、カワクルミの種。
くるくる回りながら落ちる。
何のアザミかな。
ネイチャーセンターに戻って来た。
この橋、今年に入ってから 大雨で3度流されたそう。
ものすごい勢い・水量で 石跳川の水が流れていたんだろうな。
オタカラコウも終盤。
トラノオの仲間。
16時前、ネイチャーセンターに到着。
約2時間半の 雨の中のガイドウォークだった。
Sさん、楽しい時間をありがとうございました! <(_ _)>
長靴と傘をお返ししながら Sさんと しばしお喋り。
帰る前に ネイチャーセンターの中で また少しお話してから帰路についた。
今日の志津温泉の五色沼。
自然博物園からの帰り道も もちろん 雨だったけれど・・・
モヤのかかったブナ林を歩き、
夏から秋へ移りかわろうとしている山の様子を感じたり、
雨に濡れて樹皮の模様がハッキリしたブナや 樹幹流を見たりして・・・
午前中 ずっと沈み気味だった気持ちが
いつの間にか もとに戻っていた。