ますます風は強くなる一方。
「ホントに こんな風の中を歩くの?」という風に
私は ちょっとビビっていたけど・・・
M子さんとTくんは
「こんな風、へっちゃらさ~。負けずに行ったるで~」
・・・ぐらいに思ってるに違いない。
これから 通称『ムーミン谷』の方へ行くんだもんね。
黒い斜面のあちらこちらに登場したのは、コマクサ!
はじめまして!!
( Mさんが 向こうを指さしてるのは何だろう?
M子さんとTくんは、反対側でコマクサを撮影中。)
ブルブル・・・と震えているコマクサ。
こんな場所で花を咲かせることができるのは、
ガスの中にある水分のおかげなのだと 何かのテレビ番組で言っていた。
確かに、この葉は 水滴を集めやすそうだ。
それにしても・・・
コマクサの花の形・色。オモシロイなぁ。
花と茎と葉の色の組み合わせも GOOD!
斜面の下の方を撮ってみた。
ガスの中に コマクサがいっぱい!
!!!!!
ここは もしかして・・・『ムーミン谷』か?
木道の両脇にビッシリあるのは・・・チングルマの花穂ではないか?
チングルマの中に トキソウも咲いてたりして。
うひゃ~! ( ゚Д゚)
チングルマの花穂だらけ!
うひゃひゃ~! (@_@)
こっちには、チングルマの花が いっぱい!
すごすぎる~。
でも、こんなのも気になる~。
これは『エゾツツジ』らしい。
花も見ることができるだろうか?
水滴をまとった花穂が きれい・・・。
穂の白と赤が いいですな。
花穂になる途中の姿も、
これはこれで なかなかオモシロイ。
それにしても・・・すごい。
想像以上だった。
サンカヨウの花びらだけでなく、
チングルマの花びらも 水に濡れて透けてキレイだなぁ・・・。
いつか必ず、晴れた時の『ムーミン谷』を観に来よう!
・・・と、M子さんもTくんも思っているに違いない。
薄ピンク色のハクサンチドリ。
そろそろ進みましょう。
ふり返って見る。
ガスの中に浮かび上がる木道が 生き物のよう。
!!!!!
これか~! エゾツツジ。
赤いガク・鮮やかなピンクの花弁が 印象的。
トラララ・・・と並んだウサギギク。
こっちは 賑やかにおしゃべりしてるみたい。
写真ではわからないけど、かなりの風。
吹き飛ばされて木道から落ちないように 気を付けながら歩いてる。
ガスの中で、トウゲブキたちの黄色い花が鮮やかだった。
光って見えた。
黄色の持つパワーを感じた日だったな。
ふり返って見る。
晴れて 青空が映ってたら キレイだろうな。
今は、この池に落ちないように歩くのみ。
マイヅルソウの小さな花に
小さな水滴が。
この花は?
お。
不思議な世界に迷い込んだような・・・そんな景色。
ビッシリのチングルマの花穂をバックに
トウウチソウ。
いろんな花が入り混じって咲くお花畑!
ここから ちょっとした登りに。
シダの葉も見えた。
つい撮りたくなるカラマツソウ。
大きな岩の上に咲くエゾツツジたち。
ゾウムシ?
この斜度を登ってるのか~。(;^ω^)
前を歩くM子さんを「見上げる」。
浮石だらけなので、一歩一歩気を付けて登った。
出ました、ニッコウキスゲ。
晴れてたら、スゴイ高度感なんだろうな~。
まだまだ すごい斜度!
その斜面のあちらこちらに ニッコウキスゲが咲いていた。
あそこまで行くと、この急な登りも終わりかな。
分岐に到着。
Mさんが「男岳までは すぐだ」というので、
3人で行ってみることにした。
ゴツゴツした岩や大きな石の道を登る。
おおっ。
ここから先は下りになってるし、ここが男岳山頂かぁ。
・・・と 写真を撮って Mさんが待つ分岐へと戻ったのだったが・・・
実は ここは山頂ではなく、
山頂は 少し下ったところに 標示とともにあるのだとMさんから聞いた。
残念。(;^ω^)
螺旋がキレイなミヤマリンドウのつぼみも見ることができたし・・・
まぁ、良しとしよう。
この辺りは、赤っぽい土だった。
阿弥陀池避難小屋は、満員状態との情報あり。
小屋へ行く前に、分岐付近の風の当たりにくい所で昼食休憩にした。
腰かけたところの近くには ニッコウキスゲが群生。
晴れていたら スゴイ景色なんだろうな・・・。
チョウカイアザミに似たアザミを撮って・・・
そろそろ阿弥陀池小屋の方へ行きましょう。
ニッコウキスゲさん、晴れた時に また来るよ。
( 来年だな。(;^ω^) )
さて、阿弥陀池小屋の方は どんな様子なんだろう?
・・・④へ続く・・・