超バテバテで 何度も立ち止まりながら少しずつ登っていく。

頭では どうしようかと考えながらも、
心の中では 障子ヶ岳へと気持ちが向いていた。
いろんな花たちから 元気をもらいながら進む。

( マンサクが! 最近まで雪が残ってたってことだな。 )
ペースは なかなか上がらないけど、

( 足元に マイヅルソウの葉がビッシリ!)
この登山道自体は 好きな道なので、
気持ちは 前へと向かっていく。

曇りで経過するかと思っていたら、
途中から 霧雨・小雨の状態に。

でも・・・
風はそんなに強くなさそうだったから、寒さで困るほどではなさそう。

それだけでも 良かったかな。(;^ω^)

道に雪渓が現れて 一瞬ドキッとしたけど、
3人の足跡があって心強い。
どのくらい前に ここを通過したんだろうか。

雪渓を真っすぐ行かずに、
ここから左の赤テープのほうへ上がる。

今は 3人の姿は見えないけれど、
ずっと前をKさん・Mさん・Tさんが歩いていると思うと、
ちょっと元気が出てくる。


(これも、何かのランの仲間だな。 )

(黄色のキノコ!)
10:03
ここを登ると・・・?

左側が切れ落ちた道!
下の方は見えないけれど。


10:13
小さなアップダウンを繰り返しながら 進んでいく。


左側に滑り落ちていかないように 気を付けながら。


( サラサドウダン、色がいろいろ。)

今度は 右側が切れ落ちてる。

こういう道を歩くの、楽しい!


( 可愛いツマトリソウ。)

歩くことに集中してる時の感覚がいい。

時々 立ち止まったりもするけれど。



( ゴゼンタチバナも咲いてる~。)
小さなアップダウンを繰り返しながら 少しずつ登っていくと・・・

10:35
目の前に ひょいっと『紫ナデ』の標示が現れた!

林道終点から『紫ナデ』までのコースタイムは3時間。
超バテバテで かなりコースタイムをかなりオーバーするかと思ったけど、
2時間20分で着いた。
みなさんは どの辺りにいるんだろう?
Kさんたちに現在を知らせたかったけど、電話は通じず。
「今 紫ナデに着きました」と送信。
・・・届くかな。・・・届きますように。
心配してるだろうな・・・。

来た道を戻るにも 微妙な時間。
また マイナスに気持ちが傾きそうになるのを切りかえて、
とにかく このまま進むことにする。

紫ナデから障子ヶ岳山頂までは 標高差130mほどを上らなくちゃならないけど、
最初の急登ほど大変ではない。

10:51

全くの単独だったら、不安でいっぱいになるようなガス。

でも・・・

Kさん、Mさん、Tさんが前にいると思うと 心強い。




( マイヅルソウ、今度は花がたくさん咲いてる。)

( サラサドウダン、いろんな色があるなぁ。)
これで ガスが晴れてて 遠くの景色が見えたら、
ますます 立ち止まってばかりで 遅くなってたんだろうな。(;^ω^) 


東側が切れ落ちた尾根の道が続く。
晴れてたら、スゴイ迫力ある景色が見えるんだろうな・・・。




「前方の小ピークから 男性の声が聞こえたけど、
そこに着いた頃には 誰の姿もない 」
というのが 2・3度あった。


( ハクサンチドリも 現る。)


( この触角の長い虫、温海嶽でも見たぞ、)

( ヒメイチゲの葉では?)
ガスの中に ぼんやり次のピークが浮かび上がり・・・

そのピークを越えると こんな道を下る・・・

・・・を繰り返しながら進んだ。
11:15
「こっち今 障子ヶ岳に着きました」
ケイタイの画面に Kさんからの連絡が届いた。
私が歩いているのは、
『小障子』を過ぎ、『紫ナデ』と障子ヶ岳の中間あたり。

「私は 『小障子』を過ぎました」
・・・送信できない。
電話をかけたけれど、通じない。

11:31
今度は Tさんから電話が。
でも 電波状態が悪く、通話できず。
こちらから かけ直しても 通じない。

・・・3人は、 障子ヶ岳で休憩しながら、
これからどうするか、相談して下さっているにちがいない。
・・・3人に余計な心配をおかけすることになって、本当に申し訳ない・・・。(>_<)
私が同行のお願いをしなければ、
3人で快適な山歩き(トレラン?)ができただろうに・・・。
11:32

・・・3人は。障子ヶ岳から 天狗角力取山へ行くだろうか?
そうしたら、
その往復の間に 私は障子ヶ岳まで行くことができるだろうか?
連絡が取れなくて困ったな・・・と思いながらも進んでいくと・・・

!!!!!
11:44
ガスにおおわれた目の前のピークに、
一瞬 3人の姿のシルエットが 標柱とともに浮かび上がったではないか!!
「 お~い!! 」
思わず私は 大きな声で叫んだ。

3人の姿が見えたのは ほんの一瞬だけ。
またすぐに ガスで見えなくなった。
・・・さっきの姿は、Kさん・Mさん・Tさんだったのだろうか?
・・・それとも、ちがうグループの人たちだっただろうか?
・・・3人が 障子ヶ岳に到着してから もう30分も経過している。
・・・お願い! 3人と会えますように!!
11:45
祈るような気持ちで登っていったそのピークにいたのは・・・

Kさん・Mさん・Tさんだった!
(・・・うわ~! よかった~! (ToT) )
「 またまた お待たせして すみませんでした~! <(_ _)>」
3人が障子ヶ岳に到着してから30分。
「Kさん・Mさんは 周回して下山し、
Tさんが 登って来た道を戻りながら 私と合流して下山」
というふうに話し合ったところだと教えて下さった。
私が ガスの中に3人の姿を見つけた時、3人は立っていたので、
ちょうど動き出そうとしていたところだったんだろうな。
ギリギリのタイミングだったなぁ~。(;^ω^)
さんざん心配・迷惑をかけた私に対して 怒っても当然なのに、
Kさん、Mさん、Tさんは またまた穏やかに接して下さる。
3人とも 大人だなぁ・・・。
・・・3人に申し訳なく思う気持ちと、
・・・障子ヶ岳に到着した嬉しさと、
・・・3人に合流できた安堵感と。
それらが一気に湧き上がってきた。
そして・・・
足手まといになってばかりの私に、Kさんが
「おめでとう~!」
と 手を差し出してくれたりして!
Kさんと握手しながら、
涙が出そうなくらい感謝の気持ちでいっぱいに。(T_T)
Kさん、Mさん、Tさん、本当にありがとうございます!<(_ _)>
「今回 同行させて下さる3人に、ぜひ
障子ヶ岳山頂で あったかいコーヒー(インスタントだけど)とスイーツを!」
と思いながら来た私。
3人から休憩時間を延長してもらいながら、それを叶えることができた。
うう~・・・
3人に合流できて ホントに良かったよ~。(´;ω;`)
・・・③へ続く・・・