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ふと目にとまったものや感じたことを写真と言葉で綴るBLUEの日記。

◆’18/06/16 障子ヶ岳②…ガスの中を独り歩く

 

超バテバテで 何度も立ち止まりながら少しずつ登っていく。

 

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頭では どうしようかと考えながらも、
心の中では 障子ヶ岳へと気持ちが向いていた。

 

   

いろんな花たちから 元気をもらいながら進む。

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( マンサクが! 最近まで雪が残ってたってことだな。 ) 

 

 

ペースは なかなか上がらないけど、

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( 足元に マイヅルソウの葉がビッシリ!) 

 

 

この登山道自体は 好きな道なので、
気持ちは 前へと向かっていく。

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曇りで経過するかと思っていたら、
途中から 霧雨・小雨の状態に。

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 でも・・・
風はそんなに強くなさそうだったから、寒さで困るほどではなさそう。

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 それだけでも 良かったかな。(;^ω^)

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道に雪渓が現れて 一瞬ドキッとしたけど、
3人の足跡があって心強い。 
どのくらい前に ここを通過したんだろうか。

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 雪渓を真っすぐ行かずに、
ここから左の赤テープのほうへ上がる。

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今は 3人の姿は見えないけれど、
ずっと前をKさん・Mさん・Tさんが歩いていると思うと、
ちょっと元気が出てくる。

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(これも、何かのランの仲間だな。 )

 

 

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(黄色のキノコ!) 

 

 

10:03
ここを登ると・・・?

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 左側が切れ落ちた道!
下の方は見えないけれど。

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10:13
小さなアップダウンを繰り返しながら 進んでいく。

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 左側に滑り落ちていかないように 気を付けながら。

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 ( サラサドウダン、色がいろいろ。)

 

 

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今度は 右側が切れ落ちてる。

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 こういう道を歩くの、楽しい!

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 ( 可愛いツマトリソウ。)

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 歩くことに集中してる時の感覚がいい。

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時々 立ち止まったりもするけれど。

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 ( ゴゼンタチバナも咲いてる~。)

 

 

 小さなアップダウンを繰り返しながら 少しずつ登っていくと・・・

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10:35
目の前に ひょいっと『紫ナデ』の標示が現れた!

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 林道終点から『紫ナデ』までのコースタイムは3時間。
超バテバテで かなりコースタイムをかなりオーバーするかと思ったけど、
2時間20分で着いた。

みなさんは どの辺りにいるんだろう?

Kさんたちに現在を知らせたかったけど、電話は通じず。
「今 紫ナデに着きました」と送信。
 ・・・届くかな。・・・届きますように。

心配してるだろうな・・・。

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来た道を戻るにも 微妙な時間。

また マイナスに気持ちが傾きそうになるのを切りかえて、
 とにかく このまま進むことにする。

 

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紫ナデから障子ヶ岳山頂までは 標高差130mほどを上らなくちゃならないけど、
最初の急登ほど大変ではない。 

 

 

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10:51

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 全くの単独だったら、不安でいっぱいになるようなガス。

 

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でも・・・

 

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 Kさん、Mさん、Tさんが前にいると思うと 心強い。

 

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( マイヅルソウ、今度は花がたくさん咲いてる。) 

 

 

 

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 ( サラサドウダン、いろんな色があるなぁ。)

 

 

 

これで ガスが晴れてて 遠くの景色が見えたら、
ますます 立ち止まってばかりで 遅くなってたんだろうな。(;^ω^)   f:id:pft78526:20180617072715j:plain

 

 

 

 

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 東側が切れ落ちた尾根の道が続く。
晴れてたら、スゴイ迫力ある景色が見えるんだろうな・・・。

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「前方の小ピークから 男性の声が聞こえたけど、
 そこに着いた頃には 誰の姿もない 」
というのが 2・3度あった。

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 ( ハクサンチドリも 現る。)

 

 

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( この触角の長い虫、温海嶽でも見たぞ、) 

 

 

 

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 ( ヒメイチゲの葉では?)

 

 

ガスの中に ぼんやり次のピークが浮かび上がり・・・

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そのピークを越えると こんな道を下る・・・ 

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・・・を繰り返しながら進んだ。 

 

 

11:15  
「こっち今 障子ヶ岳に着きました」
ケイタイの画面に  Kさんからの連絡が届いた。

 
私が歩いているのは、
『小障子』を過ぎ、『紫ナデ』と障子ヶ岳の中間あたり。

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「私は 『小障子』を過ぎました」
・・・送信できない。
 電話をかけたけれど、通じない。

 

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 11:31  
今度は Tさんから電話が。
でも 電波状態が悪く、通話できず。
こちらから かけ直しても 通じない。

 

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・・・3人は、 障子ヶ岳で休憩しながら、
   これからどうするか、相談して下さっているにちがいない。

・・・3人に余計な心配をおかけすることになって、本当に申し訳ない・・・。(>_<)
   私が同行のお願いをしなければ、
   3人で快適な山歩き(トレラン?)ができただろうに・・・。

 

11:32

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 ・・・3人は。障子ヶ岳から 天狗角力取山へ行くだろうか?
   そうしたら、
   その往復の間に 私は障子ヶ岳まで行くことができるだろうか?

 

 

連絡が取れなくて困ったな・・・と思いながらも進んでいくと・・・

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 !!!!!

 

11:44
ガスにおおわれた目の前のピークに、
一瞬 3人の姿のシルエットが 標柱とともに浮かび上がったではないか!!


「 お~い!! 」
思わず私は 大きな声で叫んだ。

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 3人の姿が見えたのは ほんの一瞬だけ。
またすぐに ガスで見えなくなった。

 

 ・・・さっきの姿は、Kさん・Mさん・Tさんだったのだろうか?
・・・それとも、ちがうグループの人たちだっただろうか?

・・・3人が 障子ヶ岳に到着してから もう30分も経過している。
・・・お願い! 3人と会えますように!!


11:45   
祈るような気持ちで登っていったそのピークにいたのは・・・

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 Kさん・Mさん・Tさんだった!

(・・・うわ~! よかった~! (ToT) )

 
「 またまた お待たせして すみませんでした~! <(_ _)>」


3人が障子ヶ岳に到着してから30分。
「Kさん・Mさんは 周回して下山し、
 Tさんが 登って来た道を戻りながら 私と合流して下山」
というふうに話し合ったところだと教えて下さった。

私が ガスの中に3人の姿を見つけた時、3人は立っていたので、
ちょうど動き出そうとしていたところだったんだろうな。


ギリギリのタイミングだったなぁ~。(;^ω^)

 


さんざん心配・迷惑をかけた私に対して 怒っても当然なのに、
Kさん、Mさん、Tさんは またまた穏やかに接して下さる。
3人とも 大人だなぁ・・・。

・・・3人に申し訳なく思う気持ちと、
・・・障子ヶ岳に到着した嬉しさと、
・・・3人に合流できた安堵感と。
それらが一気に湧き上がってきた。


そして・・・
足手まといになってばかりの私に、Kさんが
「おめでとう~!」
と 手を差し出してくれたりして!

Kさんと握手しながら、
涙が出そうなくらい感謝の気持ちでいっぱいに。(T_T)

Kさん、Mさん、Tさん、本当にありがとうございます!<(_ _)>


「今回 同行させて下さる3人に、ぜひ
 障子ヶ岳山頂で あったかいコーヒー(インスタントだけど)とスイーツを!」
と思いながら来た私。
3人から休憩時間を延長してもらいながら、それを叶えることができた。

 うう~・・・
3人に合流できて ホントに良かったよ~。(´;ω;`)

 

               ・・・③へ続く・・・