二ノ滝から戻る道。
まだ昼頃なのに
もう すっかり午後の日差しになったように感じる。
斜面のずっと下の方を見たら、
石の上に雪が積もって クリームみたいだった。
あれ?
あんなところに ウサギの足跡だ。
今 ぴょんぴょん駆けていったみたいな足跡だな~。
けっこうな急斜面。
歩いていて、なんだか違和感あり。
歩きにくいな~。
そうそう・・・
感覚的に、
右側が切れ落ちてるのは大丈夫だけど
左側が切れ落ちてるのが 苦手なんだ。
だから、
来る時には平気で歩いた道を
戻りは ちょっとドキドキしながら歩いた。
途中から 行きと違う道を通った。
どなた?
こういうところを歩くのが とても楽しい。
少し登る。
陽が差すブナ林の中を。
地衣類がつくり出すブナの樹皮の模様。
木の影が伸びる雪の上を
登って登って・・・
ふり返る。
登りきるまで もう少し。
ふり返って見る。
何人も歩いて 道になっている跡と
私が ツボ足で ズボズボ歩いた跡と。
一ノ滝駐車場が見えてきた。
せっかくなので やっぱりワカンを履いて歩きたいな・・・。
どこで履こうか迷っていたけど・・・
鳥居を過ぎたところで装着。
じゃん!
しかし・・・
晴れて気温が上がり
時間とともに雪が重くなっていたので
ワカンを履くと 一歩一歩がけっこう重く
またまたお二人から大きく遅れてしまうことになるのだった。
何人も歩いてしっかり道になったところと
スキーをはいて歩いたあとと
私が真ん中をワカンで歩いた跡と。
ずっとズボズボでは かなり遅れてしまうので、
このままずっと ズボズボ行くのはやめて・・・
車道では 道になっているところをシャカシャカ進み、
林の中では 誰も歩いてないところをズボズボ歩くことにした。
あそこまで 追いつけ~っ!
シャカシャカ・・・シャカシャカ・・・
あ!
ここから左の林へ入って ショートカットするよう。
やっぱり林の中は いいな。
やっほ~い!
ふと見ると・・・
でっかい『サルノコシカケ』に 雪が腰かけていた。
雪だるまを作って 乗せたくなったけど、
またまた遅れてしまうので、ガマンした。
動物になった気分で 木々の間を歩く。
足跡のない所を。
ズボズボ・・・
無中になって。
ズボズボ・・・
なるほど。このカーブミラーの所に出たのか。
キブシ。
車道に出てからは また道を歩いていたけど・・・
途中から、
道を大きく外れて こっちへ下ってみることにした。
足跡があるから きっと大丈夫!
少し進むと・・・あの見晴らしのよいところに出た。
そして・・・
ずっと下の方に車道があり、人の姿が小さく見えている。
この急斜面、ちゃんと下れるんだろうな・・・。(;^ω^)
前の人の跡について
急斜面を斜めに下っていくことにした。
斜面の途中で 向こうを見る。
朝は
奥の杉林の中を歩いて 右側の大きくカーブする車道を歩いて こっちにきた。
( あの人、何かを写真に撮ってるぞ。何だろう? 気になるな。)
無事に車道に下り、
今下ってきた斜面をふり返って見た。
ドキドキしたけど、
こういうのが 面白いんだなぁ。\(^o^)/
さっきの人が撮っていたものが気になったので、
そっちの方へ行ってみたら・・・
ロールケーキ!\(^o^)/
「あなたが雪を落としてくれたから
こんなのを見ることができたわ。」
と写真を撮っていた方から言われた。
そうだったのか~(笑)。
さあ、次のお楽しみは こちら!
今日 ぜひ歩きたいと思っていたところ。
Sさんが ツボ足で 先に下りていった。
いいな~ この足跡。\(^o^)/
せっかくなので
私は、この足跡のないところを・・・。
ズボズボ・・・ズボズボ・・・
ちょっと下って ふり返る。
向こうの急斜面を下って・・・
この斜面を下って。
満足。( ´艸`)
再び車道に出てからは
また道を歩いた。
やりましたな。(;^ω^)
笙ヶ岳の方を ふり返って見る。
ズーム。
もしかしたら 滑ってる人が見えるんじゃないかと思うような雪面。
下りは速い。
1時間半ほどで 車を停めたところに戻ってきた。
朝たくさんあった車は、ほとんど帰ってしまっていた。
13:20 到着。
Sさん、Ⅿさん、ありがとうございました!
しょっちゅうお待たせして すみませんでした。<(_ _)>
青空の下、大変楽しい雪山歩きができました。
あんなにきれいな青空が広がっていたのに
帰る頃には 空は雲におおわれ始めていた。
もう1本向こうの道路の方に
『gallery & coffee 翠』が見えた。
翠の店の大きな窓からは
今日の鳥海山は どんなふうに見えたのかな。
そのうちまた行こう。
ふり返って見た鳥海山。
ありがとう、鳥海山。
2度目の二ノ滝氷柱。
真っ青な空の下
キレイな光や影や かわいい足跡を眺めながら 雪の上を歩くことができ、
そして
薄水色に凍った氷柱を観ることができて
よかった!\(^o^)/
(今度は、完全に凍った二ノ滝を観たい!)