ここから左へ曲がって 長坂道T字分岐へ。
真っ白ですな~。
青空に向かって咲くニッコウキスゲは もちろん素敵だけど、
こんなニッコウキスゲも いいな。
・・・と、
いきなり ガスが晴れた~! \(^o^)/
ここから まずは河原宿へ。
初めは 緩やかに木道を下っていく。
石の道に出たところで前を見ると・・・
鳥海湖で前を歩いていた人たちの姿が。
そして
ずっと向こうには 朝 登ってきた雪渓が見える。
河原宿が近づいたところで 左斜面を見る。
朝は 向こうへ登って 湿原の方へ行ったんだっけ。
先を歩いていた方たちに追いついた。
挨拶をして ちょっと話をしたら・・・
この方たちも 私と同じように 雪渓を下って賽ノ河原へ行くそう。
新潟からいらしたというご夫婦。
「 今日は 帰りに『岩ガキ』をいただいたら もう満足だわ。」
なるほど~。
それもいいですね~。
「私たちね、孫が3歳になると 孫を連れて山歩きを再開したのよ。」
ステキです!
ふり返って見る。
「 あなたは、雪渓に上がる時 どこから上がったの?
あの石の向こうから? それとも手前から?」
「 手前です。たぶん そこの右側からですね。」
「 あ、そう。私たちと同じだね。」
最後だけ ちょっと急だったので、慎重に一歩一歩下った。
そんな私を見て
「 大丈夫だよ~(笑)。
滑って落ちたって、ここまでだもの。」
男性がゴツゴツした石を指さしながら笑った。
・・・ん~、確かに そうなんですけどね・・・。(;^_^A
雪渓を下りてから ふり返って見た。
昨年初めて鉾立から登った時、
ちょうど河原宿の方から下ってきた人がいて
「 道がないような所だけど、ここを歩けるんだ・・・」
と 思った覚えがある。
私が その時 歩いたのは
もちろん あっちの道。
賽ノ河原へ出て 鉾立へ。
少し前を歩いていた新潟の方が
「 タケシマランだね~。」
と言っているのが聞こえた。
私も見たい!
初めて見るタケシマランの花。
葉の陰で 踊ってるみたいだな。
これが あの真っ赤な実になるのか・・・。
登りの時に撮ったニッコウキスゲ。
また 撮っちゃった。
あんなゴツゴツした石の間で
楽しそうに見えるんだもの。
ふり返って見る。
今日は、チングルマが木だってことを知った。
( 後日見た番組で、
チングルマがこれくらいになるまでに10年くらいかかると言っていた。)
やっぱり撮りたくなる。
なんともカワイイ この組み合わせ。
私が あちらこちらで立ち止まって写真を撮っているうちに、
新潟の方々の姿は 見えなくなっていた。
笹薮の下にひっそり咲いていた花に
光が差した。
いつも下向きに咲いているイワカガミ、
下から撮ってみよう。
この小さな花を見てみたい。
今日もブーケ。
この前来た時より
さらに 赤い葉が増えてる。
途中、
御浜小屋に泊まり込みで働いているらしい方が
一人 下っていった。
そういえば、
「週に1度 洗濯物などを持って帰宅するんです」
って 言ってたなぁ。
何人か泊まっていらしたので、交代で帰宅してるのかな。
さらに 単独の女性が 下っていった。
その方が あそこで写していたのは・・・
これ。
秋田・山形の県境の標示。
いろんな色、いろんな形。
タケシマランさん、
あなたの花を 今日初めて見ましたよ。
かわいくって感激しました。
この前は つぼみだけだったけど、
今日は 咲き始めてる!
奈曽渓谷にも 日が差し込む。
展望台が見えてきて・・・
もう少し下ると
駐車場も見えてきた。
山頂の方は 再び雲の中。
14:40頃 下山。
花や雲、そして青・緑・白の景色を楽しみながら
ゆっくりのんびり歩いた8時間だった。
笙ヶ岳、鳥海湖、ありがとう~! \(^o^)/
登りでお世話になった宮城のⅯさん、
下りでお世話になった新潟の方々、
どうもありがとうございました! <m(__)m>