山を歩くことには、
『瞑想』のような効果があるのではないだろうか。
…と、いつも感じていた。
沢の心地よい水音に心を癒され…
林の中を歩きながら、
山の空気が少しずつ自分の中に入ってきて
体が山に溶け込んでいくような感じになり、
雑念が消えていき…
目の前の視界が広がると、
心が開放されるような…
広い空や果てしない宇宙までも広がっていくような…
そんな感じになる。
僧侶であり庭園デザイナーとしても世界的に活躍している桝野俊明さんが
「禅の庭」を作庭するときには、
閉じた空間と開いた空間を作り、
そこを交互に歩くように設計するそう。
…人の心は、
閉じた空間では、内側に向かい、
開いた空間では 外に向かうので、
それを繰り返す中で、心が自然にコントロールされていく…
…とのこと。
私自身、山歩きをするようになって、
気分や感情の波が わりと落ち着いていて、
「 おだやかに ワクワク 」
という日々を過ごすことができている。
同じように感じている人が
きっと たくさんいるに違いない。