あれから6年

        

        
          この靴を買ったのは、2011年3月18日。
             今日で ちょうど6年経った。

        f:id:pft78526:20170318161915j:plain

 

           この靴を買った1週間前の3月11日、
             自宅も大きな揺れに襲われた。

      幸い自宅周辺は停電しなかったので、テレビをつけてみたら・・・
  その1ヵ月ほど前に参加した『いわきサンシャインマラソン』で走ったコースに
          津波が押し寄せてきた映像が映し出されていた。
      
         初めて参加した『いわきサンシャインマラソン』。
    地元の人たちの応援があたたかく、とても雰囲気の良い大会だったので、
     一緒に参加した知人と「毎年参加したい大会だね」と言っていた。
              
     その大会で自分が走ってきた所が、濁流に飲み込まれていたのだ。


     それから毎晩、ニュースに映し出される映像を泣きながら見ていた。
           ショックのあまり 目を背けるのではなく、
           ショックのあまり 見ずにはいられなかった。

                 そうしたら、
            日に日に体調が悪くなって・・・
             気持ちも落ち込んで・・・
               ついに内科を受診。

         「 このままでは いけない。
           何か 元気が出ることがほしい・・・」
             と思いながら向かったのが、
         以前から気になっていた 靴とカバンの店。

        体も頭もフワフワした感じで 店のドアを開けた時、
         ちょうど目の前にあったのが この靴だった。
             パッと目に入って、一目惚れ。
            久々にワクワクした気持ちになった。

                  そして、
        お店の方が着ているシャツの真っ赤な色が目に入り、
           少し元気が出てきた気がしたのだった。

      「 赤とか紫は、“派手だから”と敬遠されがちですけど、
        実は 何にでも合う色なんですよ。
        ハッキリした色も取り入れて、自分が着たいものを着て、
        オシャレして、楽しんでくださいね!」
         ・・・と言われて、何だかすごくジ~ンときた。


            どうして『靴』だったのだろう?
         一歩一歩 前に進みたい、と思ったのもある。
         自分らしく歩いていきたい、と思ったのもある。
      ずっと大切に使えるものを一つ持ちたい、と思ったのもあるかな。

    それからもジャージにランニングシューズで過ごすことが多かったけど、
         ちょっと出かけるときには この靴を履いた。
         
 
                 あれから6年。
        買ったときは ピンクっぽいベージュ色だった靴が、
          少しずつ変化して、明るい茶色になってきた。


          この靴を買った時に思ったことを忘れずに、
               大切に履きながら、
            色の経年変化を楽しんでいこう。