昨年は 山形美術館で開催された『高橋コレクション展』 。
今回は、昨年と違うテーマで選ばれた作品の展覧会。
ポスターに使われた この作品。
『ハウルの動く城』を思い出すような絵だけど・・・
間近で見たら、
インク・ペンで、細かく、ビッシリ。
「これ、一体 どのくらい時間をかけて描いたんだ?! (@_@) 」
というような感じ。
いろんなものが描かれていて、しばらく立ち止まって眺めていた。
オモシロイ作品がたくさんあった中で 今の私の心に響いたのは、
蜷川実花さんの作品。
・・・桜の花びらのある風景・場所を切り取った写真たち。
・・・でも「桜や桜のある風景を」撮ったのではない写真たち。
そんな写真が21枚、3つの壁に横1列に並んだ空間にいると、
薄桃色の風が 自分の周りを静かに吹いているような感覚になるのだった。
ここしばらく、
ピンぼけでハッキリしないものが多い自分の写真にガッカリ気味だったので、
蜷川さんの写真を観て
「ピントが合っていてキレイな写真がイイ、というわけじゃない」
ということを思い出した感じだった。
自分が そこに何を感じ、何を表したかったのか。
他の方の写真を観るときも そう。
ピントが合ってて色がキレイかどうか、じゃなく、
「何に感動して 何を表そうとしたんだろう」
ということに思いを寄せながら観るようにしたいな。