「10日に 月山に連れて行ってくれ。」
と 言っていた旦那だけど、
「10日は予報が良くない。
晴れてなかったら景色が見えないから 行かなくていい。
11日は山の日で混むだろうから 登らなくていい。」
とのことで、月山行きはナシに。(^▽^;)
代わりに? 今度は私が
「11日に 山形美術館に連れて行って。」
と頼んだらOKとのこと。
11日の山の日、祝日で混むのを覚悟で行ってきた。
今回 私が観たかったのは・・・
これ。
スーパーに行った時、壁に貼ってあったポスターが目に入った。
あんまり興味のない旦那は、
「 お前、どうせ時間かかるだろ?
俺は、ざっと一回りしたら イオンに行って買い物にしてくっから。」
とのことで、
入場券を買ったら すぐに別行動。
では、
自分のペースで のんびりゆっくり観るとしよう。
展示室Ⅰの前で、「ヤヨイちゃん」と「ポチ」がお出迎え。
これ、草間彌生さんの作品なんだけど、撮影OK。
記念撮影用の立ち位置の表示まであったりして。
この『高橋コレクション』は、
山形県ゆかりの精神科医・高橋龍太郎氏が収集hした現代アートのコレクション展。
1990年代以降の作品2500点を超えるコレクションの中から
約80点が展示されていた。
草間彌生、奈良美智、蜷川実花・・・という方々の作品をはじめ、
東北芸術工科大学や山形県にゆかりのある若手作家の作品までが
ゆったりと展示されていた。
美術展や写真展を観る時は、
「展示された作品を観る」と同時に「その時の自分を見る」感じ。
その時々の 心や体の状態によって 惹かれる作品が違うので、
その時に惹かれる作品を ゆっくりじっくり眺める。
「 今の自分は こういう作品・色や形・雰囲気に惹かれるんだ…」
なんて思いながら。
( そうでない作品は さらりと観て。)
この日の私は、
草間彌生さん、奈良美智さん、岡崎乾二郎さん、
三瀬夏之介さん、照屋勇賢さん、村山留里子さん・・・
・・・らの作品を ゆっくりじっくり眺めた。
近寄って観たり 離れて眺めたり。
真っ直ぐ観たり 下や横から観たり 後ろに回って観たり。
どの作品も、
自分の内側にあるもの、
子どものような心、
・・・で つくられているところが良かったな。
「ヤヨイちゃん」と「ポチ」の他に 撮影可だったのが
こちら。
「チームラボ」の
『世界は統合されつつ、分割もされ、繰り返しつつ、いつも違う』
という作品。
「インタラクティブデジタルワーク」? による作品で、
観ている人の影が作品に映ると、
その部分の画像が反応し、動き、変化し、音楽が流れるのだった。
心地よい音とともに変化し続ける画像、
全然飽きなくて、ずっと観ていたかったな。
・・・ 自分の中のいろんなとらわれを外し、
内なるものに従って つくったり描いたりして
自分を解放するみたいな、
そういうところが いいな。・・・
・・・と、作家さんそれぞれの発想の素晴らしさ・面白さに見入るうちに、
あっという間に 旦那との待ち合わせの「1時間30分後」になった。
ヤヨイちゃんとポチが 見送りしてくれた。
美術館入口付近の大きなケヤキ。
家で宿題に追われている娘に
お土産のカード入れを買ってきたんだけど・・・
見るなり
「 そんなの、いらん! お母さんとは 趣味が違うしぃ。」
・・・やっぱりか。(^▽^;)