湯ノ沢岳 に登った日の夜は 日付が変わる頃までなかなか眠れず・・・
その後も 1時間おきに目が覚めた。
これは もしかして・・・「早起きして山に行こう!」ってことか?!
・・・安静時の脈拍・基礎体温、普通!
・・・疲労感・筋肉痛、無し!
よしっ! このまま起きて 行こう!
というわけで、
午前2時過ぎに起床。
準備をして 3時20分頃、自宅を出発。
向かったのは、笙ヶ岳。
nabeharuさんのヤマレコの記事に
1週間前 ハクサンイチゲのつぼみがあったことが書いてあったので、
「もう咲いている頃かもしれない。行ってみたいなぁ・・・」と思っていたのだった。
(実は、湯ノ沢岳から鳥海山を眺めるたびに
「明日行こうかな」と思っていた。( ´艸`) )
この日の日の出は 4時過ぎとのことだったけど、
3時過ぎには すでに空の色が少しずつ変わり始めていた。
( わかりづらいけど、鳥海山がうっすらと。)
4時前、酒田市にて。
車がほとんど通っていない早朝のR7。
ちょっと止まってパチリ。
早朝に家を出て、変わりゆく空の色を眺めながら登山口に向かうの、
好きなんだな。( ´艸`)
4時20分ころ。
鳥海ブルーラインに入ると、看板あり。
これ、Tくんが出場するというレースだな。
4:20頃 大平山荘前を通過。
そろそろ 日の出の時刻。
駐車場で準備をしていると・・・
4:58
5:10 象潟登山口をスタート。
4月末に来た時 登山口付近に数mあった雪は、
もう ほとんど無くなっていた。
1か月前 雪の下だったところに、たくさんの花が咲き始めていた。
眠っているようなタムシバ。
ここは 雪渓を横切って向こう側へ。
雪渓の上で ふり返って見ると、遠くの方は 少し霞んでいた。
静かな鉾立。
稲倉岳の向こうから朝日が昇ってきた。
前方には 山頂が。
雪渓を横切って 夏道に入って間もなくのところに・・・カワイイ花。
これは もしかして・・・ツバメオモト?
はじめまして! \(^o^)/
この日 私が ツバメオモトを見ることができたのは、
この場所の2株だけだった。
でも、初めて見ることができて とてもうれしい。
カラマツソウが準備中。
奈曽渓谷。
滝の水が流れる音が響き渡り・・・
展望台に上がる階段の下に ハクサンチドリあり
そういえば、昨年もこの場所に咲いていたなぁ。
マイヅルソウが足元に たくさん。
1か月前にスキーヤーがたくさんいた向こうの斜面。
今は 人の姿は無し。
次々に現れて挨拶してくれるシラネアオイ。
おはよう!
今朝の日本海。
山歩き1年目の秋に 初めて鉾立から登った時、
西の方に『影鳥海』が見えて感激したことが忘れられない。
今日も『影鳥海』が見られるかと期待していたのだけど、
日の出の方向が違うので 日本海にうつる影鳥海は見られなかった。
奥の方に 笙ヶ岳が見えてきた。
可愛いミツバオウレン。
ここからしばらく ミツバオウレン・ロード。
ふり返って見る。
さっき歩いたところが 朝日に照らされている。
前回は 雪に埋もれていて出来なかった「県境またぎ」。( ´艸`)
ゴゼンタチバナ。
この日見たのは ここだけだったかな。
ここからは、雪渓を歩いたり 夏道を歩いたり。
せっかく雪渓を歩けるんだから 雪渓を行こうかな・・・
と思ったけど、
夏道の方を行けば、咲き始めた花を見ることができるかも・・・
と、 ここは ちょっと戻って夏道へ。
シラネアオイのつぼみ。
これを見て思い出した。
4月半ばに高館山で見た白いつぼみは、
やっぱり シラネアオイの白花のものだ。
真っ白なシラネアオイ、来年は見ることが出来るかなぁ。
ここからは雪渓の上を。
ふり返って見る。
鉾立の駐車場が だんだん小さくなってきた。
1ヵ月前 雪の下だったところに、
今は新緑のライムグリーンの葉が見える。
いちおうアイゼンを持ってきたけど、
ここでは必要なし。
この雪渓は、
いつ頃まで 残ってるんだろう?
この辺りから
左側に水の流れる音が聞こえてきた。
ふり返って見る。
雪解け水を集めて流れる沢の音が ゴウゴウと。
写真ではわかりづらいけど、
奥の雪渓に 御浜へ続くトレースが見える。
山肌につくる陰影が いいな。
進行方向左側には、
朝日を浴びて光る チシマザサ。
ここも 1か月前は真っ白だった。
反対側の空を見上げると、
青い空に 白い月。
笙ヶ岳からの下山は この正面の向こうから来ることにして・・・
登りは この先を左にカーブして 御浜の方へ。
時間的に余裕があるので、
もし 花が咲き始めていたら、
御田ヶ原あたりまで行ってみようかと思い始めたのだった。
さて、
1週間前に つぼみだったというハクサンイチゲは、
今日 咲いているのだろうか?
・・・②へ続く・・・