天気の良くない日が続き、
１４日に予定していた旦那との月山行きも、
予報を見た旦那が「晴れない予報だから行かない」と2日前には中止に。
それでもどこかに登りたい私は、
毎日何度も天気を見ながら
比較的良さそうな１５日に 鳥海山に行こうと決めた。
さて 鳥海山のどのコースを歩こうか・・・
と 思った時に浮かんだのが、
いつかやってみたいと思っていた『湯ノ台コースからの周回』。
「湯ノ台コースを登る」
「千畳ヶ原を通って 幸治郎沢を登って 河原宿へ」
は 決まっていたけど、
あとは 天気や時間などの状況によって 歩くコースを決めることにした。
・・・雪渓の状況はどうだろうか。
・・・蛇石流分岐付近から千畳ヶ原Ｔ字分岐付近は 道がわかるだろうか。
・・・ガスで真っ白だったら 迷わずに歩けるだろうか。
・・・いつものように写真を撮りすぎはしないだろうか。
という不安や緊張をかかえつつ、
他の方の記録を検索したり 地図を見たり 先輩にお聞したりして 準備した。
前日の夕方、鳥海山はキレイに見え・・・
夜空には 満天の星空が広がっていた。
４時過ぎ、予定より遅く自宅を出発。
東の空がドンドン明るくなっていくのをチラチラ見ながら
湯ノ台方面へ向かった。
日の出は４：４７となっていたけど、
４時半前には こんな感じに。
Ｒ３４５に入った頃、空全体の雲がピンク色に。
鳥海高原ラインの途中で見えた月山。
これも 鳥海高原ラインの途中で。
５：２５ 車道終点駐車場に着くと、車が２０台近く停まっていた。
この時は まだ山頂がキレイに見えた。
駐車場からの南東側の景色。
下に雲海。 目の高さにも雲。 そして ずっと上にも雲。
東側。
登山届を書く順番待ちの間に パチリ。
登山届の予定コースには、今までで一番長い線を引いた。
どこを歩くことになるかなぁと思いながら・・・
５：３５ スタート。
マイヅルソウの実。
ピカピカの真ん丸。
今日は写真をあまり撮らずに進もう！と思っていながら、
こんなのを見ると つい・・・
アリさん、おはよう。
今日の下山は 夕方になりそうだよ。
１５分ほどで滝ノ小屋に。
前回ガスで見えなくなって迷った雪渓は、
ほとんど消えていた。
この沢の石をトントン…と渡って・・・
もひとつ この沢も トントン…と渡って行く。
この前 矢島コースにあったのは モミジカラマツだったけど、
この辺りは ミヤマカラマツ。
うわ～ 雪渓がなくなってるよ～！
雪渓が解けて チングルマが咲いていた。
夏休みに親子３人で山歩き、いいな。
東側を見る。 
庄内平野が見えるぞ。
下山まで ずっと見えていたらいいんだけど・・・。
登るにしたがって ハクサンシャジンが増えてきた。
一気に視界が広がるこの場所にきて 青空が見えると
やっぱり嬉しい。
下界も見えるぞ。
ふり返ると、
東の方から 少しずつ雲が流れてきた。
少し登っては景色を眺め・・・
また少し登っては 景色を眺める。
黄色や白、青紫の花が いっぱい。
こっちにも。
ハチの脚に、
黄色い花粉だんごが。
朝仕事ですな。
草が風にそよぐ様子がキレイ。
朝の光が当たる道。
西の方に 月山森が見えてきた。
山頂の方に 薄くガスがかかり始めた。
白・黄・青紫の中に
ポツポツとオレンジ色が現れるのが良い。
ミヤマハンショウヅルは、
すっかり こんな姿に。
ハクサンフウロ、そばには実も。
この辺りから 沢の水音が聞こえてくる。
そうすると・・・
河原宿は近い。
ガスの間から うっすら山頂の方が見える。
６：４５ 河原宿に到着。
そばを流れる沢の水面が 朝日でキラキラしていた。
１０時間以上かかるであろう今日の山歩き。
なるべく写真は撮らないようにしたいけど、
この先 どうなるか。
・・・②へ続く・・・
