12:20 長坂道分岐に到着。
三脚を構えている方々の姿あり。
確かに、ここからの山頂の方の眺めはいいなぁ。
向こうの岩峰の方に目をやると、
真っ白い雲をバックに 小さく人の姿が。
こんなのも いいなぁ。
すご~い!!
でもYさんは、
「今年は ハクサンイチゲが少ないなぁ。」
と言う。
ベンチで昼食を摂って 御浜の方へ。
笙ヶ岳の方をふり返って見る。
ついつい撮ってしまう、こんな景色。
こっちも 遠くの方が霞んでる。
雲がモコモコしているのは 月山がある辺りだろうか。
『花字雪渓』『心字雪渓』を眺めながら歩く。
足元を見れば、イワカガミも。
空の色や草の緑の中に、黄色が映える。
少し歩いては、笙ヶ岳の方をふり返る。
青空に向かって咲いているようなハクサンイチゲ。
こんな景色を前にすると、ずうっと眺めていたくなって・・・
なかなか前に進まない。
同じような写真を 何枚も撮ったりして。
でも、なかなか思うように撮ることはできなくて。
あ、サクラだ。
「ミネザクラ」だと教えていただいた。
たくさん服を着こんだようなコバイケイソウも
あちらこちらに。
上から見ると こんな感じ。
御浜小屋の向こうに、もくもく雲が湧いてきた。
扇子森の方へ向かう道をよく見ると、
歩いている人の姿が 小さく小さく見えた。
岩峰の辺りで じっとカメラを構えている人がいた。
鳥海湖を手前にした山頂の方を撮ろうとしてるのかな。
次々に変化する雲を見ながら、
ちょうどいい雲を待っているのかもしれない。
ちょうどいい雲を待っていたりする時って
時間の感覚がなくなるような感じがして・・・ 不思議だ。
御浜小屋の向こうの雲は、ますますモクモクしてきた。
この後、どうなるかな。
YさんはYさんの撮影ポイントで、じっくりカメラを構えている。
しゃがんで撮ったり・・・
中腰で撮ったり・・・。
月山森の方を見る。
幸治郎沢には まだ雪があんなに。
ハクサンイチゲって、
つぼみが 紫色っぽいんだな。
北西側を見ると、
ハクサンイチゲの向こうに 稲倉岳が。
この日の鳥海湖。
例年なら、この時期もっと氷が割れているそう。
にかほ市の方も、もっと向こうの日本海も、
今日は霞んでいる。
「今年は この時期になっても まだ雪がいっぱいだなぁ。」
と、Yさんが何度もつぶやく。
13:40 御浜小屋に到着。
トイレの方が工事中。
トイレに行くには 回り道かぁ。
夜行くとき 大変そうだな。
小屋の前から 北側を眺める。
霞んでいななかったら 秋田の方の山々が見えるはずだけど・・・。
初めて入る御浜小屋。
今晩 よろしくお願いします。
左側のスペースは、泊まり込みで工事している方々が使用中。
この右側のスペースは 一般客の利用可。
すでに大きなザックが。
大きな荷物を置いて、山頂へ向かったのかな。
トイレへ行く時、
午前中会ったトレランの方が ちょうど下ってきた。
トレランシューズで雪渓は登れず、その手前で折り返してきたとのこと。
イイノワタルさんではなかったけれど(笑)・・・
笑顔の爽やかな方だった。
小屋に戻り、靴を脱いで、入口から外の景色を見た。
外に こんな景色があるって、すごいな。
いよいよ ここで 念願の初小屋泊なんだなぁ。
・・・③へ続く・・・