あ、いた いた。 歩きの方が。
ここまで見かけたのは スキーヤーとボーダーばかりだったので、
自分と同じように歩きの方がいることに ホッとしたりして。(;^ω^)
見下ろしたところに
斜面を登っているスキーヤーの姿。
見上げたところには
斜面をトラバースしていくスキーヤーの姿。
どの人も
自分で 自分の歩くところを決めて 歩いている。
私も 私が歩いていくところを自分で決めて歩いている。
当たり前のことなのかもしれないけど、
そんなことを あらためて思う。
自分のペースで一歩一歩登って行く人の姿を見て・・・
私は私の歩いて行くところを決めて歩いて・・・
そんなことを繰り返しながら
少しずつ少しずつ山頂へ向かっていく。
他の人たちは どんなことを考えながら歩いているのかなぁ・・・。
「人それぞれに その人だけの世界があって
その世界を生きている」
と 、日常生活の中で忘れがちなことを あらためて思うことができるのも
山歩きをして良かったことの一つだなぁ。
そして、
「その『それぞれの世界』は、実はつながっているんだなぁ」
ということも。
あそこを越えたら どんな景色が見えるかな~
と ワクワクしながら登って行ったら・・・
「また下って・・・登って・・・ 」の景色が続いていた。(;^ω^)
稜線へ向かって登って行く人を見上げ・・・
越えてきたところを振り返って見る。
稜線を歩いているあの人からは、
鳥海山や庄内平野が見えているんだろうな・・・。
姥ヶ岳に登る人たちの姿が 点々と・・・。
!!!!!
鍛冶月光の坂に たくさんの人の姿!
これから私も、あの中の一人になるのか~。(;^ω^)
・・・と思いながら振り返って見て
人が多くない景色にホッとする。
この先は かなりの急斜面だったので、
少し上の方に登って行く。
朝日連峰を奥に 飯豊連峰が見えている。
「今日はサイコーですね~!」
と笑顔ですれ違っていった方。
これは・・・とけてきた風紋か?
鍛冶月光に近づいてきた・・・。
ズーム。
うひゃ~~。(;^ω^)
その右側に視線を向けると・・・
毎度 撮りたくなる岩。
おっ。 滑り出そうとしている人がいるぞ。
遠くまで続く素晴らしい景色を眺めながら滑るのは
とっても気持ちいいだろうな~~。
行きましたね~。
「今日は サイコーですね~~!」
と、この方も満面の笑顔で下って行った。
稜線に上がった。
目の前には 真っ白な品倉尾根。
その向こうには 庄内平野や おなじみ湯ノ沢岳~母狩山~鎧ヶ峰~金峯山の山々。
さらに奥には日本海。
視線を北側に移すと・・・鳥海山! \(^o^)/
鳥海山に登っている人も たくさんいるんだろうな・・・。
私は 月山!
何度も振り返って景色を眺めながら。
品倉尾根の雪庇、すごいな~。
あの雪庇が崩れる瞬間を見てみたいな~。
な~んて のんびり登っているうちに、
すでに山頂まで行ってきた人たちが 次々と下ってくるようになった。
ノロノロ登っている私の近くを サクサク登って追い越して行った人がいた。
あかねずみさんだった!
さすがです!
山頂に行って下る途中、景色を写真に撮っている人。
山頂目指して 一歩一歩登っている人。
徐々に雪が 固くなってきたなぁと思っていると・・・
『エビのしっぽ』が現れてきた。
暖かい日が続いていたから もう融けてしまっているかな~と思っていたので、
観ることができて嬉しかった!
登って来た斜面は、
スキーヤーやボーダーが次々に滑り降りてくるし、
けっこうガリガリの急斜面なので・・・
前の人たちはこっちの方へ登って行く。
私も こっちへ行こう。
なるほど、こっちが夏道の方だった。
下って来た方たちと挨拶をを交わし、ちょっと話をしたら・・・
「あれ? もしかして湯殿山に行った時 お会いした人?」
と言われてビックリ。
志津の車止め地点からスタートして間もなくの所から
少しお話しながら登った米沢のお二人だった。
またお会いできてうれしいです!
足の置き場を探しながら登ったり・・・
エビのしっぽを眺めたり・・・
遠くの景色を眺めたりしながら・・・
ゆっくり登って行く。
こんな天気の日に登れるって なかなか無いもんね。
この迫力のエビのしっぽは・・・
鍛冶月光小屋跡。
こんなエビのしっぽを観ることができて 感激だ~!
・・・③へ続く・・・