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ふと目にとまったものや感じたことを写真と言葉で綴るBLUEの日記。

◆『 森のように生きる~森に身をゆだね、感じる力を取り戻す~ 』…山田博:著

 

 

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   ・・・ 「森のように生きる」って、どういうことだろう?・・・

 

そう思って読んでみた本。

 

 

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 へぇ~・・・
こういう活動をしている人も いるんだぁ・・・。

いろんなことをしている人がいて おもしろいなぁ・・・。 

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「人間が このタイミングで
 自分や人、自然、地球、宇宙とのつながりを思い出す時が来ている」
という言葉が浮かんできました。

そのとき、
私がどうして森に人を案内し続けているのか、
そのわけがストンと腑に落ちた氣がしました。

・・・と書かれていた。

 

   

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 うん、うん・・・わかる、わかる・・・。( ´艸`)

と 思いながらページをめくっていくと、

中には  私が山歩きをしながら感じていることや
ふだんの生活の中で心がけていることなどが
いっぱい! \(^o^)/

いっぱいあった中から、書き留めておこう。
( 写真は、過去に撮ったものの中から )

 

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長い時間を森で過ごすことで、
いろいろなことを感じ、発見し、そして考えました。
森は何も言わないのですが、 
そこにいると不思議と感性が冴えてきて、
思いも寄らないインスピレーションや気づきがやってくるときが
たびたびありました。

 

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森では頂点にいる何者かがコントロールしているわけではなく、
それぞれの命がそれぞれのペースで動き、
それなのに全体がうまく連携し合って、
森という命が続いているように見えるのです。

今まで私がビジネスの世界で知っていた、
計画しコントロールすることで結果を出す、
というやり方とはまったく違う世界がそこにはありました。 

 

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が捉えるものは  そのときで いつも違います。
それは、
そのときの自分でしか出会えない、その場所だけの"サイン" です。
サインの中には、
そのタイミングで自分に必要なメッセージが入っています。

 

 

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私は、実に多くのサインを森から受け取り、そのメッセージが紐解かれるたびに、それに従って行動してみました。
周到に計画して行動することに慣れていた私にとって、180度違う生き方ではありましたが、・・・
時にはその方が効果的・効率的なのだということを学びました。
あれこれ考えて時間を費やすより、
思いついたら行動した方がうまくいくことが多く、余計なストレスも減ります。 

 

 

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私たちはずっと前から、そのようなサインを活かして生きることが
日常だったのではないかと思うのです。

例えば、縄文の頃は狩猟採集生活をしていましたが、・・・
すべて自分たちの感性=感じる力に頼っていたのではないでしょうか。 

 

 

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木々も鳥たちも、自ら然る、あるがままの姿でそこに存在しています。
他の何者かになろうとしておらず、
他と比べて劣等感を感じることもない。 

 

 

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私が木を見た」というとき、・・・「木」は対象・・・
でも、同時にまったく逆の世界も存在しうるとしたらどうでしょう。
「木が私を見ていた」「大地が私を乗せている」という見方もあるとしたら・・・。
世界中の先住民の文化では、そのような認識がごく普通です。

逆の世界から自分を見ることができると、
「私」と森の境界線が薄くなっていきます。
その感覚で森で過ごしていると、
"森に身をゆだねる"という状態が起きます。

その状態でしばらくいると、
やがて意識が広がり始め、
自分の場所の周辺の雰囲気、音や気配を感じられるようになります。
意識が森全体へと広がり始めます。

そこがどこで何があるのかを調べる意識とは違い、
ゆるやかで、自由で、喜びがあります。
同時に、目の前の木々や草とも同調しています。・・・

そのとき、私たちは"森の意識"になっているのです。

 

 

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たくさんの対象と会話しているのに、なぜか心のどこかに残っていくもの、それがサインです。
サインは、森からあなたに贈られた特別なギフトです。
それは人によって、タイミングがまったく違う、何かです。

・・・「ふと気になる」
・・・「ふと自分に何かを言っているように聞こえる」

サインは身体の感覚にも現われます。

サインは感情にも現われます。

また、サインは夢にも現われます。

 

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サインを受け取る時の ふと というのは、
"森の意識"で森に身をゆだねている時に、
あたかも森のほうから自分の中に入ってきたものに、
あるタイミングでおのずと気づくということです。

 

実は、
サインは普段の生活でも太陽の光のように降り注いでいるのですが、
私たちは訪れるサインをを気にとめたりしないのです。

 

 

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森では、
宇宙の摂理に委ねることで、多様性と相互依存関係が生まれる。
そこには一切のコントロールはなく、節理だけがある。

 

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「森のような経営をしよう」と試行錯誤を続けている。

・・・そこに集まった人たちが自然の摂理に身をゆだね、
   コントロールを極力手放して周囲を信頼していくほどに
   おのずと必要なことが起きていく。

   それを繰り返しながら多様性が生まれ、それが相互に関わり合い、
   事業という命が続いていく。

というのが、私たちが考える「森のような経営」です。

 

「森のような経営」を実践していると、
最近「ホラクラシー」や「ティール組織」というような組織論で注目されている自律分散型・自己生成的な状態が自然と現われ始めています。

また、ビジネスに限らず、
教育、医療、政治、家庭といった人間すべての営みの中に
この摂理にそった活動が日常化していくのではないかと感じています。
ただし、
…日常化していくには、
…摂理を日常で感じ続け、それに沿って行動する仕組みが必要でしょう。

 

 

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物事をシンプルに感じたいとき、森の中の感覚を思い出す。 

 

 

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森は幸せの象徴であり、幸せは森のような状態。
・・・皆がやりがいを持ち、
   調和的かつポジティブな競争の下で、
   各々の個性を生かしつつ、尊重し合いながら生きる姿。

 

 

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『幸せの4つの因子』

第1因子「やってみよう」(自己実現と成長)
      夢や目標を持ち、それを実現させるための学習・成長意欲が     
      高いこと。強みがあること。

第2因子「ありがとう」(つながりと感謝)
      他者を喜ばせたり、支援したりすること。
      家族や友人たちなど、人とのつながりや感謝を感じること。


第3因子「なんとかなる」(前向きと楽観)
      物ごとに対して常に楽観的でいること。
      自己肯定感が高く、気持ちの切り替えがはやいこと。

第4因子「ありのままに」(独立と自分らしさ)
      周りや他人と比べず、自分らしく、あるがままでいること。

 

 

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森の教育は、少しずつ成長する"年輪教育" 

 

 

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「風は最も古くから吹いている化石のようなもの」

 

 

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誰かと競い合う必要もなく、
もっともっとと追い立てられることもありません。
このシンプルなサイクルを、
呼吸をするように自然に繰り返しながら生きること。
それが『森道』です。

 

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