「河原宿までで折り返すことになるかもしれないと思っていた」
というけど、
外輪まで登ってきたね~。
でも、やはり膝の痛みは けっこう あったみたい。
ほら、向こうに見えるのが新山だよ。
その下に見えるのが神社と小屋。
「新山までは ムリだな。」
「七高山は どこだ?」
「ガスの向こう」
「ほら、ずっと下の方に 河原宿が見えるよ」
「おお~、だいぶ登ってきた~」
「どうする?」
「せっかくここまで来たから、七高山まで行く」
・・・そう言うと思ったよ。(;^ω^)
「七高山まで あとどれくらいだ?」
「う~ん・・・もう少し。」
「『もう少し』かぁ。・・・よし!」
( しまった・・・!)
私としては「もう少し」の感覚だけど・・・
初めて外輪まで来て、しかも膝痛に耐えながらの夫にとっては、
「もう少し」じゃないなぁ・・・。
地図で ちゃんと確認して見せれば良かったなぁ~。
私の『もう少し』の言葉を信じて
ガス&肌寒い風の外輪を進む夫。
赤い屋根の滝ノ小屋も見えてる。
鶴間池と奥鶴間が見える。
ガスの切れ間からチラッと見えた新山を
急いでパチリ。
ガスが流れる山の景色、いいよね~。
夫は そんな景色を眺めてるだろうか?
この辺の石は黒っぽいな。
あれ? 立ち止まってるぞ?
と思ったら、行者岳のところの梯子があるんだな。
高所恐怖症の夫だけど、
無事に梯子を下りたようだ。
黙々と歩いて行く夫。
とにかく七高山まで行くぞ!・・・の一心で
膝の痛みに耐えながら歩いているに違いない。
今にも崩れそうな岩。
冷たい風が横から吹き付ける。
チョウカイフスマ。
花が終わったところ?
「ここから東側に下るコースもあるんだよ」
「オレは行かないぞ!」
・・・わかってるよ。(;^ω^)
「新山に行くには、ここから いったん急坂を下るんだ」
「オレの膝では 今日は やっぱりムリだぁ。」
( ここまで来れただけでもスゴイよ。)
白くて丸い点々は シラタマノキ。
「お前の『もう少し』は、全然『もう少し』じゃないじゃないか!!」
・・・ごめん、ごめん。
今度こそ ホントに もう少しだから。(;^ω^)
11:10頃 七高山に到着!
ついに来たね~。おめでと~!
「証拠写真を撮って、年賀状に使う!」
・・・しょ、『証拠』写真?
『記念』写真じゃないのね。(;^ω^)
新山、順番待ちの人が並んでるね~。
午後から晴れる予報だったし、
さっきは青空が見えてきたと思ったんだけど・・・
すぐには晴れないみたいだな~。
「どうする?」
「もう、ここで 昼食を食べて、
さっさと下ってしまいたい!」
・・・わ、わかったよ。(;^ω^)
とりあえず 腰を下ろして 早めの昼食にしよう。
・・・④へ続く・・・