朝、自宅付近でも けっこう東風が強く吹いていたので、
山はかなりの強風になっているだろうなと思った。
しかも、天気は徐々に崩れる予報。
それでも山に行きたかった私。
鳥海山の吹浦コースから 長坂道に出る手前辺りまでなら大丈夫なのではないかと思い、
行けるところまで行ってみることにした。
8時過ぎに出発。
う~ん・・・
鳥海山の上には アヤシイ雲が。(;^ω^)
東からの強風に乗って流れて来るガスは、
遠くから見ても けっこうな速さ。
御田ヶ原や月山森辺りがガスに隠れたり見えたり・・・
という状態。
東側は、いかにも 天気下り坂~な雲。
うわ・・・
御浜や笙ヶ岳までガスが流れるようになってきたぞ。
お願いだぁ~。
少しでいいから 登らせてくれ~。
大平山荘わきの駐車場にあるトイレに寄って行く。
吹浦コース登山口の駐車スペースに到着すると、
何台か車があった。
南西側に目を向けると、
遠く日本海に粟島が。そして薄っすらと佐渡も見えた。
登山届を書いて・・・
9:55 スタート。
光が差し込んでキレイだなぁ。
5月下旬にYさんと来た時には、
この辺りは 残雪におおわれていた。
写真では分からないけど、
すでにアヤシイ風が吹いていて・・・
登るにつれ、
その風は 少しずつ少しずつ強くなっていた。
天気が悪くなる前に 行けるところまで行こう!
・・・と思いつつ、
木々の葉を撮ったり 花を撮ったり
いつものように のんびりペース。(;^ω^)
すると・・・
下ってきた方が2人。
「今から上まで行くの?」
・・・いえ、河原宿辺りまで行けたらいいかと思って。(;^ω^)
「そう。
独りなの? 風が強いから気を付けてね!」
・・・はい、ありがとうございます。
やっぱり風が強いんだな~。(;^ω^)
それでも、 ドキドキ・ワクワク。
なぜかというと、
このコースを独りで歩くの初めてだから。
「御浜まで行ったんですけど、あまりにも風が強くて立っていられないほどだったので
引き返してきました。」
と下ってきた方は、千葉からいらしたのだそう。
前泊して朝から登ったけれど、仕方ないから帰りますとのこと。
「鳥海山麓に、湧水が湧き出ている海岸とか キレイな水の丸池様とかあるので
そちらをぜひ観ていってください!」
と宣伝しといたけど、どうされたかな。
振り返ると、大平山荘と駐車場が見えるようになった。
笹がザワザワ鳴る。
あの岩が見えてから いくつか曲がると『見晴らし台』に着くよ、
と、Yさんが おっしゃってたな。
来たぞ。
10:38 『見晴らし台』
体があおられてしまうくらいの風。
転んだり落ちたりしないように気をつけながら
急いでパチパチ何枚か撮る。
男鹿半島が見えてる。
写真では右側が欠けてしまったけど、
粟島の右側に佐渡も見えた。
ここで引き返してもいいかな・・・とも思ったけど、
もう少し行ってみることにした。
10:42 『見晴らし台』から先へ進む。
ゴゼンタチバナの赤い実。
次にすれ違った方は
「私が上へ行った時は ちょうど風が弱まって雲も切れた時だったので、
新山まで行ってきました。」
とのこと。
「風が強いので 気を付けて下さいね~」
と声を描けていただいた。
予想していたより強い風。
どの辺りまで行けるかな。
ちょっと広い場所にヤマハハコがたくさん咲いている。
ここには 以前 マイクロウェーブの鉄塔が建っていたそうだ。
更に進んで・・・
振り返ると・・・
白い船が 北から南へ行くのが見えた。
たくさん実をつけてて重そう。(;^ω^)
お!
前方に見えてきたのは、笙ヶ岳三峰じゃないか?
登山道のそばに 水の流れが見えるようになり・・・
チョロチョロという微かな水音を聞きながら行くと・・・
湿地に出た。
雪が残っている頃に来ると 素敵かも。
11:00 ここは『清水大神』だった。
・・・②へ続く・・・