南高ヒュッテを出て もっと先へ行ってみることにした。
今日の天気・雪の状況なら、
鳳来山まで行くのも可能だぞ。
クネクネした木々の間を歩いて・・・
もひとつ クネクネな林を歩いて行くと・・・
すうっと伸びた木々の林に変わった。
夏道と合流。
ふり返ると、遠くの景色が見えてきた。
西側を見ると・・・
木々の向こうに 日本海が。
左前方には、
真っ白な鳥海山が見えている。
木々の間から
日本海を眺めたり・・・
鳥海山を眺めたり・・・
落葉した この時期ならでは。
前方から声が聞こえるぞ、と思ったら
高校山岳部の一団が下って来た。
顧問の先生方の間を歩く高校生たちが
「こんにちは!」
と、さわやかな笑顔で挨拶して通り過ぎていった。
「こんにちは!」
と挨拶を返しながら 私も笑顔に。
最後尾にいた方(顧問の先生かな?)から どこまで行くのか訊かれ、
「鳳来山です。」
と答えると、
「そう。鶴岡山岳会の4人が、滝ノ小屋の方へ行ってるよ。」
と教えて下さった。
それを聞いて
・・・もっと早く開拓に来ていれば、
今日の状況なら、
その方たちに付いて滝ノ小屋まで行くことも可能だったかも!・・・
と、ちょっと残念な気持ちに。
いや、今日は「下見」のつもりだったんだから、
鳳来山を目指して歩いているだけでも十分。( ´艸`)
欲張っては いけませんな。
この辺りから 背の高いブナが多くなる。
前回来た時も、大きなブナを見上げて見たっけ。
尾根道を登るにしたがって
こんな所も歩くように。
でも、
たくさんの人が歩いて 道がハッキリしてるから心強い。
ただし、
みなさんはワカンやスノーシューだけど、私はツボ足のまま。
ズボッとならないように、足の置き場に気を付けながら進む。
ああ、この木、
前回も撮った覚えがあるぞ。
尾根の西側は、
まだ地面が見えているところも。
大きなブナが立ち並ぶ道。
新緑や紅葉の時期に歩くのも いいだろうな。
歩きやすそうなところ、
歩いても大丈夫そうなところを見ながら
木々の間をクネクネと歩いて行くのがオモシロイ。
うん。まだ山頂の方がスッキリ晴れてるから大丈夫。
空の様子も見ながら進む。
なだらかな下り。
鳥海高原家族旅行村が 小さくなった。
ふり返って見る。
陽が差すたびに
立ち止まって 木々の影に見入る。
分岐は 右へ進む。
急な登り。
下ってくるときに 滑りそうだなぁ・・・なんて思いながら登る。
急な尾根を登って もう少し。
「足元注意!」なところが あちらこちらに。
あちらこちらに踏み抜きそうなところもあり・・・
実際 たまに踏み抜いたりしながら・・・
進む。
ふり返って見る。
また ふり返って見る。
クリームたっぷり!・・・みたい。( ´艸`)
この辺りが 鳳来山だと思う。
時間は あるし・・・
トレースは ハッキリしてるし・・・
天気も 今のところ大丈夫だし・・・
もう少し先に行ってみようかな!
かなりの急坂。(;^ω^)
しかも細い尾根。
両手両足全部使って登る所も。
でも、
こういうのがオモシロイんだな・・・。( ´艸`)
うひょ~!
ここで踏み外したくないぞぉ。
しばらく 集中して?細い尾根の急坂を登っていくと・・・
台地に上がった。
さっきまでの細い尾根の急坂とは違って
なだらかで広い。
静かで気持ちの良いブナ林。
ここで ちょっと休憩。
もう少し先に行ってみたい気もするけど・・・
西の空が あやしくなってきたし
山の雰囲気が変わった( 明らかに雨降り前の雰囲気。)ので、
予報より早く崩れるかも・・・と思い、
ここで引き返すことにした。
雨降り前で気温がやや高めなので、
時間とともに 雪が緩んできていたし。
う~ん。
もう少し先まで行ってみたい気もするが・・・
今日は ここまで。
旦那には昼頃まで帰ると言ってあったので いちおう電話。
「下見じゃなくて鳳来山に登ってきちゃって、今まだ上にいる」
と言うと、
「了解。ゆっくりしてきていいよ~」
と言ってくれた。
でも、
天気が崩れないうちに これから下るよ。(;^ω^)
10分ほど 休憩しながらウロウロして・・・
11:40 下山開始。
ゆるんできた雪をツボ足で下るので
「ズボッ」となりやすい。
でも大丈夫そうなので、ワカンは履かずに そのまま下る。
徐々に
空が曇ってきていたし
さらに雪が緩んできたので、
写真はほとんと撮らずに とにかく下った。
たまにふり返って見たりしながら。
向こうの鳥海高原ラインをスキーで下ってる人の姿が!
・・・と急いで撮ってみたけど、
すでに行ってしまって写ってなかった。(;^ω^)
あれは、スキーで下った跡かな?
シカさんの足跡?
少しずつ遠くなる鳳来山。
南高ヒュッテに着くと、
すでに高校山岳部の方たちが引き上げた後で 静かだった。
南高ヒュッテからは 山岳部の方たちもツボ足。
あちらこちらに「ズボッ!」となった足跡があった。
小屋泊の重い荷物を背負ってるんだもんね。
12:35 開拓に戻って来た。
車は まだ4台あり。
滝ノ小屋まで行った方たちのものかな。
近くに停まってた車のナンバーが こんなだったりすると
いいことがありそうな気がする(笑)。
登山口の下見のつもりだったけど、
登っちゃったなぁ・・・などと思いながら車に乗った。
いちおう?
鳥海高原ライン入り口の方を見に行った。
なるほど。
ここから歩くことになるんだ・・・。(;^ω^)
この後、雨がパラパラ降り出し、
庄内町辺りまで来てふり返ると、鳥海山は全く見えなくなっていた。
やはり予報より早く雨が降り出したみたい。
早めに引き返してきてよかったかも。(;^ω^)
帰宅後に地形図で確認したら、
鳳来山をこえ、限界杉の手前まで行って引き返してきたのだった。
雪がしまってきた頃、
今度は 滝ノ小屋まで行ってみたいな。