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ふと目にとまったものや感じたことを写真と言葉で綴るBLUEの日記。

◆'18/10/13~14 以東岳③…以東小屋からの眺め 夕方・朝

 

以東小屋に到着した時
山頂も 縦走路の方も ガスで真っ白になってしまっていたので、
「山頂からの景色を眺めるのは 明日にしよう」
と、小屋でまったりすることに。 

 

私が小屋に入った時には、
早く到着した方たち3人が すでに宴会?を始めていた。(14時過ぎ。( ´艸`) )
2階が宿泊場所になっている以東小屋。
その2階の両側には 2段ベッド(「身長170cm以下の方」とのこと)があり、
迷った末、私は右側ベッドの1階奥に場所を決めた。

荷物の整理をしたり 寝床の準備をしたり 着替えたりしてから 夕食。
できるだけ荷物を軽く・少なくしたかった私は「お湯を注ぐだけ」の食事。
隣りにいた方たちが、途中で収穫してきたというキノコで味噌汁を作っていて、
お裾分けしてくださった。
『モダシの味噌汁』、その美味しかったこと!
登りながら収穫したものをその日の夕食で食べるって、
とっても贅沢だなぁ。( ´艸`)
同じ鶴岡市の日の出町のヒ~さん、
櫛引出身のク~さん、
ごちそうさまでした! \(^o^)/

 

夕食の最中、窓の方を見ると、ほんのり外がピンク色になっていたので
外に出てみたら・・・
さっきは真っ白だったのに、少しずつガスが晴れてきていた。
そして・・・

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ほぼ諦めていた夕日が見えたではないか!

 

 

気温が下がり、冷たい風が吹く中で、
ガスの中に 時々姿を現す夕日を しばらく眺めていた。 

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 ガスは ものすごい速さで流れていく。

 

見えなくなったと思うと・・・

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こんなふうに見えたりして。

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ふと見上げると、
ガスの中に月も見え隠れしていた。
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こんなのも、
山にいるからこそ 見える景色。

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途中で帰らずに登ってくることができてよかった・・・。

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頭上のガスは 晴れてきた。
夜には 星がたくさん見えるかもしれないなぁ・・・と期待がふくらんだ。

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 西の空を眺めるク~さんのシルエット。

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 独りで夕食中の私に
「乾杯しましょうか?」
と声をかけて下さり、モダシの味噌汁をお裾分けして下さったり。
大変うれしかったです! ありがとうございました。

 

この日は12名の宿泊。
一番後に小屋に着いたのは、岡山からの女性二人。
2泊3日での朝日連峰縦走だそう。
悪天候に阻まれて何度も縦走の予定を延期し、ついには年内の縦走を諦めた私。
お二人が羨ましかった。

 

4人グループで来ていて、賑やかにバーベキューしていた方たちも。
「山でバーベキュー」のために登るのも、楽しみ方の一つなんだな。

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独りで登って、のんびり山を感じたり 自分のココロやカラダと向き合ったりするのも
楽しみ方の一つ。 

 

 

 

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写真では分からないけど、
ずっと冷たい風がビュービュー吹いていて 寒くて長い時間外にいることができず、
「少し空を眺めては小屋に入り、しばらくしたら また外に出る」
をくりかえした。

 

  

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新発田の方の明かりだそう。

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これは、日本海に浮かぶイカ釣り漁船の漁火とのこと。
念願の「以東小屋からの漁火」。
見ることができて嬉しい。

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 山歩き1年目。
鳥海山の七高山でお会いした方が、
「以東小屋からは 日本海の漁火も見えるんだよ。
 以東小屋、いいよ~。いつか泊まってごらん。」
と教えて下さったことが、ずっと頭の中にあった。
3度目の以東岳、小屋泊できてよかった・・・。

 

 

この頃には ガスがだいぶ晴れてきて、
以東岳山頂がシルエットになって浮かび上がっていた。 

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鶴岡・酒田の方の街明かりも見えた。

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19時半頃だったろうか。
また外に出てみると、
頭上には天の川があり、北斗七星やカシオペア座、ハクチョウ座も輝いていた。

 

ヒ~さんから、ク~さんとの山歩きについてのいろんなお話をお聞きし、
20時過ぎに就寝。 

 

 

 

 一度眠ってから目が覚めたのは 午前1時半頃。
外に出てみたら、
頭上は、普段見ているより ずっとずっとたくさんの星で埋め尽くされていた。
しかも、その一つ一つがキラキラ光っていて・・・
山で見る星空の美しさに感激!

 「うわ~! やっぱり小屋泊にしてよかった~!」
と思いながら しばし星を眺めた。

 

 

 

 翌朝。
5時を過ぎると 他の方たちが 次々に小屋を出発していった。
・・・縦走路に向かった人たち。
・・・泡滝ダムの方へ下山していった人たち。
それぞれの今日の山歩きへ。

私は・・・
朝起きた時点では 
「ザックを背負って小屋を5時半過ぎに出発し、
 以東岳山頂で 日の出前後の景色をしばらく眺めてから 下山しよう」
と思っていたのだけれど、
帰宅時刻が決まってるわけではないし、せっかくなので、
もう少し ゆっくり過ごしてから下山することにした。

 

ザックを小屋に置いて、空身で山頂へ行ってこよう。


まずは、小屋の前でパチリ。
月山。遠く雲の上にチョコンと頭を出してる鳥海山。(小さくて写真では見えづらい)

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月山、ズーム。 

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月山・鳥海山の方の景色を眺めながら ベンチで朝食中の方も。
う~む。こういうのもいいなぁ。

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以東小屋の前から見下ろした 朝の大鳥池。

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 !!!!!

もう、登って来た人がいる!
ペットボトルを1本だけ持って スゴイ勢いで直登コースを登って来た男性が一人。

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 管理人Iさんによれば、
大鳥池のタキタロウ小屋には、40人近く宿泊。
そのほとんどの人が、この日 以東岳を周回で歩くのだそう。
直登コースもオツボ峰コースも、賑やかになりそう。


昨晩 狐穴小屋に泊まり、泡滝ダムの方へ下山する人たちも やって来た。
 

 

 

小屋からほんの少しの以東岳山頂へ。

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最初に小屋を出発したグループが縦走路を下っていくのが見えた。 

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 昨日はガスで見えなかった縦走路が 見えた。
とんがった大朝日岳の姿も はっきりと。

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さっきより少し空がピンク色になった月山方面。 

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朝の空を映している大鳥池。 

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その大鳥池と 昨晩泊まった以東小屋を入れて パチリ。

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以東岳山頂からは、
360度素晴らしい景色を眺めることができるので、
あっちを眺めたり こっちを眺めたり。

 

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今年は 歩かずに終わってしまいそうな小朝日岳~大朝日岳。
そして 縦走路。

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 遠くに薄っすら見えるのは・・・吾妻連峰・・・だったかな。(;^ω^)

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あの道を歩きたかったな~と思いながら
何度も縦走路を眺める。

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大鳥池の方向を見下ろすと、
草原の中に池塘が見えた。 

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さっきまで 頭だけチョコンと見えていた鳥海山。
裾野がうっすら見えるように。

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月山。遠くに鳥海山。
手前には 今日下っていくオツボ峰コースの山々。

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オツボ峰コースには、
こんな道から下り始める。

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 そして・・・

 

 

あのポコポコ連なった尾根を下って・・・

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 大鳥池の方へ。
途中から けっこう急なんだよな~。

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 日本海側。
西の空も うっすらピンク色。

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予報では「☀→☁」になっていたけど、
遠くの景色を眺めながら 下っていけるといいなぁ。

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縦走路を下っていく姿が。

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来年こそは、
私も あの道を歩きたい。

 

 

 

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 お世話になった ク~さんとヒ~さんも山頂にやってきた。
「あれが飯豊連峰だよ」
と教えて下さった ク~さん。

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「あそこが『石転び雪渓』で、高いところが北股岳だよ」 

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私も いつか行ける時がくるかなぁ。

 

 

ク~さんとヒ~さんは 従兄弟同士で・・・

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小屋1泊しながら お二人であちらこちらの山を歩いていらっしゃるそう。

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お二人で 楽しそうに食事の準備をして美味しそうに食べていらっしゃる姿が
とても印象的だった。

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いろいろお世話になりました。
ありがとうございました! \(^o^)/ 

 

 

山頂から小屋の方に戻ると、
小屋の前にいらした管理人Iさんが
「あれが温海嶽、その手前が摩耶山だな」
と教えてくださった。

おお~! 確かに あの形は温海嶽と摩耶山だ~!

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 湯ノ沢岳~母狩山も見えるじゃないか!
意外に近くに見えて ビックリ。

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 小屋前からふり返って見た以東岳山頂のシルエット。

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・・・と、
管理人Iさんが
「碧玉水に行ったことあるか?」
と私に訊ねた。
「ありません」
と私が答えると
「帰らなければならない時間が決まってなかったら、
 こういう時に行ってみたほうがいいよ。
 下り7分、登り13分、ってとこかな。
 わかりづらい所には ロープが張ってあるからさ」
とのこと。

なるほど、そうだな。
行ってみよう。

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けっこう急な下り。


 

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 下っていく途中の大きな岩に、標示あり。

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ここから まだ下る。

 

 

 

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ミヤマリンドウのつぼみが 一つ。 

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あの辺りだな。 

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あった!

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 飲んでみたら・・・うまいっ! \(^o^)/
とても甘く感じたぞ。
この水でコーヒーを飲んだら 美味しいかも!
・・・と思ったけど、容器を持ってこなかったので そのまま戻る。(;^ω^)

 

小屋の方を見上げたら、
Iさんが両手を上げて振ってくださった。
「美味しかったですよ~」の意味を込めて 手をふり返した私。
容器を持たずに来たことを後悔。

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モミジカラマツも まだ咲いていた。
遅くまで雪渓が残ってたからだなぁ。

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この辺りにアオノツガザクラがたくさん咲いたところを見てみたい。

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水鏡になった大鳥池。
その湖畔に建つタキタロウ小屋。
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碧玉水、とっても美味しい水だった。
この水も、東沢の方へ流れていくんだなぁ。

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急斜面を登って小屋に着くと、
山頂には 独りの登山者の姿が。

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ゆっくり朝の景色を眺めたし、
碧玉水の水場も見てきたところで、
私もそろそろ下山するとしようか。

 

               

               ・・・④へ続く・・・