母狩山への縦走路の方へ走っていったSくん、
どうしたのかと思ったら・・・
間もなく戻ってきた。
「ちょっとだけ縦走してきた!(*^-^*)」
「 え~っ! 私も行きたい~!」
私も行ってみることにした。
もちろん、TさんとYさんも。
どのくらい進んだだろうか。
初めは ヤブのような所もある雑木林だったけど、
そのうち ブナ林になった。
そのブナ林の美しさに、一同感激!
あ・・・(;^ω^)
あそこにいるのは、ブナに登ろうとしてるTさんじゃないの(笑)。
こちらは、
ブナの木 2本を使って 登っていくSくん。
子どもの頃、こういう遊びが大好きだったぁ。( ´艸`)
ユラユラ揺れてるような若いブナの林。
陽が差し込んでキレイ!
またまた いいところを見つけて座ってますな。
( それにしても あのブナ、
なんで あそこまで グンニャリと曲がってしまったんだろう? (;^ω^) )
振り返った景色もキレイ!
楽しそうじゃの~!
おっ! いたいた。
チョコレート色の花たち。
(これが花だなんて。何度見てもオモシロイ。)
「先に山頂に行ってきてから ここでお昼、ってのも良かったかも。」
「なるほど~」
「そう、ハエがいなければ。(;^ω^)」
・・・ほんと。ハエがいなかったら、ここで昼食休憩、いいなぁ。
「 寄り道して こんな素敵なブナ林を見ることができて良かった~」
と思いながら 木漏れ日が差す道を戻る。
(「三ノ俣山」まで行ってみたかったけど、まだまだ先だった。)
登山口~山頂の往復だけでなく、
こんなふうに「おもしろそう!」と思った方へ行ってみたり
寄り道してみたりするの、楽しいなぁ。
独りで来ていたら、
やっぱり熊が怖くて こんな寄り道はできなかっただろうな。
みなさん、ありがとうございます!
ウサギの・・・〇〇。( ´艸`)
ギンリョウソウ。
雪が解けたばかりの時、オウレンが咲いてるところも見たいな。
今は もう種ができてる。
笹の花が咲いていた。
分岐に戻り、今度は山頂の方へ。
標示は無いものの 右に入る道がハッキリとあったので、
ちょっと行ってみたら・・・水場のようだった。
( 飲めなかったけど。)
そういえば、
地図のこの辺りに 水場を示す印があったなぁ。
出ました! 『二番目に大きい木です』。
見上げると・・・
ツルアジサイが もじゃもじゃに絡まってる。
2つ花並んだチゴユリ 。
雪の多さを物語る根曲がりの木たち。
・・・あ! カタクリだぁ!
マンサクも!
最近まで この辺りに雪が残ってたってことだなぁ。
まさか カタクリやマンサクに会えるとは思っていなかったので
うれしい。
そして・・・
11:45頃 湯ノ沢岳山頂に到着!
「やった~! 熊に会わずに登ることができて 良かった! \(^o^)/ 」
「いや、まだ下山があるから!」
「・・・そっか。(;^ω^)・・・」
前に来た時は 梅酒を作るような大きなビンに入っていた『山頂日記』。
立派な箱ができているじゃないの。( ´艸`)
山頂は・・・
周りにけっこう木があって 眺望がイマイチ。
ここに記されてる山が みんな見えたらいいのにな。
三角点アリ。
山頂からさらに奥へ進む道もあるようだったけど・・・
ピンクテープは見えたけど、スゴイ藪状態みたい。
偵察にいったSくんは すぐに戻ってきた。
遠くの景色眺めたりしながら30分ほど休憩して 下山開始。
眺望がきいていたら のんびりしたかったな。
ずうっと急坂を登ってきたから、
今度は ずうっと急坂を下る。
登ってくる時以上に 足元に気を付けながら。
ヤセ尾根に来た。
あんなふうに
毎年 少しずつ山肌が削れていって・・・
少しずつ山の形も変わっているんだよな・・・。
「全てものが 少しずつ変化している」
山が あらためて教えてくれたことの一つ。
母狩山への縦走路。
昨年 M子さんと「湯ノ沢岳~母狩山~鎧ヶ峰~金峯山を縦走したいねぇ」
と話していたけど、ちょういどよいタイミング無く 実行できず。
今年は チャンスがあるかなぁ。
ここから鳥海山が見えるということは、
鳥海山からも湯ノ沢岳が見えるということ。
・・・鳥海山からの方からは、どこが湯ノ沢岳なのか 私にはわからないけど。
鎖場を下ったところで ふり返って見る。
お昼の時間を過ぎていて、昼食タイムにしたいところだけど、
休むのにちょうどよい場所(涼しくて平らで)が なかなか無い。
そのまま とにかく下る。
へんな枝。(;^ω^)
コブもあったりして。
登りの時は しょっちゅう あちらこちらで立ち止まっていたけど
下りは どんどん?行く。
それでも・・・
「あっ!」とか・・・
「おっ!」とか・・・
心にとまるものがあると 立ち止まってパチリ。
登りたくなる木が またあったぞ(笑)。
この木の向こう側は 切れ落ちてる斜面。
Sくんが登ってるところに 私も上ってみた。
同じ道を歩いても
登りの時と 下りの時とでは
陽の差し込み方が違うので
辺りの色も雰囲気も違う。
「朝は(辺りの色が)青っぽかったけど、午後になったら赤っぽいね。」
・・・確かに。
写真を撮るにしても、
「同じ道を戻ってくるんだから 下山途中に撮ればいいや」
と思ってると 違う色・景色になってしまってるんだよなぁ。(;^ω^)
登りと下りじゃ、目に入るものも違うし。
以東岳を眺めながら、
「今日は 熊の心配をせずに湯ノ沢岳に登れてよかった!」
と また言った私に、みなさんは・・・
「いや、まだまだ。車の所で熊が待ってるかもしれないし。」
・・・そ、そんな~。(;^ω^)
美しいブナの林。
紅葉の頃も とってもキレイだったなぁ。
以東岳が もうすぐ見えなくなる。
残雪と新緑の以東岳にも行ってみたいな。(虫が多そうだけど)
昨年も一昨年も 紅葉の時期に行ったから。
三合目の標示の所で ふり返って見る。
どんどこ下って・・・
また ふり返って見る。
杉林に入ったら・・・
一合目は すぐ。
杖に使ったらしい枝が 「どうぞお使い下さい」と立てかけてある。
お疲れさまでしたっ!
林道を下り、
鳥居のところで
「無事に登ってくることができました。ありがとうございました!」
と それぞれ手を合わせた。
14:30頃 登山口に到着。
スタートから6時間45分。
「湯ノ沢岳歩きをいっぱい楽しんだぞ~!」と充実感でいっぱい。( ´艸`)
湯ノ沢岳、ありがとう!
そして、
みなさん、ありがとうございました。
いろいろ眺めたり寄り道したりの山歩き、楽しかったです。\(^o^)/