別の本を検索していた時 この本が目にとまった。
おもしろそう! \(^o^)/
・・・と、即 購入。
「 森林管理の仕事を始めたころは、
樹木たちの秘密については 何も知らず、
木材をつくるために
木を伐り 新しい苗を植え
毎日のように 数百本のモミ・ブナ・ナラ・マツを眺めては
これはいくらになるだろうか、どれだけの板がつくれるだろうか
としか考えていなかった 」
という著者。
ログハウスツアーを企画する仕事や 原生林保護の仕事が加わり、
森を訪れるたくさんの人たちとの会話しながら森を歩くようになって、
子どものころに感じていた自然への愛が 心にふたたび芽生えたという。
( 5月 鶴間池 )
いろいろな疑問が出てきて・・・
その答えが見つかり・・・
また新しい謎がたくさん生まれ・・・
毎日のように新しい発見が続いて・・・
「生活が楽しいものに変わった」と。
( 5月 獅子ヶ鼻湿原 )
「樹木たちは
親子がいっしょに生活し子供を教育する。」
( 5月 摩耶山 )
「 コミュニケーションを取り合い、ときに助け合う。
その一方で 熾烈な縄張り争いを繰り広げる。」
( 5月 獅子ヶ鼻湿原 )
「 学習をし、記憶もある。
音に反応し、数を数える。
動かないように思えるが 長い時間をかけて移動さえする。」
( 8月 大朝日岳 )
そういうことがわかってから 著者は
営林方法を 樹木の習性を尊重したものに変えたそうだ。
( 5月 湯ノ沢岳 )
この本には、
著者が 森を歩き、調査し、考え、樹木たちから学んだことが
樹木たちへの愛情あふれる言葉で綴られていた。
そして
「 彼らは、これからも たくさんのことを私たちに教えてくれるにちがいない 」
・・・と。
( 5月 獅子ヶ鼻湿原 )
山を歩くことに対して
「山を歩かせていただく」という謙虚な気持ちになれそうな本。
( 5月 獅子ヶ鼻湿原 )