1ヵ月ほど前、コンビニでバッタリ会った友人Sさんに
今 山歩きをしていることを話したら、
「何年か前に友人と行くはずだったけど行けなかった大鳥池に、行ってみたい」
とのことで、この日 行くことに。
台風18号が九州辺りに接近してきていたけど、
この辺りは まだ影響はないようで、
曇りベースに 時おり日が差しそうな予報。
朝5時頃、 東の空には月があり・・・
うっすら朝焼けになった。
このまま天気がもちますように!
と 祈りつつ出発。
初めて大鳥池に行ったのは、昨年10月22日。
日帰りで以東岳に登った時。
朝3時過ぎに家を出て 真っ暗な中を登山口に向かったので、
どんな所を通って行ったのかわからなかった。
だから 今回は、
「こんな道を通って 去年行ったのか~。」
とキョロキョロ見ながら 泡滝ダム登山口へ向かった。
登山口近くの駐車スペースに着くと、すでに10数台の車あり。
半分以上は県外ナンバーだったかな。
ふと見ると、
車にスズメバチが入っていてビックリ!
何とか追い払って ホッとした。
8:10 駐車場をスタート。
同じ頃にスタートした人が 他に2・3人いて、
その人たちと 前になり後になりしながら 歩くことになった。
昨年は ヘッドライトを点けて暗い中をスタートしたので、
この泡滝ダムも ほとんど見えなかった。
水の透明度の高さに 驚き!
ここの辺りの山々から集まる水は、こんなにキレイなのか~!
登山口にある地図を見ながら、
大鳥川に沿って なだらかな道を歩くこと・・・
小さな沢をいくつか渡りながら行くこと・・・
つり橋が2つあること・・・
最後に『七曲がり』というクネクネ道の登りがあること・・・
などを確認。
登山口から入っていった。
雪の多さを物語る 根曲がりの木々。
昨日、この辺りは どれくらい雨が降ったのだろうか。
山のあちらこちらから 勢いよく水が流れている音がしている。
湿気を含んでしっとりした空気の中を歩く。
こんな時の植物たちは、
とてもイキイキしている。
大鳥川を覗くと、
川底がハッキリ見えるほど透明。
「ジ~・・・」という鳴き声がしているのは、
コエゾゼミだろうか。
最初の小さな沢が見えてきた。
ブナ林には、こんな小さなブナがたくさん生えていた。
これもキノコの仲間で・・・
これもキノコの仲間か?
ふり返って見る。
また小さな流れあり。
大雨が降ったりすると、ここを石や倒木が流れていくのか。
大鳥池の方へ土砂が流れたような跡。
ふり返って見る。
どっしりしたブナの木々もあれば、
斜面には こんなブナも。
この小沢の水も
大きな音を立てながら流れている。
山の斜面のあちらこちらを水が流れる音を聞きつつ
雨で流されたらしい土砂や倒木の上を渡りながら進んでいると、
「山は 少しずつ削られて、姿を変えているんだな・・・」
と 思う。
両側の斜面から流れ込む水を集め
大きな音を立てて流れる大鳥川。
しばらく その大鳥川を右に見ながら進む。
昨年来たのは、何日も雨が降っていない晴れの日だった。
その時とは違う山の姿を感じながら歩く。
サンゴみたい。
ふり返って見る。
水場あり。
さっそく 冷たい水をいただく。
コケ on コケ。
これもコケ。
薄紫色!
太陽が高くなるにつれ、
ブナ林に 上の方から陽が差し込むように。
ブナの木越しに 向こうの山を見る。
しっとりした雰囲気。
石にも苔が生えていて滑るので、気をつけて歩いた。
石の周りには、ブナの実の殻がたくさん。
足の指が カワイイ。
途中には、こんなところも何ヵ所か。
大量の水が 石や倒木を押し流しながら
ものすごい勢いで流れてくる様子を想像する。
登山道を管理してくださる人たちが、
ちゃんと歩けるようにして下さっていた。
ブナとともに多く生えていたトチノキ。
一つ目のつり橋、『冷水沢』のつり橋に来た。
つり橋の下を ゴーゴーと水が流れていた。
・・・②へ続く・・・